- ベストアンサー
無担保コールレートの意味と仕組み
- 無担保コールレートとは、日本の金融市場における短期金利の指標のひとつです。
- 好況時には日本銀行が国債などを売り、金融機関から資金を吸い上げます。すると金融機関は調達をコール市場で行い、無担保コールレートが上昇し、貸付金利も上がります。
- 不況時には日本銀行が国債などを買い、金融機関はコール市場での資金調達の必要がなくなります。その結果、無担保コールレートが下がり、貸付金利も下がります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
I. 質 問 「無担保コールレート」等について 下記をふまえて、つぎの意味・仕組み等につき、やさしくご教示をお願いします(場合によっては、できましたら、仮の名称 「A」などを使用する事例等を提示いただければ幸いです。)。 1. 日本銀行当座預金 2. 短期金融市場 3. コール市場 4. 無担保コールレート II. 回 答 あなたは、優秀な人です、この世界では、あなたのような人を天才チンパンジーと呼ぶそうです。 この事については、経済学界も、マスコミも、具体的には説明したがらない。 だから、確度を持って、これはこうだと、説明することは難しい。 現実の経済の動きを見て、こうなんだなあと、理解するしかない。 経済学も、マスコミも、具体的には説明したがらないから。 でも、漸く、説明する本を出版した。 国際銀行史研究会編の「金融の世界史-貨幣・信用・証券の系譜」 悠書館発行 2012年10月11日 この本によると(P6)、銀行業は、市場へのマネーサプライの増減を担う業務をしている。 そして、近代的な信用制度の中核となる銀行業は、手形や、小切手の振出と言うペーパー・マネーを用いた信用創造を行う事により、兌換紙幣などの形で、金、銀などの貴金属に限定されていた貨幣供給(マネー・サプライ)の限界を打破して発達を遂げた。(一部解りやすいように、省略部分を追記した) 銀行業が、この様に、手形や、小切手の振出と言うペーパー・マネーを用いた信用創造を行う事により、兌換紙幣などの形で、金、銀などの貴金属に限定されていた市場への貨幣供給(マネー・サプライ)の限界を、打破して発達を遂げた。 しかし、無制限に、手形や小切手を発行して、信用創造を行うと、銀行の破たんが生じたり、銀行間の競争の不平等が生じるので、国際決済銀行のBISで、自己資本比率により限界を規定されている。 このことを、理解しないと、この問題は理解できない。 銀行業は、この様な目的のため、、手形や、小切手と言うペーパー・マネーを使用するのです。 銀行は、企業や個人の住宅ローンにお金を貸し出すとき、小切手帳か、手形で、貸し出します、現金は、決して、使いません。ですから、銀行間の小切手や、手形を交換し、相殺する手形交換所、 コール市場(日銀が監督)が必要となるのです。 以上の事を踏まえて理解して下さい。 1. 日本銀行当座預金 民間銀行が、預金準備金(例の学校の教科書で習った預金準備率によって定まる、預金の取り付け騒ぎに備える準備金)として、日銀に預けるお金のための口座。 2. 短期金融市場 money market & capital market 期間1年未満の資金を調達する市場。 銀行が、コール市場で、お金を、日銀に借りるのは、オーバーナイトローン。一晩だけ翌日には返す。 3. コール市場 日銀が監督する、民間銀行間の手形や小切手の交換所。 民間銀行は、毎営業日、手形や小切手を持ち寄り、相殺して精算する。そして、相殺出来なかった残金は、日銀に、オーバーナイトローン金利で借りる。 毎営業日持ち寄り、前日の借金も含めて、相殺して精算するので、借金は一夜だけの借金(オーバーナイトローン)となる。 現在では、このオーバーナイトローン金利が、学校の教科書で習った公定歩合である。 4. 無担保コールレート 日銀が、無担保で貸す、このオーバーナイトローン金利。 以上、ああ、疲れた。
お礼
回答をいただき、誠にありがとうございました。 また、よろしくお願いいたします。