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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:与党が提出している年金改革法案)

与党が提出している年金改革法案の問題点とは?

このQ&Aのポイント
  • 与党が提出している年金改革法案には抜本的な改革が必要
  • 給付水準や保険料の上限などの内容に不十分さがある
  • 抜本改革案の先送りとなる可能性がある

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yale
  • ベストアンサー率58% (14/24)
回答No.2

年金改革に関する政府与党案が「問題の先送り」だと言われる理由は主に、 ● 国民・共済・厚生と乱立する制度の一元化に立ち入らなかった。 ● 第3号被保険者やパート労働者の取扱いに変更を加えなかった。 の二点です。国庫負担の財源に関しては、むしろ政府案には明確に盛り込まれていていますから、これが理由ではありません。いずれにせよ、上記二つの理由から、現在の政府与党案を「抜本改革」と呼ぶのは言い過ぎだと思います。 しかし、現行の制度の下でどのように年金財政をやりくりしていくかという観点に立てば、今回の与党案は一つの見識であり、玄人受けする案だと言えるでしょう。少なくとも給付と負担のバランス調整に言及していることは高く評価できます。勿論、その内容の正しさには議論の余地があるでしょうが。。。 対してスウェーデン方式を真似た民主党案ですが、これは最初の二つの理由から、実現できれば与党案よりもベターだと言えます。しかし、民主党が情けないのは、民主案を提示して半年以上もたっていると言うのに具体的な実現のスケジュールや数字を全く出せていないと言うことです。「今、党で検討中です。すぐに出します。」の一点張りです。国民の大事な冨に関することなのに、これでは話にならない。 もしあなたが家を改築したいとしましょう。ある工務店が美しく頑丈そうな家の「完成予想図」を持ってきました。それをとても気に入ったあなたは、「予算と建築スケジュールの見積もりが欲しい」というでしょう。しかし、工務店が「いやー、いま計算中だから」と言い続けたら、あなたはどう思いますか? 民主党は政府案を「単なる数合わせ」と批判しますが、年金政策では「正しい数合わせ」が一番重要です。今国会では、今の政府案を通すしかないとしても、民主党にはちゃんと具体的な案とスケジュールを出してもらって政権担当能力があるのだと言うことを示してもらいたいものです。

k_K
質問者

補足

 ご回答どうもありがとうございます。さすが専門家の方のご意見だけあって非常にわかりやすく、とても読み応えがありました。  ところで民主党は今国会で与党案の廃案も辞さないつもりで審議に臨むようですが、そのようになった場合、今後どのような影響が出てくるのか教えて頂ければと思います。申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

その他の回答 (2)

  • yale
  • ベストアンサー率58% (14/24)
回答No.3

> 民主党は今国会で与党案の廃案も辞さないつもりで > 審議に臨むようですが、そのようになった場合、 > 今後どのような影響が出てくるのか 御質問に補足解答させていただきます。 確かに民主党は与党案を廃案にしたいともがいています。しかし、私から言わせれば、これも民主党の無責任さと幼稚さを示しているに過ぎないのです。 前回は書きませんでしたが、今の与党改正案には給付と負担のバランス調整以外にも、いくつも重要な改正内容が含まれています。例えば、今の厚生年金には、離婚してしまった第三号被保険者の主婦は年金受給額が極端に減額してしまうという致命的な欠点がありますが、これに関して婚姻中に納付した分は夫婦で半分ずつ分割できるように改正されていたり、第二号被保険者(通常の厚生年金加入者)から結婚して第三号に切り替えるのを忘れていた人への救済措置などか含まれています。 今国会で与党案を通過させないということは、上記のような救済措置もとれなくなるといことであり、これによって救われず泣きをみる国民が大勢取り残されることになります。 確かに今の与党案は本当の意味で抜本改革ではありません。しかし、だからといって廃案にしてしまうのでは、民主党の責任政党としての在り方に大きな疑問符をつけてしまうことになります。民主党としては、夏の参院選に向けて与党のイメージ・ダウンと党の存在感を誇示したいのでしょうが、仮にも二大政党の一翼を担おうかという政党が取るべき手段とは思えません。まるで旧社会党や共産党のようです。 そもそも、年金制度の一元化を含めた制度改正は大掛かりなものですし、一朝一夕にはできません。社会保障制度全体の見直しも必要になってきます。これから本格的な議論をはじめても少なくとも五年はかかるでしょう。そもそも、短期間でできるはずのない話をやれるかのように喧伝して回った民主党が甘すぎたのです。 であれば、民主党が取るべき道は、現与党案に、五年後の次期改正に制度一元化を含めた案を検討の選択肢に含めるという約束を書き加えさせるということでしょう。しかし、パフォーマンスだけ得意な現在の党首にそれができるかどうか。。。だって、どうでもいいタレントを国会で参考人招致するなんて言い出す人ですから。。。小泉のいわゆる一元化発言も、民主党に対するこのようなメッセージだったと思うのです。でも、気づいてないだろうな。。。

k_K
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。前回に続き非常にわかりやすく、すばらしい説明で、yaleさんが非常に優秀だと言うことが文章からビンビン伝わってきました。また何かyaleさんからご回答頂けましたら幸いです。どうもありがとうございました。

  • amur131
  • ベストアンサー率34% (8/23)
回答No.1

一番大きな先送りは、国庫負担を1/3から1/2へ引き上げる、と言いますが、要は我々の税金を投入するワケでしょう。 ただでさえ、毎年膨大な借金をしないとやっていけない日本の国家予算から、どうやって年金へ回すカネを工面するか、ゼーンゼン決まってないんですよ。 これが一番大きい。 多分消費税をドーンと上げて年金に回すしか方法が無いって事はミーンナ分っているんだけど、口に出さないだけでしょう。 他にも、給付水準とか保険料の上限とか、出所不明な数字を挙げてますが、これってハッキリ言って、地方空港を作る時の利用者数予想や、地方の高速道路を作る時の予想交通量と全くオンナジ手口で、全て厚生労働省の都合のイイ数字をデッチ上げただけの事。 甘いコトバと夜道には気をつけましょうね。 まあ、今はネズミ講の末期状態ってところかな? この辺が、ミーンナ分ってるんだけど、口には出さない。 だから、抜本的改革にならないって、言うんでしょうね。 まあ、公明党としては、厚生労働大臣が自分のところから出ているから、ヨイショしなければいけない事情があるんでしょう、キット。

k_K
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました!

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