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氷の壁・・・って、解けないんですかね?
福島の原発の漏洩事故、氷の壁で汚染水を遮断する・・・って、なぜ?氷の壁?そもそも氷は解けないんですかね?前例はあるんですかね?
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前例としてはトンネル掘削等がありますが、小規模な物のようです。 福島原発問題の例では次から次に山側から元あった川筋に沿った地下水脈を通って数百トン(それ以上?)の水が毎日流れてきます。 延長数kmオーダーの氷の壁がそれらの水に接しているので膨大な量の冷却電力が必要でしょう。 言ってみれば川の中に氷の壁を作って水をせき止めようとするのに近いでしょう。 表面が水で融けていく熱量よりも、熱の伝わりにくい中心部と表面部の温度差の少ない氷を伝わる冷却熱量の方が少ないとすると、氷の壁は薄くなって行き部分的に穴が開いて地下水は勝手に流れてしまい、氷の壁がどれほど役に立つのか疑問ではないでしょうか。 勿論びっしりと冷却液の流れる管を張り巡らし大量の電力で冷却を続ければ良いでしょうが、それでは冷却電力用運転経費が掛り続け、設備メンテナンス費用等も考えると最も高価な装置になってしまうと思われます。 2011年6月時点で汚染水流出問題を防ぐ為に鋼矢板等を使った遮水壁の設置計画が進められようとしていましたが(馬渕澄夫内閣総理大臣補佐官:東北地方太平洋沖地震による災害及び原子力発電所事故対応担当)、当面の対策費用支出の増大を避けたい東電側や経済産業省側の反対に合い採用されませんでした。 この鋼矢板を使った方式の方が今後数十年にわたっての遮水壁の運用等を考えるとコストはずっと安く、安定して運用できる筈だったのではないでしょうか。 次等を参照下さい。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013090302000238.html 東電、費用公表に難色 「四方遮水壁 1000億円規模」 東京新聞 2013年9月3日 夕刊 >>>> 東京電力福島第一原発の汚染水問題で、福島県民らでつくる福島原発告訴団は三日、東電が汚染水対策として原発地下の四方に遮水壁を造るのが「最も有力」と位置付けながら、一千億円規模の費用や着工時期を公表しない方針を記していた内部文書を入手したと発表した。遮水壁は結局、海側にしか設置されていない。 告訴団は同日、汚染水漏れは管理のずさんさが招いた公害だとして、この内部文書のコピーなどを添え、公害犯罪処罰法違反容疑で東電幹部らの告発状を福島県警に提出した。 告訴団によると、入手したのは原発事故から約三カ月後の二〇一一年六月に、東電から政府側にあてた内部文書という。発電所の四方に壁を造って遮水する「地下バウンダリ」という対策について、基本仕様や記者発表の対応方針が書いてある。 このうち「基本仕様について」と表題のある文書は、1~4号機原子炉建屋などの地中の四方を囲む遮水壁の工事は設計がまとまり次第、着手する予定とし、「高濃度の滞留水(汚染水)をこれ以上海洋に流出させないために、『後追いにならない備え』とする」と明記している。 だが、併せて作成されたとみられる記者発表に関する文書では、遮水壁は設計次第で一千億円規模の工事費がかかる可能性があり、「仮に一千億円レベルの更なる債務計上を余儀なくされることになれば、市場から債務超過に一歩近づいたとの厳しい評価を受ける可能性が大きい。是非回避したい」と記述。発表する際は着手時期や費用を「今後の調査・設計次第で不明」とする方針を伝え、政府側に理解を求めている。 地下の四方に造るはずだった遮水壁は海側にしか造られず、東電側はこの設置費も公表していない。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は先月の会見で「建屋地下の汚染水は地下水位との微妙なバランスで管理している。不用意に陸側に壁を造ると、バランスを崩す恐れがあった。技術的側面の判断で、決して予算面での判断ではなかった」と強調していた。 東電はこの文書について本紙の取材に回答せず、告発状については「コメントは控える」としている。 >>>> http://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-ae09.html 凍土遮水壁への疑問 http://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-75d9.html 第二回汚染水対策本部 http://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a800.html 汚染水の海洋流出問題
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- nitto3
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溶けるよ、暖かな地下水が流れてくるんだからね。 ものすごい電気量です。
- hideka0404
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電気で常に凍らすだけで、氷を使っているわけではありません。
- E-1077
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一時的に周囲の土を凍らせるのはトンネル工事などでは使われています。 しかし、あくまでも簡易的な一時的なものですから、これを恒久的に維持するにはまだ問題があるようです。 良い案ではあると思いますが、それよりも循環装置やフィルターの開発をして、汚染水を増やしても安全なようにすることが良いと考えます。 海外の原発での燃料棒の保管は空冷が多いので、その点も今後改良し採用になる予定です。 果たして空冷にして、その空気をフィルターにかけておいても、漏れたらどうする?ということになるからです。 汚染水だけの問題は解決しても先があるのですよ。。。。。。 ちなみに、この案を出した方の研究では解けないそうですよ。 まあ、この時期にも北海道で前年度から今年春にかけての雪の処分が終わっていないことを考えると、案外いけるのかもしれませんね。
- kyoromatu
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とにかく電力を使い製氷装置(冷凍機)を永遠に稼動させて 氷を保持しないかぎりはどうにもならない すぐ溶けるでしょう やったところで一時凌ぎでゼネコンを喜ばせるだけ エルルギーの超無駄・・ 原発汚染水漏れ遮蔽としての前例はないようです
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