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第2外国語
理工系で第2外国語を選択するときにこれを選んでおくと便利というのはありますか? 数学ならフランス語、確率論だとロシア語、ガウスを原書で読むならドイツ語、素粒子ならフランス語みたいな感じで。 ←は適当に書いただけです。
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限定された分野の「学説史」まできちんと修めるなら,それを「お家芸」としてきた国の文献も読めるほうがいいです。しかしこれは,つぎの理由で現実的ではありません。 ・入学したての第二外国語を選択する段階で,そんな専門的な経緯はさっぱり知らない。 ・学説史は,将来はその分野を背負ってたつ「幹部候補生」が,奥義をきわめるために博士課程でやること。9割以上の院生は,試験管の振りかたを覚えただけの連中で,それにはあたいしない。 ・「しょぼい英文学科の入学者よりも,おれのほうが英語ができる」くらいの語学力がないと,第二外国語はものにならない。そんな実力では,専門的な文献なんかとうてい歯がたたない。<せめて>英語だけでも不自由なく使えるようになってね 笑。 というわけで,ぼくの回答は「なんでもいい」。好きな外国作家がいたら,「原書で読んでみたい」くらいの理由で選んでいいと思います。それが教養というものです。
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普通は自分が留学したい国の言語を選ぶんですけれどね(笑)。フランス語を勉強しても、あなたがフランス人と話す気がないなら、どうしようもないじゃないですか。要するにご自分のビジョンがしっかりしているかどうかというお話でしょう。ちなみにフランスなら理工系が立ち後れ始めているので、あなたの分野によりけりですが、将来的にあなたを雇う可能性もあるでしょう。研究が遅れている国を調べておくのも大切だと思いますよ。この点、中国語は便利かもしれません。今後、最大のマーケットになるでしょうから。
- tanuki4u
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理工系で第2外国語を選択するときにこれを選んでおくと便利というのはありますか? ↓ ないらしい。 1 今は大学院入試にない http://www.u-tokyo.ac.jp/index/e02_07_j.html 昭和時代にはあったかなぁ、あったような記憶もあるが、覚えていないくらい第二外国語はどうでもよかった。 2 数学科の人も言っている http://www.ut-life.net/people/n.tose/ 『分数ができない大学生』という著書で、もっと数学やれよと怒っている人だけど。 3 化学屋だけど、いらんかった 私のいた研究室自体は、ドイツでの研究蓄積が多い分野の研究だったが、ドイツ語文献は、大学院入試で必要だから試しに読めとか言われてような気がする。その程度。 僕らの頃は、(東大の理一では)独仏露の三選択で、どの言語を選ぼうと、基本的に男クラスだった。 独仏既習クラスと、独、仏それぞれで女子ありクラスが一個ずつ。 んで、露選択クラスは20人くらいの少人数だった。人数が少なかったという意味で、授業での教員・学生比率が高かったように覚えている。
お礼
後半、面白いお話ありがとうございました。また、リンクを貼っていただいた資料とコラム興味深かったです。 うろ覚えですが小平邦彦(別人だったかもしれません)のエッセイで、英独仏語圏でない国の研究者たちとの交流の場で彼ら同士で会話をするときにさえ彼らにとって母国語でないドイツ語で会話してくれてとても助かったと書いている場面がありました。 それを読んで、英語だけでも大変なのに他の外国語もスラスラわかるなんて凄いものだと感心したのと同時に、そのくらいできないとやっていけないのかと辟易した記憶があります。
横レス失礼で再投稿。 >自分の中では数学やるなら(日本語と英語は別にして)フランス語を取って置くべきなんだろうという仮説があって、同じように考える人がいるのかなと思って質問しました。 ぼくは数学からは逃げたくちですが,ふつう,ドイツ語とフランス語をやっておけばいいでしょうね。学問の蓄積がありますから。だから第三外国語としてフランス語もやりました。こちらは手が回らずにものになりませんでしたが,理系なら resume と図表をみれば,いいたいことの要点はわかります。 ついでに中国語もやりましたが,とくに当時は文化大革命の影響のために,クソ文献しかありませんでしたね。貿易でもやろうというなら話は別ですが,中国は蓄積がろくにありませんから,学術言語としては使い勝手がほとんどないというのがぼくの結論ですね。
お礼
>resume と図表をみれば そうですね。数式はどこも共通ですし文学作品を読むのに比べたら難度は高くないかもしれません。 中国語についてそのような結論をお持ちなのはそれを習得されたからこそなのですよね。その域に達するのは難しいかもしれません。 教養として手を広げておく余裕を持てるかということと、必要にせまられて勉強するのと両輪で考えればいいのかなと思いました。 示唆に富んだご回答いろいろとありがとうございました。
- ahiru634
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英語さえできれば問題ないので、他の回答者の通りなんでもいいです。 専門的な視点からではなく、大学生の視点から見ると理工系限らずに第二外国語をいかに楽しんで勉強できるかがポイントになってきます。 ドイツ語を選んだ人は辛いやら難しいという声をよく聞きます。点数も取りにくいとかなんとか。理系だから安易にドイツ語を選ぶな、が友人の口癖でした フランス語は男女比が同じくらいなので異性と交流したいという理由で取る人もいますね。ただ発音が難しい。 ロシア語を取ってた人、全員が試験前に悲鳴あげてました。発音やら文字やら大変らしいです。 中国語は文法が英語に似てるので取り組みやすいとか。あんまり取って後悔したという声は聞きませんでしたね。 以上が友人や知人から聞いた感じです。以下私が履修した外国語 韓国語は一言で言えば発音、文法、文字すべてが簡単です。日本語と似ているので楽勝です。 スペイン語は他の言語に比べれば簡単ですね。発音が簡単なので30分くらいで文章を声に出して読めます。スペイン語を公用語としている国も多いので一番おススメの言語だと思います。 こんな感じですかね。結局は自分の感覚にあった言語が一番です
お礼
質問の意図は、どの専攻ならばどの言語があとで役に立つ確率が結果的に高いかでした。英語はできてあたりまえ。理工系だととにかくドイツ語やれという感じです。No.4さんの回答をみてると最近は院試で第2外国語を課さないとあってとても驚きました。 現実にフランス語の論文を読まなければならないときになって、自分の感覚にあった言語はポルトガル語だと力説しても仕方ないかなと。自分の中では数学やるなら(日本語と英語は別にして)フランス語を取って置くべきなんだろうという仮説があって、同じように考える人がいるのかなと思って質問しました。 数学カテで聞いたほうがよかったかもしれません。 ともあれ、いろいろな言語についてのコメントありがとうございました。
補足
>英語さえできれば問題ないので そうでないケースがあるのです。 書籍ではなくて論文の話です。
補筆。 >専門的な文献なんかとうてい歯がたたない。 1970年代の東大理学部某学科では,3年次の演習で第二外国語(学生ごとに異なる;ぼくはドイツ語)の論文を読んできて発表しました。大学院入試でも「英語」と「第二外国語」があり,ぼくは満点でした。いまはプロフェッサーをやっているので,結果からいえば幹部候補生だったといえます。同期のなかでは最後まで就職できない劣等生でしたが 笑。そのレベルで回答しています。 現在では,そんな無茶な演習はできず英語文献で精一杯でしょうし,大学院入試も「英語」だけになっているはずです。将来の日本の学問は,腰くだけになるだろうね。
- nightcell01
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無いですね。 理数系でも現在の原書の90%以上は英語ですし。ですからドイツ人やフランス人も国際学会では英語を使う事になります。 好きな言語でいいと思いますよ。 理数だと就職先はメーカーになる可能性も高いと思います。 日本大手メーカーの国内外売上比は4:6、この6のうち アメリカ2:アジア2:ヨーロッパ2です。 今後アジアの比率がますます増えてくることを考えるとアジアに行く確率が高い。 工場の多くもアジアに有りますし。 そう考えると中国語などのアジア言語を学ぶ重要性は増すでしょうね。
お礼
>現在の原書の90%以上は英語 そうなんですか? その数字はどこから? >ですからドイツ人やフランス人も国際学会では英語を使う事になります。 学会で使われるスピーチや原稿は学会に参加しないと接する機会がありませんから、論文で出くわすのに比べて無視できますしあなたがおっしゃるように大概英語ですから問題ありません。問題はフランス語の論文やロシア語の論文にでくわしたときです。
- Sat_H
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文系なので理系分野は全くわかりません。 ただ、大学で学んだ知識・技術を外国に売り込みたいならば、その国の公用語を学ぶのはどうでしょうか?(たとえば中国とかブラジルとか)
お礼
ありがとうございます。 その方針だと大学入学前に決めるのは不可能ですよね?
お礼
>入学したての第二外国語を選択する段階... そうなんです。だから選択制になっているのでしょう。 実際第二外国語を履修するのは1,2年次であってその必要性を感じだすのは論文で参考文献をたどって行くときですよね。 物理的に遡ることは不可能なので必修科目として履修するときは入学前に抱いていた幻想に従って「えいやっ」と選ぶしかなく、必要性を知った後では自力で身につけなければなりません。 つまり、この質問に素直に従った回答がついたと仮定しても、実際の役には立たない(笑)。それを承知で質問しています。 自分の印象ではある分野については英語はとにかく圧倒的でこれで書かれた論文が読めないと話にならない。しかし分野によってはときどきロシア語の参考文献がでてくるし、フランス語はどの分野でもいくらか見られます。ドイツ語はほとんどみたことがありません。他の回答者で中国語について言及しているものがありますが、公用語は英仏独露の4ヶ国語しかないと決まっている(日本語も入っていない)ので必要性という意味ではこれだけ考えれば十分です。 ある先輩がセミナーにて「XXXについて書かれた論文はあるのですが、フランス語なので・・・」と言われていて、暗にフランス語は読めないのでその論文を調べることができなかった具体例となりました。そのとき初めて第二外国語もそれなりに必要な場面があるのだなと認識しました。 理工系だと専攻によってはドイツ語しか選べない場合があります。ドイツ語は古い論文くらいしか出会わない(理系だとあまり古すぎる論文を読むのは趣味以外に考えられません、リーマン面の理論を知るのにリーマンの学位論文を読む必要はない等)ので変だなと。それで「どういう根拠で大学は第二外国語のカリキュラムを提供しているのだろうか?」と思ったのです。