必要な休養期間はトレーニング内容と本人の体力次第です。自分自身の体力の回復を見て、続けられるならガンガンやったらいいし、辛いなら頻度を減らすようにすると良いと思います。
筋トレは毎日やってはいけないとか、毎日やり過ぎると筋肉がつかないなどという情報がネット上には多いですが、どうかと思いますね。内容が様々なのに、一律に48時間とか72時間などと決められるものではないし、毎日やったからと言ってオーバートレーニングになるとは限りません。むしろ毎日やって筋肉がつかないというのは、毎日やれる程度の浅い内容だから筋肉がつかないのであって、頻度が多いせいでは無いなと感じます。単純に休息が必要なのは疲労するためなので、疲れてないなら休む必要は無いです。
スロトレということで、普通のウェイトトレーニングと同列で比較はできませんが、例えば普通だと下半身の日は、バーベルスクワット、レッグプレス、レッグエクステンション、カーフレイズを各4~5セット、そしておまけで腹筋をクランチ、レッグレイズで鍛えて、トータル1時間前後かけるぐらいのボリュームが一般的かもしれません。胸の日、背中の日も、だいたい同じようなボリュームで行います。
これを、少な目な人の場合は週1日ずつ合計3~4日だと思います。
ガンガンやる人は週2日ずつ。つまり合計5~6日やりますね。
それを考えると、質問者さんの内容では、その倍程度は出来るのではないかと思います。あるいは1日のボリュームを増やさないと疲労が足りないのではないかと思います。
もっとも、普通のウェイトでも、週2回ずつガンガンやったほうが伸びるような気がする時期もあるし、それだと辛くなってきてうまく回らなくなってきて、数日の休息が必要になる事もあります。あるいは仮に同じ部位を72時間休ませたとしても、他の部位をガンガン鍛えていることで休息が不十分だったりということもあり、一部位につき何日間休みを入れるのが適切だとは、簡単に言えないのです。
調子のいい時はとことん鍛えて、疲れてきたら休む。楽をしている時は伸びません。しかし無理をしている時も伸びません。調子が良いならとことん筋肉を苛め抜いく。一方、怠さを感じたりメンタル面にも影響するような疲労感が残るなら、オーバートレーニングなので無理せずにサボる。僕はそのようにやっていますし、それを正しいと信じています。
もしスロトレや自重に強いこだわりがあるわけではなく、細マッチョになるという目的優先であれば、ダンベル等調達して普通のウェイトやってみるのも面白いと思いますよ。
例えば質問者さんは2年ほどやってきてドクターの反応があったとのことですが、上に書いたようなウェイトトレーニングの場合、初心者でもだいたい10~20回つまり1~2ヶ月程度やっただけで、初対面の5人に1人ぐらいには、何かやってるんですか?と言われると思います。陸上部らやサッカー部やらテニス部やらを3~4年続けてきた人にも、体型だけなら半年で追いつき、追い越しますからね。そのぐらい即効性があり、変化も大きいです。
それと比較した場合に、なんの効果も無いと言う人がいるのも仕方のない事なのかもしれません。決して、質問者さんのやっている内容に効果が無いということではなく、相対的な意味だと思います。
質問者さんは現在、スローでも十分にキツく荷重できているという感覚があるようですが、きっと自覚がないだけで本来はもっと筋力はあると思いますよ。
トレーニングには「過負荷の原則」や「漸進性の原則」というのがあるのを聞いたことがあると思いますが、効果を出し続けるには、負荷を延々と足していかなければならないんです。
例えばやり始めた時の負荷が同じ場合、そのトレーニングを真面目に5年続けた人と、慣れるたびに負荷を足しながら5か月続けた人だと、恐らく5か月程度の人のほうが細マッチョです。負荷を変えなかった人は、2~3ヶ月の時点で既にそのトレーニングによる肉体改造は殆ど終わっていて、あとは維持になってしまい、ちょっぴりずつしか変化しません。
どんなに真面目に、何年続けても、負荷を少しずつ上げている人には追い付きません。
お礼
細かく、丁寧に、具体的なアドバイス、大変ありがたいです。 休みの考え方、 荷重に対する考え方、 その他 大変参参考になりました。 新たな気持で筋トレに励みます。