• ベストアンサー

最近話題になっている金融緩和とアベノミクス?

最近ニュースで金融緩和とアベノミクスが話題になって ます。 しかし、経済や金融に疎い私としては、チンプンカンプンです。 どなたか簡単にこれらの二つのことを教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • azmsyr
  • ベストアンサー率46% (96/205)
回答No.2

ではとってもわかりやすく説明しましょう。 まず認識を変えてください、「アベノミクスと金融緩和」ではなくて アベノミクスというデフレ脱却方法の一つが金融緩和です。 デフレ、ってわかりますか? 世の中には二つの物があると思って下さい。 一つはお金、一つは物(サービスなども入る)です。 このお金と物がそれぞれ天秤に載ってると思って下さい。 物が1億円分あったらお金も1億円あるという状態であれば デフレでもない、インフレでもないということになります。 この場合はこのお金と物がつりあってます。 もっとカンタンに言うと たとえば「物」を自動車にかぎってみましょう。 1億円分の自動車があります。一台100万円だとすれば100台ですね。 自動車が100台この世の中にあり、お金は一億しかありません。 全部売っても最高で1億しか稼げません。それしかお金がないのですから しかし、一台100万円で売れれば売り主は何の問題もありません。 100台作ったら全部のお金と交換できたということになります。 ところが「物」自動車が200台作っちゃったとしましょう。 これを全部売って全部のお金と交換するには一台50万で売らなければ なりません。 これがデフレです。 つまり物の方がお金より多くなっちゃうわけです。 すると物が安くなります。 明日また50台出来上がってくる、となると明日は1台の値段がもっと下がるはずですね。 その翌日もまた50台出来上がってくる、となればその翌日はもっと値段が下がります。 人間ですから、もうちょっと待てばもっと安くなるかもしれない、 と思えばお金は使わずもうちょっと待ってみよう、となってしまいます。 するともっと安くしないと売れないですからどんどん物の値段が安くなっていきます。 お金を使うほうでは使ったとしても安い物を買うわけですから 売ったほうは儲かりません。儲からなければ給料も出せない、 給料が安いからますます物を買わない。物を買わなければ物が余る。 ますます安くなる、お店は儲からない。給料はもっと下がる。 これがデフレスパイラルです。 ここで一つ疑問が出てくるはずです。 給料が安くなったって、物が安くなるんだからいいじゃねーか!です。 高い給料もらっても物が高けりゃ同じことだろ。といいたくなります。 しかし、このデフレになると会社は倒産が増えますね、品物が売れないのですから 当然です。 工場も閉鎖のところが出てきます。物が余ってるのですから作ることないですよね。 するとまず、技術力がなくなります。競争力がなくなります。 たとえば自動車会社がトヨタしか残らなければ トヨタはどんな車を作っても売れることになります。 よりいい車を開発しようとなど思いません。 そんなことしなくたってトヨタしかないのですから車が欲しければ トヨタを買う以外ないのです。トヨタは殿様商売をして 新技術を導入しなくなります。 すると、日本経済は衰退して文化的生活ができなくなってきます。 なので、デフレは国を滅ぼすとまで言われる、実は戦争より怖い事象なのです。 で! このデフレを脱却するにはどうしたらいいか! を安倍さんは考えたわけです。 そうだ!物が多いのだから同じ量の金を作っちゃえばいいんだ!です。 そこで、日本銀行(お金の発給元)にお金を刷らせることにしたわけです。 これが金融政策。 自動車が200台で一億円しかないのなら もう一億円刷ってしまえば2億円になるじゃん! すると1台100万円で売れるじゃん! いや、3億にしてしまえば150万で売れるようになるじゃん! これがインフレターゲット! 上記は極端ですが、102万で売れるようにお金を作ってしまえ! 2パーセントのインフレになるようにお金を新たに刷ろうという政策です。 これが金融緩和策でアベノミクスという経済政策の一つです。 アベノミクスというのは3つの経済政策で成り立っています。 一つは金融緩和政策、 一つは財政政策、 もう一つは成長戦略といってたとえば規制緩和だったり、起業を簡単にできるようにしたり 会社の多角経営化を援助したりといった実際に人々の活動を助ける政策です。 財政政策というのは政府のお金、つまり税金で集めたお金をもう一度国民に戻してあげようとする ものです。 かといってただであげるわけにはいきませんので 公共事業というものをやってそこで政府がお金を使えば民間にお金がいきわたるだろう。というものです。 たとえば、ダムを作ります。 真っ先に工事業者にお金が大量に支払われます。 道路工事をします。これも工事業者にお金が入ります。 じゃんじゃん工事をするのですからそれに伴うトラックやそれに使う燃料を工事業者は買います。 現場事務所も作らなきゃいけない、机も欲しい、コピー機も必要、事務職の女の子も必要 などなど、政府から支払われたお金がさまざまな業者に渡っていきます。 それに工事業社員の給料が上がります。 上がった給料で「銀座にでものみ行くか!」になります。 クラブのねーちゃんも増やさないと対応できなくなります。 儲かったクラブのおねーちゃんたちはヴィトンのバッグを買いに走ります。 ヴィトンが儲かります。ヴィトンの店員さんは彼氏に高級な時計をプレゼントします 時計屋さんが儲かります。・・・・ こうして公共事業に使われたお金はどんどん転がって民間にいきわたっていきます。 これが財政政策です。 もちろん、そうなるかどうかは安倍さんの腕次第で今のところうまく行ってる 様子ですが懸念もあります。 戦後じゃあるまし、道路もある、図書館もある、ダムもある、新幹線もある! お金使うところなんぞないだろ! 無理に使ったって貯金されちゃうぜ! あるいは金融緩和政策でお金を倍にしたってその金は国内では使われず 外国に投資する奴が増えるだけ、増やしたお金はみーんな外国に出て行っちゃうぜ! という批判もあります。 批判はありますが、じゃあ、このデフレどうすりゃいいのよ? といえば 今のところアベノミクス以外にないのですから これを国民全員でがんばっていかなければならないと思います。 デフレは戦争より怖い! ということを心してこのデフレを解消しなくてはなりません。 というわけでつたない説明でしたがわかりましたかねぇ。

510322
質問者

お礼

つたない説明? いやいやサルでもわかる、丁寧でわかりやすい 説明心から有難うございます。 私ももっと経済のことを勉強しなければ と思っているものの・・・、あまり興味もなく 今まで人生を送ってきたので、世の中の流れがわ からず、非常に恥ずかしい限りです。 しかし、この説明で少しだけですが、お金の流れと 金融緩和を少し理解できたような気がします。 本当に有難うございました。 返事が遅れまして誠にすみませんでした。

その他の回答 (1)

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2127/7993)
回答No.1

 簡単に言えば、日銀が国債を買って、代わりに大量に紙幣を印刷して流通させ、強制インフレを起こして、円安に持ち込み、景気を良くしようという金融緩和を目的とした経済政策がアベノミクスです。  もっとも、借金で首がまわらない政府が、無理な円安に持ち込んでいる状況は、一歩間違えると、円の暴落に繋がると警告するヘッジファンドもいます。円が通貨危機を起こすと、世界経済が大きな打撃を受ける懸念があります。

510322
質問者

お礼

回答誠にありがとうございます。 強制インフレを起こし、円安にするのですね。 それが、金融緩和に繋がり、経済効果を生むのですね。 わかりやすい回答有難うございました。 返事が遅れまして誠にすみませんでした。

関連するQ&A