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宅建
宅建の試験はどうして昔は易しかったのでしょうか?
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不動産賃貸業を営んでおります。 難しくなりましたか? 今は、特に勉強していない人でもそこそこの法律知識を持っている時代ですから、宅建主任というプロと依頼者というアマの知識の「差」、山でいう「比高」で見たら、たいして難しくなっていないような気がしますが、どうなんですかね。 仮に難しくなったとしたら、昔は業者に依頼して不動産売買をしたり、賃貸借する人が少なかった。つまり、重要性のない資格だったからでしょうね。 昔はたいてい知り合いを通じて探してもらっていましたし、まあ善し悪しは別にして、大家と言えば親も同然と言われてて、大家に「夜間に大声を出すな!」と言われたら大声を出すのを我慢した社会でしたから、宅建業者の需要がありませんでした。 あってもなくてもいい資格なら、そんな面倒なことを要求する必要はないのです。 ところが今は大家が何を言っても言うことなんて聞かない時代。ウルサい・ウルサくないで借主どうしでケンカする時代です。 みんなそれなりの法律知識をもって、なにかにつけて業者にかけこんで相談する時代ですから、中途半端な知識で「宅建主任です」とふんぞり返られては困るわけです。 素人の知識量(山でいう"麓の標高")が変わってきているのに、昔と同じ難易度(山の標高)の試験だと、素人は「なんだ、そんな程度で合格できる試験なのか」と言い出しますから、プロとアマの違いを認識させるためにも、従来よりもめんどくさい試験になります。