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専門家の判断ミス(過失)
東京電力福島第一原発の事故をめぐる検察当局の捜査は、誰の刑事責任も問わぬまま終結する公算が大きくなった。 というのがニュースに出ていました。 危険を予測できていたのに対策が不十分だったと立証するには、専門家の間で当時、危険性がどの程度認識され、 対策の必要性がどう指摘されていたのか把握するのが不可欠だからだ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000009-asahi-soci 専門家は、判断ミスをしても、十分に考えていれば、過失は無いことになるのでしょうか
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国家レベルで情報の隠蔽や操作がされているので、検察も立件するだけの証拠が挙げられないのでしょう。
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N03です 補足を記入して頂き、ご質問が含まれていたので、回答させて頂きます。 >トカゲの尻尾きりですか? 全く違います。 企業体質、組織文化の話をさせて頂きました。 御質問の中に >対策の必要性がどう指摘されていたのか把握するのが不可欠だからだ。 と書かれておられますが、この文章の主語を今一度お考え願います。 「指摘」は誰が誰に対して指摘するのかをお考え願います。 「把握」は誰が把握しなくてはならないとお考えでしょうか。 東京電力という企業体の責任を追及するのと、その責任は全て技術屋にあるとして追及するのとでは、問題が全く別です。 ご質問 は、専門家(技術屋)の責任を追及すべきではないのか。というご主旨と受け取りましたが違いますのでしょうか。 回答者の方々もその主旨に沿って回答されておられます。 もし異なるのであれば、別途そのご主旨に沿ってご質問願います。 >幹部は知っていたということです 普通企業経営者という立場では「知っていた」では済まされません。 「知っていたけれど、技術は解らないから」「知っていたけれど、専門的なことは分からないから」では済まされません。 (技術屋や専門家以外の人が会社を経営してはならない。ということになってしまいます) 廃炉にするか否かは経営者の判断です。 。
- hekiyu
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この記事を書いた記者は、法律にかなり精通 した人であるように思いました。 少し専門的なりますが。 ”専門家の間で当時、危険性がどの程度認識され” ↑ 過失があったとされるには、まず危険の存在を 予見していなければなりませんが、その前提として 危険が予見可能であったことが必要になります。 この予見可能性ですが、これは無限に広げる こともできます。 たとえば、惑星が地球に衝突する可能性だって あるわけですから、予見可能だろう、といえば いえるわけです。 これで過失あり、とされたのではたまりません。 それで、専門家の間で、どの程度認識されて いたのか、ということがポイントになります。 専門家の間で、予見可能性がある、とされて いれば、予見できたはずだし、予見すべきだった といえ、過失が認定できるわけです。 ”対策の必要性がどう指摘されていたのか” ↑ 実は。 過失があるといえるためには、危険の予見可能性が あるだけでは足りません。 予見可能性があり、予見すべきだったと言えても、 回避が不可能なら過失はない、ということに なります。 この回避可能性も、やはり無限に広がる可能性が あります。 たとえば、予見可能性があり、予見すべきであっても、 そのときの、最高の技術水準で施行した場合であれば 回避可能性がない、ということになり、やはり過失は 認められないのです。 また、国家予算の全てをつぎ込めば、危険を 回避できるとしても、それは現実には不可能です。 現実に可能な範囲で、回避策をとっていれば、過失は ないということになります。
>専門家は、判断ミスをしても、十分に考えていれば、過失は無いことになるのでしょうか この問題は、東京電力という会社と一般論は区別しないと判り難くなるかと思います。 一般論としては、NO2の回答者の方の説明が妥当かと思います。 一連の報道並びに最近頻発させているトラブルの状況から見ますと、東京電力の場合には専門的知見を持つ社員の意見が純粋な技術論として、経営幹部の議題に挙がっていたとは思われません。 判断すべき立場の幹部も技術屋としての能力よりも、組織遊泳の巧みな人間が昇格就任していたのではないのでしょうか。 こうなると、事故後に技術職の立場にあった社員の責任を追及しても、単なるスケーブゴートで終わる恐れが多分にあります。 事件後に要求された報告書の提出に只管右往左往している会社ですから、社内のお互いの顔色が最優先されているのではありませんかね。今でも通常の赤字会社では信じられないほどの数の、顧問やら相談役が平然と席に就いているのではないのでしょうか?(詳細は寡聞にして知りません) 検察も捜査した結果本当に処分すべき人間は他にいると判断したのではないのでしょうか。但し、これを立証しようとすると相当に難しいかと思います。 まぁ~このような体質の会社ではまともな技術屋は育たないでしょう。
補足
>東京電力という会社と一般論は区別しないと判り難くなるかと思います。 なぜ区別する必要があるのでしょうか? >東京電力の場合には専門的知見を持つ社員の意見が純粋な技術論として、経営幹部の議題に挙がっていたとは思われません。 トカゲの尻尾きりですか? 2008年に経営幹部(後にF1所長になる吉田は出ていた)が出た会議で津波15mが示されています。 幹部は知っていたということです。
- TooManyBugs
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>専門家は、判断ミスをしても、十分に考えていれば、過失は無いことになるのでしょうか 専門家でも素人でも同じですが基本的に過失は処罰の対象になりませんから刑事責任は問えません。 過失で刑事責任を問えるのは過失致死、業務上過失傷害など限定されたもののみです。
補足
>過失で刑事責任を問えるのは過失致死、業務上過失傷害など限定されたもののみです。 現実に、福島では甲状腺がんは増えています。 セシウムが原因と思われる(当局は認めませんが)若い人の心臓麻痺も増えています。 放射線由来のガンや心臓麻痺が確認されれば、過失致死になるのでしょうか?
補足
>予見していなければなりませんが、その前提として 危険が予見可能であったことが必要になります。 現実として、吉井議員や岡村委員に指摘されています。 原子力のド素人の広瀬さんにも指摘されています。 専門家でない彼らに予見できたことが予見できないこと事態が、重過失では? 2008年に15mをシミュレーションしていて、あり得ないと、誤判断しています。 >回避が不可能なら過失はない 回避できないことがわかった時点で、即廃炉にすべきで、 その後運用したこと自体が重過失では?