>よその知らないガキやおばさんの命を助けるために、愛する男性の命を後回しになんてされたくない。
貴方は正直な方ですね。感覚的には同意します。というか、正直に言うと大多数の方は貴方と同じ感覚だと思いますよ。
そうです! 「よその知らないガキやおばさん」にも「愛する人」がいて、その人達は知らないおっさん(=貴方の愛する男性)の命を助けるために後回しになんてされたくないんですよ。
ところで、貴方は「ケガや病気の為に緊急性がある場合は除く」という条件を認めておられますね。そうすると、一般的な成人男性より、女性・子ども・高齢者の方が虚弱なので、優先順位的に彼らが先というのは、一応理にかなっています。
この理屈でいえば、貴方の愛する男性が著しく虚弱体質で病気もちなら、女子供老人よりも優先して助けてもらえるはずです。よかったですね。
しかし、実のところ貴方とは別の意味で、緊急時には「完全平等」でもいいのではと思っています。
災害救助には、「トリアージ」という考え方というか行動指針があります。災害医療などで、傷病者の重症度と緊急度によって分別して治療や搬送の順位を決定することです。具体的には 1)助かる見込みのない患者 2)軽傷の患者 3)処置を施すことで命を救える患者 みたいに患者を分けます。で、3)の患者を優先して救う訳なんですが、このとき、患者は完全平等で、誰が優先という考えは勿論ありません。 例えば、5歳の幼児が生きていても、助かる見込みがないと判断されれば、治療すれば助かるかもしれない100歳の老人の治療が優先されます。
同様に「船が沈むぞ~~~」なんて時は「女性と子ども・老人を先に救命ボートに!」なんて言っている暇があったら、一番近くにボートにいる人から乗って行って、助かる人間の「数」を増やす方がいいと私は思っていますし、現実の災害現場はそんなもんじゃないかなーとも思います。
お礼
ご丁寧な回答いただきありがとうございました