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耐震化は必要なのでしょうか?(古民家リフーム)
北関東にて築130年程度の二階建て古民家(30坪)のリフォームを検討しています。 ネットで調べた所、古民家リフォームでは、耐震のために根固めや防湿処理など基礎の再工事が重要なように書いてありましたが、それらは本当にやらなければいけない事なのでしょうか? 先日、業者に床下を見てもらったのですが、湿気による大引の腐食はありましたが、それでも現在の平均的な大引の太さは残っているといわれました。柄や柄石は特に腐食・破損などしていないようです。 リフォーム資金に限りがある中で、素人考えですが、本当に基礎の補強や耐震化にそんなにお金をかける必要があるのだろうか…と思ってしまう自分がいます。 関東大震災も生き残った家ですし、311の地震の後も周りの家の屋根がブルーシートだらけになる中、瓦一枚落ちませんでしたし、倒れた家具・建具などもありませんでした(外壁の漆喰が一部崩れましたが)。 ただ、(311の際に)実際に揺れているのを見ましたが、10年前に建てた同じ敷地内の新居(在来工法)に比べてかなり水平に揺れているのは分かりました。 あと50年は住みたいと思っているのですが、詳しい方のご意見を伺いたいです。 よろしくお願い致します。
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- odasaga09
- ベストアンサー率28% (94/330)
いちおう専門研究家です(^^/ (本格再生実例作にはまだ至っておりませんが) 実際調査に入ってみないとなんとも言えませんが・・・ >あと50年は住みたい に本気なら、確立しているオーソドックスな手法(「降幡」流的な)を先ずは一番おすすめしますが。。。 ただ水平性が確保されているなら(あるいは軽微な修正可能な範囲なら)、柱脚が基礎に固定されていない石場建て・伝統古民家にはその部分での免振性を発揮するケースもある・・ と学術的にきちんと論文報告されている研究もあります。。 ただ、現代的耐震性(基準法耐震計算上のほうが効果実例・実証がはっきり結果成果に出ているので)をしっかりやらなければ、ある一定限界を超えたら、そういう建物は傾くとか一部の部分損壊では済まなくて、一気に倒壊までいってしまいます。 当然死に直面するわけですから・・・ 50年スパンならかなりの確率で大地震に遭うわけですから、そういう不安をかかえた住宅が 「住まい」として勧められるか、ワタシ的には論を待ちません。 前の方の回答・アドバイスにあるように、屋根の仕様、重量を一気に軽減するのは実行必須として推奨します。 また、基礎を補強作成するか、緊結するかは別として、各柱スパンの間の柱頭・柱脚をクロスに筋かい(斜材)と水平材トラス(三角形補強)構造にした耐力上有効な木組みに最低しておけば、倒壊死までの心配はなくせると思います。
- sirousagi1
- ベストアンサー率35% (730/2059)
現状において、柱の太さや梁の組み方や繋ぎ方などを見る事など、不安ならばなんらかの調査はしてみてもいいと考えます。 家の倒壊は、大凡で梁から柱の接合が抜けて生じますが、伝統家屋は柱に梁を通したりその逆もしかりで抜けないように組まれています。 しかし、これが釘やら金物が多く使われていると構造上台無しになってしまいます。 耐震診断と言う言葉を聞いたことがあると思います。 国が定めた方法で診断するんですが、現代住宅構法用と伝統的構法用の二つの方法があります。 こうした手立てを利用することも有りでしょうけど、これを基に改修すると多大なものになりそうです。 その他、北関東としても地震・風害などの地域としても履歴を判断材料の一つに加えてもいいと思います。例えば、群馬あたりなら、東日本や新潟での地震で被害らしきものはなかったと聞きます。 栃木では、屋根の棟瓦が落ちたところが多数あったようですね。 実際、知識のある人に見てもらって、“予算内でもこれっくらいはやっといても・・・”を探りましょう。但し、責任は他者へ及ばず、施主自身を宣しましょう。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
>耐震化は必要なのでしょうか?(古民家リフーム) 屋根の瓦は土葺きでしょう? でしたら、屋根はふき替えるのが宜しいです。 昔の民家の風情を維持しながら20世紀のテクノロジー(=金属)をつかって屋根を葺き直しましょう。 屋根を軽くすることは、構造体を強化するのと同等以上の効果があります。 最新の軽量な金属屋根材を一度ご検討あれ。 http://www.tsukiboshi-shoji.co.jp/product_27.html
- inon
- ベストアンサー率20% (773/3794)
難しい問題です。 最近の研究で古民家の基礎いわゆる石の上に柱が立っている状態の基礎の場合は水平移動して、丁度免震装置のように地震の力を逃がすそうです。 ただ、これも全ての古民家でそれが通じるかどうかは専門家に見てもらわないとどうにも判断出来ません。 壁量そのものがたりないと、水平移動する以前に倒壊するかもしれません。 要するに、耐震化が必要かどうかは専門家の調査次第、素人には判断出来ないと言うことです。