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高圧受電設備の避雷器の接地について
- 高圧受電設備の避雷器の接地について改善案を考えています
- 常用線アレスタ用と予備線アレスタ用の接地を共用することは可能でしょうか?
- 改善案は、接地抵抗値を改善するために接地方法を見直すことです
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なんだか法規だ数値だといつまでも言ってる回答者がいますが、質問者さんの質問は規定や数値云々ではなく、異高圧受電設備同士の共用接地が可能かどうかでしょ? 基本的には法規がどうで数値がどうとかは当然ですが、その設備に対してどうするかは主任技術者の判断で決められる事です。 接地工事に対する数値の規定や受電設備の支持物の材質や変電設備の構造などでいくらでも解釈の幅はありますが、自家用電気工作物としての公的届出や保安業務の関係で全責任を負う主任技術者の決定権が優先されます。 法規などまともな電気屋なら知っていて当たり前です。 それをわざわざこんなところで書き並べるまでもありません。 法の範囲内で顧客の予算とも相談しながら判断して決定するのが主任技術者です。 先にも書きましたが異高圧受電設備のA種接地工事を共用する事は常識ではありえません。 それと法規的には問題無くメーカーでも可能と判断しているPAS等の高圧機器の外箱の接地と避雷器の接地を共用する事を嫌う主任技術者はたくさんいます。 なのでそれらは設備の管理者である主任技術者の判断で決める事だと言いました。 法解釈での施工云々、数値云々は主任技術者の指示を仰ぐ事です。
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- EleMech
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A種接地で無くても良いと回答する方が居られますが、間違っていると思います。 避雷器の役目は、適切に大地へとサージ電圧を逃がす事です。 つまり、接地抵抗が大きければそこに電圧が発生するので、設備の対地電圧が上がってしまい、サージ電圧を逃がしている事になりません。 法律、規程がどうのという事より、設備保護が先決なのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。
- watch-lot
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#1です。 PAS(に限らず、機器全部ですが)の接地は電気設備技術基準解釈29条で、高圧および特別高圧にあってはA種接地工事(10Ω以下)と定めがありますが、但し書きで「外箱を充電して使用する機械器具に人が触れるおそれがないようにさくなどを設けて施設する場合又は、絶縁台を設けて施設する場合は、この限りでない」となっており、コンクリート柱の場合はまさにこれに該当し、接地施設義務の対象外となります。 故に30Ω以下の接地でもよい(接地抵抗値の制約がない)ことになります。 避雷器の接地工事については、同解釈42条で日本電気技術規格委員会規格の指定があり、30Ω以下となりますが、そもそも高圧受電にあっては500kw未満の受電電力ならば避雷器の設置義務そのものがありません。 また、これらの接地について共用禁止の条項はありませんし、電気保安上の観点からも共用が問題になるはずがありません。 なお、蛇足ながら電気設備技術基準は一般用電気工作物、自家用電気工作物、事業用電気工作物という区別ではなく、電圧別または場所別の区別しかありませんし、主任技術者の判断はこれらの法規制の元で行わねばなりません。
お礼
ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。
自家用電気工作物構内における受電設備の高圧機器類は何の例外もなく単独でのA種接地工事が必須となります。 PASの取説にどう書かれていようと法規通りの施工は常識であり、それ以外の施工の可否は主任技術者の判断が優先されます。 また支持物の材質も変電設備の構造も関係ありません。 各種接地の共用化はその設備を管理する主任技術者の判断で許可され、施工する事ができます。 特に2回線受電の場合は基本的には別々の高圧受電設備ですので、互いの接地を共用する事は通常では考えられません。 電力会社の配電線設備は事業用電気工作物ですので何の参考にもなりません。
補足
ありがとうございます。 上司に説明するのに、できればその根拠となる参考文献などあれば、教えてください。 よろしくお願いします
- watch-lot
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PASの接地は、引き込み柱が鉄柱の場合はA種設置工事として10Ω以下が必要ですが、コンクリート柱の場合はその制約はありません(電力設備の柱上変圧器の接地もコンクリート柱ならば10Ω以下としておりません)。 また、アレスタですが、ケーブル引き込みならば10Ω以下ですが、電線ならば30Ω以下で良いことになっています。 したがって、おそらくはコンクリート柱でしょうから、全て(常予備のアレスタ、PASの4つ)が30Ω以下の共用接地でよいです。 しかしながら、それ以降(負荷側)では10Ω以下の接地(A種、C種)が必要となるはずですから、最初から10Ω以下の接地極を確保すべきでしょう。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 できれば、その根拠となる参考文献などあれば、教えてください。 よろしくお願いします。
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お礼
当施設の主任技術者と相談したところ、既存の施設の状況や改善するのに必要なコストなどから総合的に判断しました。その結果、常用線アレスタ・予備線アレスタ・常用線PAS・予備線PASの全てを連接接地して、10Ω以下とすることになりました。なお、この方法では、接地極の増設は必要ありません。 ただ、私は異高圧受電のA種接地工事を2つに分けて、常用線アレスタと予備線アレスタとを共用、常用線PASと予備線PASとを共用することを提案しましたが、接地極の増設が必要でコストが高いことなどの問題点から、却下されました。 ありがとうございました。