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心理カウンセリングの英語力について
- 心理カウンセリングに必要な英語力について疑問を抱いています。将来、英語圏の方を対象としたカウンセリングを行いたいと考えており、具体的な必要な英語力が分からないため質問しました。
- TOEICスコアや英検レベルとスピーキングの能力は必ずしも比例しないため、参考程度にどのレベルくらいで心理カウンセリングを行えるのかを知りたいです。
- 現在は忙しくて英会話スクールに通うことはできませんが、数年後に通う予定です。その前に必要な準備やアドバイスがあれば教えてほしいです。
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<日本人カウンセラーによる、日本国内に在住の外国人or海外圏在住の方を対象としたカウンセリングは、需要はあるのでしょうか?> まず無いと思います。他の諸国はわかりませんが、米国では医療、法的な話をする場合、患者、顧客が少し英語がわかっても誤解を招かない様に必ず通訳をつけます。また在住、観光で日本にいるアメリカ人が病院に行かなければならない場合、海外保険の会社から最初に色々な病院に連絡が行き、受け入れ態勢を調査します。精神内科治療の場合はまだその調査に関わった事がないので詳しくわかりませんが、米国の場合referral と呼ばれる他の医師からの紹介が大切ですし、特にカウンセリングは普通の医療通訳以上に意思の疎通が重要になるので、海外で医大卒業またはpost doctorate を終え、英語で患者を診れる医師(MD)か、それが不可能な場合は、医療通訳ができる通訳をつけてのカウンセリングになると思います。この場合にも患者はM.D. (Medical Doctor) を要求すると思われます。保険会社は支払いをする際に、医師からのmedical reportその他の書類を請求するからです。昔こちらで日本人が起こした刑事事件のために、彼の弁護士が二人日本人の精神分析医にアドバイスを仰いだのも、言語だけでなく文化的な要素を逃さないためでした。この二人の医師のうち一人は日本の医大卒業後、スコットランドでpost doctorate を終え、英国人と結婚して英語に不自由しませんが、現在日本ではeating disorder を専門とし、特に日本の若い女性、少女の患者さんを治療されています。またご自身は単に「カウンセリング」と総称していますが、こちらでは専門項目が多く(例:eating disorder)保険会社、患者もその専門家を紹介される事を望むと思います。一般医療と同じで、ただの医者ではなく、心臓内科/外科、脳神経科、泌尿器科その他数多くの専門分野があるのと同じです。しかしスカイプ等で海外在住の日本人にカウンセリングを行う事は可能だと思いますが、これには英語は必要ありませんね。 <日本は心理学の普及やカウンセラーの整備が諸外国に比べ非常に遅れています。> 整備が遅れている理由は文化の面で、精神病は恥とみなされ、患者の家族が積極的に治療を求めないためが大きな要素と考えられます。要は需要と供給の関係ではないでしょうか。以前こちらアメリカで十代の息子が傷害事件を起こし、精神内科治療を受けているにも拘らず、その母親は彼は精神的に問題は無い、自分が甘やかしたのが悪かった、と言っていたのを覚えています。またある別の件では二十代の若い女性が単身アメリカに来たものの、入国審査の際に突拍子もない事を言い出したので即最寄りの psychiatric ward に搬送され、精神分析医とのカウンセリングがありましたが、彼女の話す事は精神分析医でなくてもすぐに問題がある事がわかる程支離滅裂でしたが、その様な人を何故廻りの家族、友人が一人でアメリカに来させたか、というのが一番の問題だと思います。
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- miknnik
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<個人的には会社で言う実務補佐レベルの会話力がないと難しいのではないかと感じ始めています。。。> 一般の患者のカウンセリング(と言ってもこちらには専門項目が数多くあります)をPsychologist として行うには、大学院卒業後、各州で定められたライセンスを取得する必要があり、また多くの場合PhDが必要になりますので、英語圏に住んでいる一般人よりはるかな専門知識が必要となります。またPsychiatrist になるには医学校を卒業し、医師のライセンスが必要になるので、英語力は日常会話では追いつきません。特にPsychiatrist は薬を処方できる医師(MD)ですので、医学校では医学の専門用語(ラテン語が多い)を暗記し、薬のリストも覚え、処方ができなければなりません。 勿論ここ米国でも外国から移民した心理学者、精神分析医がおり、訛の強い英語でも患者の治療をしています。この様な専門分野で働くには、勿論普通以上の英語力が必要ですが、それに加えて外国語でその専門知識を学んで実用できるか、が一番の問題だと思います。 この件に関して他にご質問があれば、なるべくお答えする様に心がけます。
補足
詳しい説明・ご回答、どうもありがとうございます。 詳しく書くと、現在日本の大学院で心理学を学んでいる身です。 今後、海外の大学院等へ進学予定はありません。PhDの取得も恐らく無理だと考えられます。 (日本は心理学の普及やカウンセラーの整備が諸外国に比べ非常に遅れています。) 大学院卒業後は、日本の心理士の資格(いわゆる臨床心理士などの資格)を取得し、働く予定です。 あくまでカウンセラーとして働くのは日本国内の予定です。海外に移住の予定もございません。 (言葉足らず&分かりづらい質問文で申し訳ありません) その為、対象者の多くは日本国内に住んでいる日本人の方の予定ですが、もし需要があるのであれば、 英語を話せる方に限定されてしまいますが、日本国内に在住の外国人or海外圏在住の方(スカイプを用いた遠隔のカウンセリングも視野に入れています)に対してのカウンセリングも可能になりたいと思ったため、英語を学ぼうかと考え始めたところです。 >この件に関して他にご質問があれば、なるべくお答えする様に心がけます。 日本人カウンセラーによる、日本国内に在住の外国人or海外圏在住の方を対象としたカウンセリングは、需要はあるのでしょうか? (対象者の方は日本語が話せない、もしくは日本語がカタコトな方を想定しています。) 海外圏在住の外国人の方は、現地のカウンセラーを訪問したほうが手っ取り早く感じると思われますが、日本に在住されている外国人の方も、やはり英語が話せる日本人カウンセラーよりも、海外圏に住むカウンセラーの方に相談したいと考える方は、(人にもよると思いますが)やはり多いのでしょうか? 分かる範囲で結構ですので、ご教授お願いいたします。
お礼
再びのご回答ありがとうございます。 >米国では医療、法的な話をする場合、患者、顧客が少し英語がわかっても誤解を招かない様に必ず通訳をつけます。 これは初耳でした。現地の詳しい情報どうもありがとうございます。 確かに誤解を招く表現は要注意ですね。 英語を学んでも外国の方々に対してカウンセリングを行うことが、どれほど難しいことかを実感いたしました。 海外在住の日本の方に対してのカウンセリングは確かに英語は必要ありませんね。。。 やはり考え直してみることにします。詳しいお答えありがとうございました。