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都会人の農業理解について考える
- 日本の農業は大規模化が難しい状況
- 都会人が農業について意見する際に基礎知識が不足している
- 都会中心の国政が国土を荒廃させる可能性がある
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ANO22です。 お礼ありがとうございました。 貴方様の日本の農業に対する思いは、他のお礼文を読んでも十分私には届きました。 近年の世界恐慌は、マネーゲームの破綻によるリーマンショックやブラックマンデー、石油によるオイルショックなどですけど、私にとって真に恐ろしいのは農産物の不作による世界恐慌です! お金がなければ農産物は買えませんけど、お金があっても食べる物がなければ人間生きて行けません。 東日本大震災がありましたし、我が新潟県も中越地震がありました。 たくさんの支援物資が届きましたが、異常気象などで食糧が世界的に不足していたら、大変な事になりますよね? 石油やドルを持っている国よりも、異常気象の影響を受けない国が、農産物を武器に世界のリーダーになっているかも知れませんし、中国やアメリカあたりが武力と核を背景に席巻しているかも知れません。 現に最近の猛暑により、農産物に被害が出始めました。 これだけ贅沢でひ弱になった日本人が、食糧危機に対して堪えるられるでしょうか? 見た目の悪い虫食いの野菜や曲がった野菜を嫌い、野草や山菜の何が食べられどう調理したら良いかも知りません。 戦時中、都会の人が食糧を求め田舎の人に、頭を下げ憐れみをこい着物などと食糧を交換してもらったなんて、現代人は想像も出来ないでしょうね。 戦後日本は、加工貿易の国に舵をきりましたが、国の根幹は農業にあると昔の政治家は発信していましたけど、半分の人は正論を言い他方は集票のためだったように感じました。 最近、老人ホームの中でグループホームが流行りらしく、働きたい人には牧場や畑を用意する施設が増え始めたそうです。 私は、現役をリタイアした若い元気な?老人予備軍が、商業ベースに乗らない農業や介護の役割を担ったらどうかと感じています。 そして、基本は地産地商ですかね? 商業ベースに乗らないものは、地域で支え合う事。 大量生産して効率化は必要でしょうが、それはあくまで効率化出来る場所で、機械で作った綺麗な物は都会の人に食べて頂きましょう。 手間隙かけて、丹精込めた形が悪く虫食いの物は、地元で美味しく頂いたら良いのでは? 人件費だけでも商業ベースに乗らないでしょう? 今だって、農協に出さないお米は、皆さん天日干しにしてますしね~。 手のかけよう一つで、同じ作物が違う味なんて、都会の人は知らないのではないでしょうか?
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- rokometto
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そうやって当時もネガキャンしまくって逆に成功したのがサクランボと牛肉でしょ。 米だっていまだにカルフォルニア米やタイ米なんざ売ってるのすら見たこともないし。 なぜ農家は自分のやってることにもっと自信を持とうとしないのか? 卑屈過ぎ。 はっきり言って日本の農家が所得減ってるのはどう考えてもJAがピンハネしてるからでしょ。 あの組織がまずいらん。 逃げられないようにがんじがらめにしてきたけどね、あの組織は。 低コストで効率のいい新農法はピンハネが減るからつぶしてきたし、他にも政治に騙した農家の票集めていろいろ操ってきたし。 成功してもうけてる農家はJAを脱して直売してるとか輸出してるとかだし。 棚田については観光資源や世界遺産などをめざしてもいいじゃない。 どこでもいいから日本の棚田が登録されればそこから突破口ができる。 だいたい守ろうとか取り戻すとか主張してるけど、今まで急降下してkチア物を取り戻し守ってどうなるのよ。 攻めたり変わらなければ、それこそ未来はない。
お礼
JAは農家にも評判が悪い。しかも農機具屋もバカ高い機械で農家を苦しめている。それらを脱する人は才覚や勇気のある一部の人でしょう。日本全体の農業をどうするのかという青写真を誰も描けていない所に、自滅のシナリオのTPP導入です。たまったものではありません。
- cse_ri2
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私は質問者さんも他の回答者さんも触れないのが不思議なのですが、なぜ「補助金」に言及しないのでしょう? TPPは消極的容認(あまり賛成できないけど、主にアメリカとの連携を考えると無碍にはできない)のですが、そもそも日本の農業を守るのであれば、日本の農産物に補助金を付けて安くすればいいだけの話です。 たぶん質問者さんは、アメリカやフランスが農業大国であることはご存知かと思いますが、それらの国の農産物には補助金が付いており、その補助金ゆえに国際的な競争力を維持しています。 まあ、農民が強いのは日本だけでなく海外も同じなんですね。 TPPを導入するかどうかは別にして、関税を無くしても農産物に補助金を付ければ日本の農業は守れます。 関税にこだわるのではなく、海外と同レベルの補助金をつけることでグローバルスタンダードの立場に立てばよいのではないでしょうか。
お礼
米国は穀物メジャーという多国籍企業の働きもあって強いのだと思います。フランスの場合は補助金なのかも知れませんが。外国の農産物に関税をかけるか、自国の農産物に補助金をかけるか。両方のやり方があるのですね。勉強になりました。
- hideka0404
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日テレの「ザ!鉄腕!DASH!!」という、珍しい第一次産業の味方の番組があります。 番組内のDASH村のように、付加価値を付けて、商売というのは成り立つのです。 何も大規模農業だけが生き残りの術じゃない。 この前放送した雲仙のジャガイモもそう。 あの放送見た人が、おそらく通販で買い漁っているでしょう。 そんなもんです。 農家の人はJA嫌いな人も多くいますが、JAでもいろいろと頑張っているのです。 個人的にIT化といっても、なかなか難しいです。 うちの田舎の漁業も震災を期にIT化して、恩恵を受けています。 別にテレビ局に売り込まなくても、ユーチューブなどを利用して動画は公開できます。 ただ売りたいじゃなく、何か熱い情熱があると、人は惹かれるものです。 例えばお米農家なら、自家製のご飯のお供のフェスタをして、お米を食べてもらうとか、一緒に通販で購入できるとか・・・野菜では既に始まってますよ。 用水路が古いままなら、未だにフナやドジョウやナマズがいるでしょう? それを子供たち呼んで、生け捕りさせて、その場で食べるのも良いかも知れません。 日本人は米食べなくなりましたが、そうはいっても産地には拘るものです。 カリフォルニア米が輸入されようが、タイ米が輸入されようが、潰れなかったでしょう? やはり敵は国産ブランドなんですよ。
お礼
おっしゃるとおりです。できもしない大規模化をバカの一つ覚えのように叫ぶのは全くのナンセンスです。やるなら付加価値を付けてオンリワンとなることこそが活路でしょう。あるいはエンドユーザーとつながる接近戦をするか、ですね。ランチェスター戦略で言えば、そうなるでしょう。 ユーチューブも使えるツールです。しかしドジョウもメダカも今は田舎でも全滅です。 ブランド米で勝負する。……いま農業は最も危機とチャンスが裏腹な業種かも知れません。でも、TPPを入れたらそれもお終い、限度というものがあります。
- toshih2000
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多くの人が農業のことを良く知らないのは事実でしょう。 しかし、今の制度として 他の職業から農業への転職は非常に限られています。 どこかで求人を募集しているというはなしも聞いたことないし 親類などに農業を営んでいる人がいれば比較的入り安いですが、 専門的な職業でもあるため、ほとんどの人は先ず無理です。 このままでは農業人口は減る一方です。 このことについて、農業従事者はどう考えているのでしょう。 新しい人を受け入れなければ、継続することもできません。 若い人を入れなければ、新しいアイデアも生まれません。 メディアの問題があるかもしれませんが、農業従事者からの 発信はほとんど聞かれません。 不思議に思うのですが、 隣近所の農家が協力して機械を導入するなど どうしてできないのですか? 答えはわかっています。 本来はそういうことは農協の仕事なのですが、 農協が農協の役目を果たしていないからですよね。 それなら、農家自身がお互い協力するしかありません。 法人化や企業の参入を進めるしかありません。 今までの農業政策は農協政策でしかありませんでした。 農業の発展のためには、各農家が農協から距離を置くことが 必要なのです。 そして、農業従事者の各々がアイデアを出し合い、 発信して、お互い協力していくしかありません。 今の農協に頼っていたら、農協は生き残るかもしれませんが、 農業は壊滅します。 このことは、プロである農業従事者が一番わかっているはず。 事実として、政治家には農協の意見しか届いていません。 政治家が農協票をあてにできないように、 各農家が農協離れをすべきでは無いでしょうか。 (そもそも、多くの農家が農協の推薦する人に投票していること自体、個人の考えを持っていないということですよね)
お礼
「新しい人を受け入れなければ、継続することもできません。」といっても、新しい人を断ったことはありません。なぜなら、来ないからです。来ない若い人は断ることさえ出来ない。(涙) 「隣近所の農家が協力して機械を導入するなど」は、昔はしていました。しかしなぜか今はしていません。たぶん不便だからでしょう。同じ時期に一気呵成にしないといけないことを複数の家で出来にくいのです。相手が天気です、待ってくれません。 農業を恨む農民は多い。しかし、もしかしたら昔の地主と同じで、そこを離れて自立するのは多くの困難が伴うのでしょう。 今の農業従事者は老人ばかりですからね。多くは期待できません。 (だからといってTPPで潰しちゃえという話にはなりません。)
- dragon-man
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あなたが言われるように、田舎の棚田のように大規模化に向かない農地はたくさんあるでしょう。しかし小規模で老齢化が進む日本の農業の抜本的解決策は大規模化と法人化(株式会社経営)であることは確かです。大規模化が最終目的ではなく、農業従事者の若返りと効率化のための法人化は避けられません。 戦後GHQが行った農地解放は農業の小規模化と非効率化を促しました。再び大規模地主を生み出さないために、農地の課税を極端に低くし、農地転用と法人参入を禁じました。その結果集約化が遅れました。 TPP問題以前に、これらの状況を抜本改善しないと、近い将来日本の農業は壊滅するでしょう。なにせ農地はあっても、農業に魅力がなく、収益は上がらず、後継者がいなくなるからです。耕作放棄地を増やし、国土を荒れ放題にしているのは、今の小規模農業行政とそれにしがみついている既得権益者達です。 株式会社制度は人類が見つけた効率化の知恵です。農業以外のこの世の中は株式会社という仕組みで動いています。これを使わない手はありません。日本の農業を再生させ、持続可能な産業にするには農業の株式会社化は極めて有効な対策です。その結果、農地の集約化、大規模化が進むでしょう。
お礼
日本の大部分の田圃は、実は“棚田”であると申しているのです。校外に出てよくご覧下さい。 大部分の大規模化は地理的に不可能 → 単位面積の収益は上がらない → 魅力がない → 若い後継者は来ない → 法人化をする物好きもいない。 ちなみに、株式会社化が何をもたらしたか。儲けのために人間を浸食する資本の論理が、貧困化と多忙化を増殖してきたのではありませんか。堤未果『(株)貧困大国アメリカ』をご覧下さい。
- habataki6
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そもそも田の間に生活道路があるのが間違い、平地はすべて農地にして集積化を図るのが良いのですよ 見渡す限り農地という感じですね、北海道などは見渡す限り家など存在していないのですよ 関東も平地は全て農地として活用すれば国際競争力がつきますよ、つまりどこまでも農地という感じ ですかね、都会は山間部にすれば水もおいしいし、森林が豊富だし、コンクリ-トから卒業しないといけませんよね。
お礼
「平地」と思っている所は、実は平地ではないという残念な現実を私は最初から指摘しているのです。見渡す限りの農地は、実は所々に「畦」があり、そこで段差があるのです。よくウオッチングしてください。 一部例外的に本当の平地もありますが、あくまでも一部です。 関東平野が平地だと思ったら大間違い。東京で過ごすとやたらと~坂、という地名があるように、坂だらけです。歩くだけで良い運動です。 我が国土は山がちな「斜面」なのです。
しかし、ではTPPを導入しなければ農業と言う産業はバラ色なのでしょうか? ご存知のように、日本国内の農家は250万戸と言われますが、このうち90万戸は非販売農家(自給分しか作らない農家)なので、TPPなど関係ありません。また、農業所得で主に生計を立てている主業農家は僅かに36万戸。既に日本の農業は「生産業」としては崩壊していると言ってもよい状況です。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0520.html 一方で「国土が荒れる」と言うのは大切な指摘です。私がスイスに行った時に聞いた話ですが、スイスのあちこちで今も見られる放牧は、非常に美しい景色で旅行者の心を引きつけますが、実は牧畜業としては全くペイしておらず、完全に政府の補助金に頼っているとのことでした。しかも、農家の所得に対する農業実所得の割合は10%程度(つまり90%が補助金)とも言われており、ある意味日本以上の補助金漬けの状態です。それでも国内から反対が出ないのは、放牧を「牧畜業」ではなく「観光業」と割り切って、スイスの景観を維持して観光客をひきつけるための手段とみなしているためです。この精神は徹底していて、スイス連邦政府の憲法に「『環境保全のための農業』に政府が直接支払いを実施する」ことが明記されているほどです。 日本の農業もいずれはこういう道をたどるのではないでしょうか。第一次産業ではなく、第三次産業(観光業)としての農業。その結果、日本の美しい風景を求めて内外から観光客が来てくれれば、それは一つの農業の生き残り策であるように思います。
お礼
これは面白い視点からのご指摘をありがとうございます。観光業としての農業ですね。あり得ます。 ただ、山がちな国土の日本では、降った雨を蓄える貯水作用も田圃にはあります。「日本の川は滝だ!」と叫んだ欧米の研究者がいたように、降った雨をすぐに海に流してしまう。それをかなり保てるのが日本の田圃でもあったわけです。この側面も重要です。 あと、250-90-36=124で、半分は売った収益で生活をしているわけですから、「崩壊」は言い過ぎでしょう。TPPが入ると、本当に崩壊しますがー。
- kofusano
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難しい問題だけど狭い国オランダでこんな例もあります 米にこだわらない方がよいのでは http://www.j-cast.com/tv/2013/05/21175550.html?p=all
お礼
NO.4で触れたのはこれです。 しかし、後塵を拝することになる他、<主食を外国に頼る>という、食料防衛上の危機の問題もあります。日本人と米は弥生時代以来の付き合いですからね。(江戸時代は通貨でさえあった。)
- kittan_tan
- ベストアンサー率18% (19/101)
No,1の方の意見に激しく同意です。 農家の方は「今さえ良ければ」と言いますが、都会人からすれば「自分たちさえ良ければ」というようにしか見えません。 ただただ政局に揺り動かされない、他国に負けない自分たちだけの武器をお探し下さい。 日本人はそれができる民族です。 大丈夫です。 自民党は地方の農家の方々をお守りします。 今まで我々日本人の胃袋を支え続けてくれた業種の方々を見捨てる訳がありません。 ただこんなに厳しい時代です。 農家の方々にも痛みを分かち合って欲しい。 世界と闘える農業を見つけて欲しい。 そう言うことじゃないですか? 「自分さえ良ければ」という考えが国土を荒れさせるのです。
お礼
「他国に負けない自分たちだけの武器」って、何ですか。例を挙げてみてください。 「日本人はそれができる民族です。」って、日本人以外の民族が武器を作った例なら私は知っています。欧州のバイオ農業です。日本がやれるとしたらこれぐらいでしょう、ただし後発となります。欧州の後塵を拝することとなるでしょ う。 「厳しい時代」は自然に来たわけではありません。TPPを進めている多国籍企業が天文学的な儲けを偏在させた結果、世界の99%は貧困化したのです。それを免罪する議論は根底が間違っている。貧乏人の99%同士が争って何になりましょう。
- nosamajin
- ベストアンサー率23% (80/342)
確かにTPPを推進すれば色んな意味で日本が荒廃します。 農業は無論の事、食品や医療、保健等々が全て大国主導のルールに沿う形になり、日本が抗う余地がなくなる事だけは間違いないでしょう。 ご質問に触れられているように日本の農業では外国の農業に逆立ちしても敵いっこないのも当然の話です。 ただ、「都会人」=「TPP推進」という考え方は止めておいた方が良いです。 都会に住む人の中にもTPP推進に対して疑念を持っていたり、あるいはTPPに対して反対という人もいます(逆もまた然り。)。 都会の人は田舎の姿を見ていないから容認するんだとお考えのようですが、それでもTPPに対する危険性の主張に触れ、問題点を知ってTPPに疑義、あるいは反対に考える人もいますので、特定の地域に存在するから賛成(あるいは反対)と決めつけるのはまずいでしょう。
お礼
わかりました。 特に、TPPの場合は多分野に不利をもたらしますから、本当は連携しやすいのですが…。 ただ、生活環境が思考を左右しがちなのも事実なので、傾向としてはあると思います。
お礼
ここに質問をして、いろんなことが分かりました。 やはり、国民一般の農業や農民に対する無理解が多いこと。 それは、ふだん触れていないからと、そのように世論誘導されてきた結果であること。 例えば、日本の土壌は地力が弱く、傾斜地しかないので、劣悪な環境で凌いできた歴史が知られていないこと。そして経営努力不足のせいにされ、農業問題は専ら個人の生き残り戦略の問題に矮小化されていること。 農民は過酷で割に合わない労働を強いられるため子や孫は農業は継がなくてもよいという切ない心境であるのが、楽して趣味がてらにやっているなど、とんでもない誤解をされていること。 営利主義の発想しか持てない国民一般からは、日本の米作りは切り捨てと乗り換えの対象にしか見えていないこと。 農家でもなく都市市民でもない中間項の者が両者を媒介する必要があると改めて思いました。同時に、機会があれば農協の搾取の構図や政治家との癒着の歴史などをきちんと勉強したいとも思いました。 TPPで潰してしまった後に、農業は再生できないだろうと思います。