たぶん、けっこう偏っていると思いますし、出てこないだけで、もっとおもしろかったのもあるはずですが、、、
経済学初学者のときに読んだ、 ●竹森俊平『世界経済の謎―経済学のおもしろさを学ぶ』東洋経済新報社、1999年 はおもしろかったです。あと、スミスの『国富論』はぜひ読んだ方がいいと思いますが、もし、いまから読まれるのでしたら、値は張っても、 ●山岡洋一訳『国富論』日本経済新聞社出版局刊、2007年(上下巻) が断然おススメです。
経済史だと、我が国が、江戸期のうちに、心ならず資本主義への準備をしていたとする、 ●速水融 の近世日本経済史がおもしろかったです。あとは、日本の近代化において農村工業が独自の役割を果たしたとする、 ●谷本雅之『日本における在来的経済発展と織物業―市場形成と家族経済』名古屋大学出版会、1998年 や 近現代の日本史を淡々と述べていながら、思いが詰まっていることを感じさせる、 ●三和良一『概説日本経済史近現代』東京大学出版会 もよかったです。2012年に第3版が出たようです。
資本主義に関してというなら、それを外側から眺めようとしたマルクス経済学もいいと思いますが、これはよかった!というのがいま出てきません。
お礼
ありがとうございます。『長い20世紀』を読む前に読む前に読んでおくものなどありますかね?いきなりこの本から読み始めて大丈夫でしょうか?