30年以前の知識の回答や質問に答えていない回答があるので書きます。
>何種類も出ているので、どれの事かわかりません
一つの酒造会社で何種類もの銘柄を出すのは普通のことで単一の成分の銘柄しか出さない会社はありません。最も少ない会社は剣菱でしょう。
さて、なぜ多数の銘柄が出せるのか。
1 原料の米の種類と精米歩合の違いです。原料米は酒造好適米だけで何十種類もあり、精米歩合も自由に変えられます。この組み合わせだけで何万、何百万、何億種類もできるでしょう。
2 日本酒の核心的な旨さは甘さです。甘さは官能的に感じるものですが人により様々です。客観的指標として日本酒度(比重の一種)があります。日本酒度は酒の造り方でかなり自由に調整できます。
1と2を組み合わせたらトンデモナイ数の日本酒ができることになります。日本酒のメーカーはその中の売れそうなものを選択するわけです。なお、米の種類や日本酒度を一緒にしてもメーカー間の香味の違いがあり差別が生じます。
>同じ蔵元でも、日本酒度、酸度もばらばらなのに、どうして特定しないのでしょうか?
製造した酒を全部ブレンドすれば同じ品質の酒ができます。そのような一点狙い(ホームランか三振か)では売れなかったときの経営に対する打撃が大きいのでホームランを狙うよりヒット狙いで何種類かの製品を出します。売れる製品を増やし、あまり売れない製品は止めることになります。理由は消費者の嗜好は数年で変化します。常に数多くの製品を出し市場にキャッチアップすることをメーカーは心掛けています。
細かく回答すればするほど素人(失礼)さんには理解ができなくなるでしょう。それほど日本酒は複雑な酒です。
なお、未納税酒は特定のメーカー間の取引はありますが一般的ではありません。日本酒を誹謗しようとする勢力(某S社&広告業者D)の悪質なデマの結果未だ正しい理解のできない者が多く残っているのは悲しむべきことです。