- ベストアンサー
ナイアシン(b3)は冷凍・過熱すると減りますか?
鶏のささみにはナイアシン(b3)が11.8mgあるのですが、http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/niacin.html ナイアシン(b3)は冷凍・過熱すると減りますか? 減るとしたら他の摂取する方法はありますか?サプリメント以外でお願いします。他の食材探しましたが、年中毎日食べれる分で値段が手ごろで何より含有量が高いのがありません。難しい質問だと思いますが、宜しくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
いわゆるビタミンB3で、青魚、獣レバーに多く含まれる物質です。冷凍を含み調理には強いビタミンで、正式名ニコチン酸とニコチン酸アミドと言う名前から推測できるように、水溶性がありますから、煮汁まで利用することが肝要です。ただし、過剰摂取による障害もありますから、故意にビタミンB3(ナイアシン)を目的とした食生活は極めて危険です。 成人男子 14~17mgNE が必要摂取量 100mgNeを越すと過剰摂取 基本的には不足することが少ないビタミンです。というのは肉類を食べると必ず摂取される必須アミノ酸--トリプトファンから体内で生合成されるからです。トリプトファンの1/60がナイアシンに変化するとされています。白米(トリプトファン90mg/100g)を400gと肉(トリプトファン200mg/100g)を100g摂取すると、トリプトファンを560mg摂取する計算になり、そのうち1/60がナイアシンに変化すると、それだけで9.3mgNEのナイアシンの計算になります。 ・・・主食がトウモロコシ(トリプトファンを含まない)である中南米の人々にとってナイアシン欠乏(ペラグラ)は重要な関心ですが、日本人の一般的食生活においては、まず欠乏におちいることがない栄養素です。どちらかと言うと過剰摂取を気にすべき栄養素です。 よく誤解されるので、必須栄養素について説明しておきますが、人間の進化の過程で普段摂取する食事に含まれている栄養素は、それを体内で合成する能力を失っても生存に支障はありませんでしたから、自身の体内で合成する能力を失いました。 言い換えれば、必須栄養素は、偏食さえしなければ十分に足りる栄養素なのです。ビタミンCは先祖が果物や植物を食べていたため、わざわざ体内で合成する必要がない栄養素なのです。一方、肉食の犬や猫はビタミンCは体内で合成できますから、彼らにとっては必須栄養素ではないので、生野菜や果物を取らなくても平気なのです。 ナイアシンを多く含む食品 ⇒ナイアシン解説「健康食品」の安全性・有効性情報( http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail181.html ) ⇒ナイアシン -「健康食品」の安全性・有効性情報( http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail181.html ) ⇒ナイアシン - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%B3 ) ⇒トリプトファン - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3#.E9.A3.9F.E5.93.81.E4.B8.AD.E3.81.AE.E9.87.8F )
お礼
ご丁寧に説明ありがとうございました。必須栄養素の説明は特にありがたい情報です。普通通りに食事をすれば(バランスのとれた食事)良い事が分かりました。人間の体はよくできているのだと、関心しました。ビタミン・ミネラルには過敏にならないようにします。現在自律神経が乱れて心身症が出ているので食事を見直そうと思っていましたが、バランスの良い食事を心がけたいと思います。本当にご丁寧に説明ありがとうございます。(・∀・)