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「アングロサクソン」
現在、一般的に「アングロサクソン」と言えば何を総称した言葉なのですか? ・プロテスタント系白人ですか? ・イギリス人の事ですか? 過去の歴史の流れは(ゲルマン族・・・云々)はよく理解できないので単純に教えていただければ幸いです。
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maris 氏に代わって補足質問に回答します。( maris 氏はわたしが答えることは、了承しています)。 >ひとつ疑問なのですがまたご批判があるかもしれませんが、無知を承知でお聞きしますが >#3さんご指摘のように「アングロサクソン」とは安易に使う言葉じゃないのでしょうか?または公共の場で使う言葉じゃないのでしょうか? 「アングロサクソン」とは、maris 氏が述べているように、「歴史的な」言葉で、歴史を考えると、意味が色々あります。現在イギリスと呼ばれている国の過去二千年ほどの歴史を振り返らないと、はっきりした説明が難しいです。(そのため、もっと詳しい話のある過去質問を maris 氏は参考に挙げています)。 アメリカやイギリスのなかで考えると、「スコットランド系」とか「アイルランド系」などに対応するのは「イングランド系」です。しかし、「イングランド系」というのは、英語で言うと、English になり、English は、「イギリス人・英国人」のことだと考えている人が、世界には大勢います。 (英語の辞書を引くと分かりますが、Englsh で、「イギリス人・英国人」とあり、次に、「Scotsman, Welshman, Irishman と区別してイングランド人」と書いてあります。調べてみてください。English で、英国人という意味と、イングランド人という二つの用法があります。……「Scotsman=スコットランド人」、 「Welshman=ウェールズ人」、 「Irishman=アイルランド人」です)。 そこで、出自・血筋などを言う場合、イギリスを構成するイングランド、スコットランド、ウェールス、北アイルランドなどのなかで、イングランドの人または、その血筋だというときには、English でもよいのですが、より明確に限定するため、「アングロサクソン」という言葉を使います。 この言葉だと、歴史的な過去のイギリスの歴史に遡って、「イングランド系」というのは何かということを表示できます。また、「English =イギリス人」という、厳密には違うが、多くの場面で、慣習的にそう呼ばれている使い方と区別できます。 そこで、「公共の場で使う言葉ではない」というのは、違っています。別に公共の場で使っても問題ではありません。また、「安易に使ってはいけない言葉」でもありません。 ただ、アングロサクソンというのは、現代では、イングランド系ということとほぼ等しく、常に、スコットランド系やウェールズ系と対比して使われる言葉です。それは「血筋」のことで、歴史的な過去の経緯も含んでいます(つまり、かつて「その領土で、日の沈むところはない」と誇った大英帝国の中心に、イングランドがあり、アングロサクソン系の人々が、大英帝国の中枢にいたとも言えるのです)。 そう言った背景の知識をある程度分かっていて使う方が無難な言葉です。(イギリス人、またはアメリカ人などで、フランス系などと比べてイギリス系だというので、「あなたは、アングロサクソンですね」というと、イングランド系の人の場合は、それで合っているので問題ありませんが、「スコットランド系のイギリス人やイギリス系アメリカ人」の場合だと、「違います。スコットランド人(系)です」と反論され、相手に不快感を与える可能性があります。……そういう意味からは、他の人を呼ぶときは、注意の必要な言葉です)。
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- sophia35
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度々ごめんなさい、#4です。 ちょっと付け加えておこうと思って再訪しましたが、既に素晴らしい回答が来ていましたね・・・(汗) #6さんのご回答で >「スコットランド系のイギリス人やイギリス系アメリカ人」の場合だと、「違います。スコットランド人(系)です」と反論され、相手に不快感を与える可能性があります。……そういう意味からは、他の人を呼ぶときは、注意の必要な言葉です)。 とありますよね。私の祖母も国籍はイギリス人ですが、系統としてはスコティッシュですので、ピクト民族としての誇りの様なものがあり、アングロサクソン系として 見られることには強い不快感があったようです。 単一民族だから日本人には分かりにくいかもしれませんが、そのくらいデリケートな言葉だから、不用意にイギリス系の人だからと言って使えないと言う事です。 ただ、民族的気質と現代のビジネスシーンの状況に重ね合わせて、アメリカ経済のアングロサクソン的ビジネス戦略と重ねて使われることが最近では多いようですね。 http://www.google.co.jp/search?q=cache:vyREV251RkwJ:www.nnn.co.jp/dainichi/column/tisin/tisin0211.html+%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3&hl=ja&start=26&ie=UTF-8 実際の「不快感を覚える人間」の身内として・・・補足しておきます。
お礼
度々のご回答ありがとうございます。 やはり歴史的認識の甘い人が使う言葉じゃなさそう ですね。 一般生活の中で安直に使っているその他の言葉にも 歴史的認識不足によっては受け手に不快感を与えてしまう可能性があるということですね。
- maris_stella
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歴史的な名称としてのアングロサクソンは、かなり複雑な説明が必要です。しかし、「現代(大体、20世紀から、現在2004年まで頃)の「アングロサクソン」の一般的な意味で答えます。 >・プロテスタント系白人ですか? 「プロテスタント系白人」というのは、アングロサクソンを含みます。大体のところ、「アングロサクソン<プロテスタント系白人」と考えると分かりやすいです。 プロテスタント系白人は、アングロサクソン以外に、ドイツ系、オーストリア系、オランダ系などがあります。またスコットランド系も、プロテスタント系白人ですが、アングロサクソンではありません。 >・イギリス人の事ですか? 「イギリス人・英国人」は、「イギリス=連合王国という国家の国民」のことだとすると、イギリス人は、アングロサクソン系(イングランド系)、スコットランド系、ウェールズ系、アイルランド系、アジア・中近東・アフリカ・南アメリカ原住民の移民や混血の人などに分かれます。 「アングロサクソン」とは、イギリスのなかでは、イングランド人・イングランド系の人のことで、アメリカとかオーストラリア、その他の地域では、「イングランド人の子孫」や「イングランド系の血を(主に)引いている白人」ということになります。 --------------------------- 「イングランド系の血を(主に)引いているプロテスタントの白人」が、大体イメージで合っているのですが、プロテスタントというのは、信仰する宗教の教派の名前です。アングロサクソンの人で、カトリックやイスラム教を信仰している人も、少数ですが存在するはずで、この人たちは、プロテスタントではありませんが、血筋からは、アングロサクソンということになります。(「アングロサクソンのカトリック教徒」、「アングロサクソンのイスラム信徒」等となります)。 --------------------------- もっと細かい説明や話は、次の質問の回答などを参照してください(歴史も考えているので、たいへん、複雑な話になっていますが)。 >No.521529 質問:なぜ、Englandをイギリスと教えるのか >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=521529 >No.174774 質問:アングロサクソン系とはなんですか? >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=174774 >No.164410 質問:イギリスと言う名前はどこからきましたか? >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=164410
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 アングロサクソンを安易に定義ずけるのが難しいと思いました。 ひとつ疑問なのですがまたご批判があるかもしれませんが、無知を承知でお聞きしますが #3さんご指摘のように「アングロサクソン」とは安易に使う言葉じゃないのでしょうか?または公共の場で使う言葉じゃないのでしょうか?
- sophia35
- ベストアンサー率54% (637/1163)
お礼を有難うございます。 補足にお返事しようと再来しましたが、#3さんが先に書かれていますね(^_^) イギリス人と言っても現代は色んな民族が混じっていますので、断定は出来ないと考えられた方がよいでしょう。イギリスの基礎を築いた民族がアングロサクソンだと認識しておくにとどめておいた方が良いと思います。 因みに、同じブリテン島内に同存していても、アイルランドやウェール人はアングロサクソン民族では無いのでお間違いなきように。
お礼
度々のご回答ありがとうございます。 やはり一般的な総称として定義ずけるのは無理があるみたいですね。ありがとうございます。
- basil
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「イギリス人=アングロサクソン」と決めつけるのは無理があるかと思います。例えて言うなら「大阪府民=大阪弁で話すひと」というくらい乱暴な理論なので、parinora68さんが自分の頭の中だけでおおざっぱに「だいたいそんなかんじ」と基準づけるのは勝手なんで文句はないんですが、公共のWEBサイトにそんな乱暴な定義は書けません。 と、言うような意見から、ご自身で判断してみてください(^^)
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。 >例えて言うなら「大阪府民=大阪弁で話すひと」というくらい乱暴な理論 そうなんですか!でも一般的に言ったら大阪弁=大阪人とおもうのが普通と思いますが・・・ >公共のWEBサイトにそんな乱暴な定義は書けません。 と、言うような意見から、ご自身で判断してみてください(^^) 小生に歴史的認識不足を認めたうえで本当に疑問だったので質問しましたし、返答しました・・・ 結構ショックなご回答なのでヘコンでます。
- sophia35
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こんばんは。 単純に回答すれば ・プロテスタント系白人ですか? 違います。 ・イギリス人の事ですか? 主にイギリス人を指していいますが、厳密に言えばイングランド系の民族も含みますので、一概に断定は出来ません。広く言えば、イングランド移民が多い米国やオーストラリア、ニュージーランド人の一部もアングロサクソンだとおもいます。
お礼
ありがとうございます。 総称としては イギリス系の人=アングロサクソンと理解していい ですかね。
- basil
- ベストアンサー率35% (148/420)
大辞林によれば、 アングロサクソン[Anglo-Saxon] (1)五世紀頃よりドイツ北西部から移動、グレートブリテン島に定住したゲルマン民族の一派。現在のイギリス国民の多数を占める。 (2)イギリス国民およびイギリス系の人々やその子孫。 とあります。
お礼
ありがとうございます。 イギリス人=アングロサクソンでいいんですかね。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 やはり歴史的背景をもう少し勉強しないと いけませんね。 長文なご回答ありがとうございます。