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南院の競弓における藤原道長の勢いと省略された二本目の矢
- 南院の競弓で藤原道長は伊周に2点リードしていますが、延長戦で道長は的を射貫くため、二本ずつ二回射ることになりました。
- しかし、質問文章には二回目のターンで射る二本目の矢について触れられていません。
- 道長の勢いから考えると、二本目の矢もすべて的中する可能性が高いですが、結局のところ道長の勝利は既に確定しています。
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イヤー、 私も同じ思いをしました。 よくわからないので、自分の解釈を変えたのを覚えています。 つまり、延長戦は2回、単純に考えて全部で8射されます。 道長は、abcdの4本、伊周は、1234の4本だと仮にします。 延長戦1回目、a - 1 - b - 2 の順に行われた。 延長戦2回目は、c - 3 - d - 4 の順で行う予定だった。 するとabは的に当たり、12は外した。 この時点で勝敗は決したので、 延長戦2回目は実施されなかった。 と。 ただ、弓の作法など、知りませんので、作法などを無視した私的な考えです 関係者に叱責されるかも知れません。 が、私はこれで納得しています。
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- Pinhole-09
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「いま二度延べさせたまへ」の解釈の違いでしょうか。 延長戦でなく第二試合の意味だと思います。 この試合は確かに道長の勝ちだが、それでは伊周が 可哀そうだ。 もう一回試合(二本ずつ二度)させて伊周が奮起して勝てば 一勝一敗の引き分けということで目出度し。 道長も気をきかして花をもたせるのではないかの期待も あったのではないでしょうか。 ところが道長は勝負はついた筈なのに再試合とはと、かちんと きて一度目は二本とも的の中心を射抜いてしまった。 伊周はこの勢いに恐れてふるえ二本ともはずして、2-0。 道長は二度目を射ようとしたが道隆に止められた。 ここで一本でも的に当たれば、第二試合も道長の勝ちがきまる。 まず間違いない。 伊周の二連敗になる。 中止すれば第二試合はないことになる。 道隆の考えでしょう。 そもそも道隆は初めの試合が終わった時、道長の技量を褒め 伊周にも客人に花を持たせたと褒めれば万事解決した筈。 道隆の器量が小でした。
お礼
回答ありがとうございました。 私の疑問はそもそも、二本の矢を持って射場に立つ以上、連続して二つの矢を射た後に、射手が交代するはずだから、道長の一矢の後に伊周の一矢の描写があるのが解せないというものでした。 また、「また入道殿射給ふとて、『摂政・関白すべきものならば、この矢あたれ。』」の射を延長2回の表の射であると思いこんでいました。 二人が並んで射ていたと解釈できる点に考えが至りませんでした。 延長で伊周は1本しか射てないのですね。
お礼
回答ありがとうございます。 私は射場に一人ずつ立って射ると思いこんでいました。 二人は並び立っていると思えばよかったのですね。 それならa - 1 - b - 2の射順になります。 延長戦は1回戦の途中、a - 1 - bまで行われた。 2は道隆が止めたので、競弓は1回戦の途中で中止になった。 これが正解なんですね。 すっきりしました。ありがとうございました。
補足
道長がbを的中させた段階で道長の得点は4点。 この後、伊周が全部的中を出しても3点。 もう逆転勝利どころか同点引き分けもできない。 だから、道隆は試合を止めた。 2対0が8対0になりかねない勢いでしたから、恥の上塗りをさせないためですね。 よい意見をいただき、決着がつきました。