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葬式で饅頭が出る理由

どうして 葬式で饅頭が出るのでしょうか ”ようかん”や”おはぎ”でもいいような気がしますが どうして葬式に饅頭が出るのでしょうか あと葬式で使用する饅頭ですが 葬式饅頭ではなく薄皮饅頭はだめなのでしょうか 教えてください。 よろしくお願いします。

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  • neil_2112
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回答No.4

仏教的にみると葬式饅頭を配るのは、「故人の所有していた財物を、広く喜んでもらえる形にして社会に返す」ことが目的である、と言えます。 ひとは生前にはなかなか物欲を断ち切れないわけで、その結果として死後に財物が残るわけですが、遺族はせめて死後にその財産を広く世間に返し、それによって故人の滅罪を図って成仏の因としようとしているのだ、と言えます。こういう行為を仏教では「布施」と言うのですが、その手段のひとつとして饅頭があるに過ぎないので、この目的に合致すれば別に羊羹でもおはぎでもよい事になりますし、実際に地方によっては実際に行われていると思います。 例えば、葬式に際して小銭を入れたおひねりをたくさん準備しておき、墓への道すがらこれをまいたり、あるいは訪れた乞食に施したりする、といった事なら昭和40年代ごろまで全国どこでもやっていました。あるいは、葬式にたくさんご飯を炊いて、村中の人間に食べさせる地域もたくさんありました。 これらは全部「葬式饅頭」と同根の行為で、「喜ばれながらたくさんの人の手にわたる」という共通の目的のためのものです。今でこそ饅頭はさほど珍しくも有り難くもありませんが、時代を遡れば甘くおいしい饅頭は貴重でとても喜ばれたはずですし、日保ちもするしハンディに取り扱うこともできますから、大変重宝したわけです。 ※ 以前、似た質問に回答していますのでご参照ください:  http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=285355 「お葬式にキャラメル?」 念の為に付け加えておきますが、ただ、このような行為がまるきり仏教の唱導で始まったわけではありません。上に述べた事は、ある程度まで「民俗の仏教的な説明」です。 実際には近世以来、例えば厄年にあたる年齢の人が神社でのお祓いの際に饅頭をたくさん準備して参詣者に配るとか、漁師町でどうしようもなく不漁が続いた時に呑めや歌えやのどんちゃん騒ぎをする、などといったように、ケガレというか一種の危機的状況の逆転を狙ってふるまいや散財をする、という伝統があります。葬式に限らずいろいろな非日常の事態、広義の「ハレ」の折りに我々日本人はふるまいを実践してきた下地があって、そういう精神性があったからこそ、布施としての葬式の布施一般がやすやすと根づいたと言えると思います。

参考URL:
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=285355
yoshi51
質問者

お礼

口を挟むことができないぐらいの素晴らしい回答 ありがとうございました ベスト回答に選ばさせていただきます

その他の回答 (3)

回答No.3

>どうして葬式に饅頭が出る・・ 回答に結びつきそうなページは、見つかりませんでしたが、↓は参考になりますでしょうか? http://www.sueki.jp/01/01-0001.htm http://www.city.takasaki.gunma.jp/sosiki/shishi/dayori/25/minzoku.htm 「横山光輝のマンガ三国志」の中に、敵兵の首をはねる代わりに「饅頭」を考え出した、というくだりがあったような記憶が・・(自信なしです) その史実とお葬式との関係は不明ですが、日本で(饅頭が)一般的になったころはまだ高価で、参列者への「もてなし」として適当だった、とは思いますね。 そのまま(手で)食べられるし、切ったりしなくていいし、何より結構日持ちがするし、老若男女に食べてもらえる、持って帰ってもらうにしても荷物にならない、というメリットもありましょう。

yoshi51
質問者

お礼

そんな昔から饅頭があったのですか >その史実とお葬式との関係は不明ですが、日本で(饅頭が)一般的になったころはまだ高価で、参列者への「もてなし」として適当だった、とは思いますね。 >そのまま(手で)食べられるし、切ったりしなくていいし、何より結構日持ちがするし、老若男女に食べてもらえる、持って帰ってもらうにしても荷物にならない、というメリットもありましょう。 よく考えればそういうメリットがありますね 回答ありがとうございました

  • masa009
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回答No.2

葬式に饅頭の理由は判りませんが、 米子では葬式饅頭は配りません。あんぱんとクリームパン。 裏付けは取れませんがサイト上にそういう話がありました。 http://www.sgy2.com/vic/essay/yoshioka_page/yoshioka_page07.html 次にわたしの実体験ですが新潟の田舎の方で高齢の方のお葬式に行ったとき、 天寿を全うしたお祝い? という事で赤飯を出された事があります。 下記サイトに解説がありましたが結構各地で赤飯もありらしいです。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sekihan/nazo.html

参考URL:
http://www.sgy2.com/vic/essay/yoshioka_page/yoshioka_page07.html,http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sekihan/nazo.html
yoshi51
質問者

お礼

「葬式饅頭」が無いとこがあるんですね あんぱんとクリームパン 共に甘いものですね。 教えてくれてありがとうございました

  • teinen
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回答No.1

 葬式の参列者に粗供養(引き物)として饅頭を配ったのが始まりで,これが一般化(饅頭屋の戦略かも?)したものであり,仏教と葬式饅頭に何の縁もありませんし,饅頭ではければダメだという理由もありません。  地方によっては,葬式饅頭は塩饅頭の地域もありますし,薄皮饅頭でも羊羹でもおはぎでも何だって構わないのです。  ちなみに私の住んでいる地域には「葬式饅頭」はありません。葬式の粗供養(引き物)も,デパートの商品券,ハンカチ,タオルなどに変わってきております。

yoshi51
質問者

お礼

粗供養(引き物)として饅頭を配ったのが始まり 「葬式饅頭」が無いとこがあるんですね 教えてくれてありがとうございました