まず、英語の4技能とか言って、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのどれ?と普通考えます。しかし、その考えから脱却する必要があります。
もちろん、単語と文法を覚えればできるという、とても困った幻想が蔓延していますが、そんなのでできるはずがありません。(外国人が日本語をマスターしようしているとします。その人が毎日国語文法を学習し、国語辞典の単語をかたっぱしから覚えたとします。それで日本語できます??無理ですね。それと同じことをやる人が大勢います。)
ではどうするか。
まず、基礎は英語で考えるーーです。
次に、生の英語にふれていくーーです。
さらに、立体的に学ぶーーです。
1.英語で考える
普段、日本語で考え事をしますよね。
OKWaveでどんな回答がよせられるかな?とか、
今日の晩ご飯は何だろうとか、
こんどの休みはどうやって過ごそうかなとか、
となりのおじさん、むかつくとか、
いろいろなことを考えますよね。これを全部英語でやるーーするとどうなるか。
始めの段階では、日本語が邪魔してなかなか難しい
2ヶ月もすると、英語でやっていける自分に目覚める
慣れてくると、膨大な学習時間を自分のものにできる→1日3時間も4時間も、いわゆる勉強時間以外に捻出できる
ということです。しかし、マンネリ化したり、表現がうまくならないなどのスランプに陥ることもあります。できれば英語ができる相手がいると一番いいのですが、あとは、架空の相手と話すようにするのもいいでしょう。
古い本ですが、英語の神髄が書かれた名著「英語で考える本」(松本亨著)を読みましょう。英語と日本語で違うことが書いてある、ちゃんぽんの不思議な本ですが、そして、さっと読んだだけでは大した本ではないように思える本ですが、英語で考えるためのエッセンスが凝縮されています。
松本亨先生の「新しい英語の学び方」(講談社現代新書、絶版かもしれませんが中古で手に入るはずです)もおすすめです。また、大西泰斗著、ネイティブスピーカーシリーズ「ネイティブスピーカーの英文法」「ネイティブスピーカーの英語感覚」「ネイティブスピーカーの単語力1」「ネイティブスピーカーの単語力2」「ネイティブスピーカーの前置詞」などを手に入れてさくさくと読んでください。さらに前置詞の力をつけるためにロス典子著「ネイティブの感覚で前置詞が使える」ネイティブの感覚でもっと前置詞が使える」「ネイティブの感覚でもっともっと前置詞が使える」の3冊も読みましょう。
あと、単語力は、ニュースなどの実践的なものに対応でき、難関大学入試レベルの、英単語レボリューションシリーズで鍛えましょう。宮岸羽合著「英単語レボリューション Classic」「英単語レボリューション Renaissance I」「英単語レボリューション Renaissance II」「英単語レボリューション Modern」が一番実践的な本です。
2.生の英語にふれていく
やさしい英語の本をPenguin Readersからたくさん読みます。大事なのは知らない単語がない、わかりきっているというレベル(300語とか)からはじめることです。ただし、日本語で一切考えずに読むことです。そして、読み終ったら必ず内容をサマリー(要約)します。この練習を重ねましょう。ペーパーバックのやさしめのが英語のままで読めるレベルを目指します。レベルがあがれば、いろいろな本にチャレンジできます。こうなってくると読書も楽しくなります。そのレベルを目指しましょう。
また、リスニングもします。iTunes上にもEnglsih Aya Pad, 英語タウンをはじめ、初心者にも聞き取れるものがあります。そういうものから聞き始めます。
また、高1から高2レベル以上なら、アメリカやイギリスのテレビ番組をインターネットで視聴します。わからなくても面白そうなニュースを何遍も聞き、おおよそ内容をつかめるようにします。できれば同じニュースキャスターのものだけをはじめは聞きます。言い回しなど同じ人だとわかりやすくなってきます。おすすめはCBS EVENING NEWSです。あるいはABC, BBCなどもいいと思います。CNNはおすすめしません。
あと、sit-comと言われる面白い番組がたくさんあります。YOUTUBE上にもあるようですが、著作権の問題は注意した方がいいと思います。その上で、
Cosby Show
Family Ties
Full House
Wonder Years
などがおすすめです。
アメリカに留学したら、テレビとかよく見ると思いますよね?それなら日本で見ても同じですよね?
ということで、こういうテレビをどんどん見ます。
3.立体的に学ぶ
最後に、単にニュースをテレビで見るというだけではもったいないので、これを立体的に学んでいきます。ニュースと言うのはそのときどきに同じ話題ばかりが出てきます。アメリカですと、ちょっと前には、オバマがシリアに化学兵器があるから、攻撃するというようなことを言い出しました。するとそのニュースでもちきり。ハリケーンが来ればハリケーンがしばらく続きます。
すると、同じような表現が何度も言い方をかえて出てきます。
それだけではありません。新聞も英字新聞、あるいはインターネット上で子ども向けの英字新聞 Kids Newsなどーーを読みます。こうして、新聞で読み、テレビで何度も見れば、同じような表現をしっかり覚えていくことができます。
かなりレベルの高いところまで言いましたが、以上の勉強法であなたは、英語高校でもかなりレベルの高いところへ行き着くはずです。頑張ってください。
お礼
詳しく答えてくださってありがとうございます!すごくよくわかりました。 洋楽を聞くのは勉強になりますか?いつも聞いています。 その高校ではニュージーランドに留学できるんです。たくさん話せるようになっておかないと いけませんね…。がんばってみます。