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ネイティブには英語の訛りはどう聞こえるのでしょう?
- 英語を国内共通語や母国語として持つ方は世界に沢山いらっしゃると思うのですが、それぞれ国や地方によって、独特の訛りがあったりします。英語の標準語はアメリカ英語なのか疑問に思ったり、標準語を話す地域の方からすると、他の地域の訛りはどのように聞こえるのか気になります。
- アイルランド、インド、中国を舞台とした、セリフが全編英語の映画を観たことがありますが、登場人物の訛りがあることが多いです。これらの訛りに関して、聞き取りの困難さや違和感の度合いが気になります。
- 以下の選択肢のうち、アイルランド、インド、中国を舞台とした、全編英語の映画での訛りにどの感覚が近いかお教えください。1.全編セリフが関西弁訛り 2.全編セリフが外国人のカタコト訛り(全体的に違和感あり、所々聞き取れない) 3.全編セリフが外国人のカタコト訛り(聞き取りは困難しないが、標準語とは明らかに違う)
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完全無欠なる英語を喋るネイティブ・・・というのは理念上の存在です。現実には存在しません。日本語に置き換えても同じですよ。ネイティブだって訛っているんです。 まずあるのは北海道から沖縄まで日本国領土に住むあらゆる人が話す「個別の日本語」です。言語学では「パロール」といいますね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB で、重要なのは実在しているの(実際に話されているの)はパロールだけということです。ラング=実証的に証明され記述された文法体系、発音体系で、完璧な日本語といえばこれでしょうが・・実在するわけではありません。つまりラングとしての日本語のスピーカーはいないということです。これは英語にもどの言語にも当てはまります。 どこの人間が話す言葉もラングとはなり得ません。必ずパロール的要素を含んでしまいます。日本語で言う標準語は明治・大正・昭和を経て作られたものですが、さてこれを完璧に話す人はいらっしゃるでしょうか?NHKのアナウンサーですか?無理がありますね。結局書き言葉としてしか存在しないと私は思います。 そうしますとあなた様の問いですが、 ・英語の標準語はアメリカ英語なのですか・・アメリカ英語は多種多様です。スペインなまりもあればピジン・クレオールもあります。東部と西部でも違います。あえて東部エスタブリッシュメント+WASPの言葉を標準語としても、彼らは意外とボストン訛りにあこがれたりしています。 でその東部エスタブリッシュメント+WASPでボストン訛りを身につけたヤンキーは、また密かにイングランド・ロンドン・メイフェアー地区あたりのスピーカーの英語にあこがれを持ったりしています。ここら辺は#1の方が詳しく書かれています。 私はたぶん英語における標準語もある一定の「幅」を持った発音・文法・綴りの体系としか言えないと思いますね。 ・「標準語を話す地域の方からするとどう聞こえるか?」、答えは「異質に聞こえる・ちょっと違うな」でしょう。それしかありません。1-3まで例をあげられていますが、どう感じるかは何を「標準語と決めているか」で異なるでしょう。 書き言葉として標準語を作り上げた日本と違い、英語は世界語ですからそもそも「標準語」という言葉自体が政治的なものです。もっと端的に言えば差別的、権力的ですね。そこから標準語と異なる英語を「訛っている」と区別するのは問題が多すぎます。 質問からははずれてしまいました。すいません。 ところでイングランド・ロンドン・メイフェアーあたりに企業派遣でにホームステイして3年間、その後国際事業部で活躍する私の友人は(日本人です)、ユーロ圏、中国、インド、南米、北米の営業担当者から「嫌みな英語だね」と(たぶん敬意か嫉妬か胡散臭さを持って)いわれるそうです。()内は私の主観です。 そしてもう一つ彼にいわせると「ベッカムの話してる言葉はほとんど聞き取れません」というんですね。
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- cincinnati
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日本語でも「訛りはお国の手形」という言葉がある通り、同じ英語を話す人でも出身国や出身言語によって明らかに異なります。これは一言二言聞いただけでどこの国の人か分かるほとはっきりしています。 米国に長い間住んで、その社会で活躍したり、指導的な立場になった人でさえ、出身言語あるいは出身国特有の発音は消えておりません。しかし英米人からしますと、お国の訛りがある英語でもそれが正しい英語であればほとんど困難は無いように見受けられます。 つまり私ども日本人が異なる言語圏から来た方と英語で話すと、理解に苦しむことがあるというのはうなずけます。それは第2外国語として英語を学んだものの、その英語力がやはりどこか十分でないということに尽きると思います。日本人の方が長い間米国のカリフォルニアに長く住んだとしますと、やはりカリフォルニア訛りの英語が最も聞き取りやすいと思いますし、米国の穀倉地帯に長くいた方はその地域から来た方の英語は耳に心地よいのではないかと思います。 実際問題として、国際電話をかけて、最初に電話口にでた方が米国生まれなのか、たとえばインド生まれなのか、フランス生まれなのか、中国生まれなのか、はたまた日本人なのかは瞬間に分かると言っても過言ではございません。米国ではいろいろな訛りの英語を聞くことは日常的なことですので、違和感を感じている暇もないのではないかと思います。 米国の他の州にゆくと、どこの州から来ましたか聞かれるほど英語が自然な方が、ある日電話をかけた相手から突然日本語で返されたと言っていましたので、英語を母語にする人からすれば、わずかなアクセントやイントネーションの違いも極めて明らかなようです。
お礼
回答ありがとうございます。 非常に興味深いお話です! 聞き手側の耳によって違和感の度合いは異なるのですね。 多くの人に話されている言葉だからこそ、 その数だけ多くのアクセントがあるというのはとても面白いです。 日本人の感覚とはやはりまた違った感覚ですね。 確かに、中国人、韓国人、ロシア人、タイ人等が話す日本語に違和感を感じたり、 青森や沖縄や京都出身者の共通語に「あれ?」と思う瞬間があることはありますが、 少し聞いただけで「●●出身の人だ」とまではなかなかわかる人は少ないのではないかと思います。 うーん。奥深い。
- japaneseenglish
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No4です。 妻も日本では英語が聞けないので、たまに、NHKの英会話などを見ています。 それをみて、妻はよく大笑いします。 なぜかというと、現代では使われない表現をしているからだそうです。 たしかに話しているのはネイティブですが、NHKの要求しているテキストというか台本がそうなっているのでしょう。 会社組織ですから、ネイティブは正社員でも管理職でもありませんから、NHK職員に言われるととおりにしかできないと、妻には説明しました。 それと、外国人用(日本人用)の番組なので、話す英語も、外国人用英語です。 あんなの本当の英語ではないと妻は言いますが、教育番組ですからどうしようもありません。 妻も英語を日本人に教えていますが、そこでは、やはり、その外国人用英語を使わざるをえないようです。 教育現場では、そうしないとダメのようでした。 ともかく日本に住んでいるネイティブ(奥さんなど)は、現実問題として、英語講師しか仕事がないのが実情です。 まあ、NHKの英語ニュースもよく間違えている(文法ミス)そうですよ。 たしかに、同時通訳している日本人は、わたしなどそばにも寄れないくらい、綺麗な発音で綺麗に喋っていますが。 失望して、それをいうと「あれは、台本を読んでいるだけ。 そんなにがっかりすることはない」とは言ってくれますが、家庭で英語しか使えないのも、ある意味、ストレスがたまります。 喧嘩の時などは、英語でどなるのは、感情的になっているだけに難しいです。
- japaneseenglish
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わたしの妻はイギリス人ですが、彼女によると「英語はみな同じ」だそうです。 イギリス英語とアメリカ英語の違いを聞いても「同じ何もかわらない」そう答えます。 現在、英語は国際共通語となり、また母国語にしているひともたくさんいます。 外国語として英語を話す人もたくさんいます。 そういう環境を生まれたときからしっている人には、「英語はみな同じで違いなどない」ように感じるのかもしれません。 ただしアクセントは違います。 日本人は発音と表現しますが、英語では普通アクセントと言い、細かくは違います。 catでも、イギリス英語は、カットに近い発音です。 こまかく違うのは事実だし、スラングもそれぞれの地方により異なるようで、youtubeで、アメリカ人がイギリス人にアメリカのスラングを問い、逆に、アメリカ人がイギリス人にアメリカのスラングをとり、皆さん、首をかしげて必死に想像を働かせて答えている番組がありました。 ハリーポッターでも、イギリス版とアメリカ版がありますが、妻によると、たぶんスラングが違うのだろうということですが、日本で洋書が少ないので、妻は、アメリカ版を読んでいましたね。 そういうふうに違いはないと言いますが、妻の家族は、わたしがアメリカ英語でなぜ喋るのかと妻に聞いていたのを記憶しています。 妻は家族に「ごめんなさい。日本人はみなアメリカ英語を話すの」と言っていたので、あとで、それを妻にきいたら「あなたの英語は日本人の英語よ。なに言っているのよ」こんな感じでした。 たぶん、学校で習う英語がアメリカ英語になっているのだろうなあと思いました。 イギリス人は、どうも外国人がアメリカ方式の英語でしゃべるのがおもしろくないみたいです。゛ たしかに細かくは違うので、わたしも、妻としか英語で話さないので、イギリス方式で単語も使うのですが、どうも構文は、アメリカ式になっているのかもしれません。 ただ、英語が酷いと、妻にはよく言われます。 こっちもおもしろくないので、日本語に切り替えたら、それも困るようで、英語で話してくれなかったらストレスがたまるからイヤだそうです。 でもNHKの英語チャンネルでニュースを見ていたら、妻は言いますよ。 「この人は日本人が、オーストラリア英語で話している」 「この人は、イギリス人だ」 「この人は日本人がアメリカ英語で話している」 「この人は、ロシアの人で英語で話している」 わたしには皆目見当もつきませんが、彼女には細かく違いがわかるようです。たしかなことはNHKの英語放送は、国際的だということかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 実際のイギリス人の方のお話ということで、大変参考になりました! 確かに、日本の英語教育ではアメリカ英語に統一して教えているそうですね。 大学の時、アメリカに留学していたことのある友人(日本人)の英語は、 私は特にこれといって何とも思ったことがなかったのですが、 イギリス寄りの英語を話す先生(多分アイルランド人)に 「ふふ。あなたの話す英語はアメリカ英語ね。」と言われていました。 教科書通りの英語はネイティブの人が聞いたら違和感ありありなんだそうですね。 そういうことを書いた本が出ているのを最近よく見かけます。 ジブリの「もののけ姫」の英語版で、「我が名はアシタカ!」というセリフを "My name is Ashitaka!"と言っているのを聞いて腹を抱えて笑ったことがあるのですが、 笑われているのはこちらの方だった知って恥ずかしくなりました。(笑)
- poomen
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#2です。付け加えます。私は北米および英国で作られる映画程度であれば聞き取ることが出来ます。しかし、最近のハリウッド映画およびそこで話される英語がだんだん聞き取れなくなってきました。 一方古き良き時代の映画・・映画史上最高傑作とされる「アラバマ物語」の主人公の言葉は非常によくわかります。私にとって、よき英語(いわば標準語)はあの映画のグレゴリー・ペックの英語でしょうね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%9E%E7%89%A9%E8%AA%9E まさに言語は生き物で常に変化している証左ではないでしょうか
- koala3512
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英語の標準語ですか~ これは時の経済力に影響されるのでしょう 昔は英国の王室英語が格調高い英語とされてたようですが 今は米国英語が多いですね,米国も南部と北部ではaccentが違いますし 豪州も英国とは綴りは同じですが発音は違います、其れと高学歴な事務職と 技術者では使う単語は違ってきますしネイティブが聞けば産まれた地域と 教養の有る無しは分かるそうです。 英語を第一言語にしてない国の人が英語を喋るとどうしてもお国訛りの発音に成りますよね 日本語を何十年も喋って英語を習っても発音をネイティブ並みには成りません。 インド人、アイルランド、彼らは英語は完璧でしょうが自国の言葉と英語の発音が 違うのかStrong accentで何処の国か分かりますね 日本人の英語の発音は酷い物らしいです,慣れないと相手には理解されないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 その時の国の経済力によって変化するなんて、とっても面白いですね!! あと、話している言葉で教養のあるなしがわかるだなんて、 何だか「My Fair Lady」を思い出しました(笑) 確かに、タレントがテレビで慣れない英語を話しているシーンを見かけると 何故か見ている側が恥ずかしくなるほどひどい時があります。 最近は普通の学校でもネイティブの講師が増えたようなので、 日本人の発音も向上するといいなあ。
お礼
回答ありがとうございます。 日本語の標準語のようなものを英語で割り当てることが こんなにも難しいことだなんて思ってもみませんでした! そうなると、基準が各々の中にしかないことになるわけですから、 どう聞こえるかは人それぞれになりますよね。 アイルランド人の英語を聞いて「なんてひどいアクセントなんだ!」と言っていた人は すかさず別の人に「そう思ってるのはあなただけでしょ。」返されたりしていました。 英語なんて、世界中で多くの人に話されていてありふれた言語だと思っていましたが、 こんなに奥深かったなんて、とっても興味深いです。