「小職」の使い方について
先日、某大手航空会社会社の20代前半女性従業員(ヒラ社員)の接客についての不手際を申し出て、お客様相談室に「彼女からの謝罪文がほしい」と要求し、受取ました。その文章の中で自分のことを「小職」と使っており、違和感を感じました。
私の職場の男性上司が「小生」を多用しており、違いを自身でネットや辞典などで調べたところ
「小生」・・・(手紙で男性が)同等、あるいは同等以下に自分を謙遜する言い回しとありました。
「小職」については、辞書に記載はありませんでしたが、ネット等で調べたところ「官職が自身を指す?こと。また(役職者が)目上の者に対して使う言葉」とありました。
語源からすると自身では男性が用いるイメージが強いです。
「20代前半の世間も分かっていないような娘が「小職」など仰々しい表現だし、違和感を感じる。「わたし」「わたくし(め)」が自然ではないか」とお客様相談室に申し出ると「謙遜する一般的な表現で特に問題はない」との回答。
「小職など」日常で使わなく、かつ形式ばった言葉を(その娘が)知っているとも思えず、クレーム対応マニュアルをコピー&ペイストしたぐらいにしか思っていませんが、20代半ばの娘が(仮に)謝罪文として書くのに適切な表現なのでしょうか。
本題はここまで。
ちなみに謝罪文は郵送で来ましたが、最近その会社の屋号が変更になり、封筒の印刷済み社名のところに修正テープを用いて新しい屋号を手書きで書き直した封筒が届きました。
理由を聞くと「経費削減のため」だそうです。
謝罪文の言葉遣いといい、やはり常識や教養に欠ける会社だからこのような謝罪文や書面を送りつけてくるのでしょうかね。
お礼
後半、目からウロコでした。“小生”が目上に使えないのは知りませんでした。