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黄疸の治療方法、体験について教えてください。
今まで非常に元気の良かった90歳すぎの父が黄疸になりました。膵臓付近が腫れて胆管が狭くなっているとのこと。ERCP内視鏡的逆行性膵胆管造影という耳慣れない検査をしながら胆管,膵管、に金属の管をとうして胆汁や膵液を体外に出すという治療法らしいのですが、ほとんど聞いたことのない話だったのでどうしたものか、ものすごいことなのか、あるいは、なんでもないことなのかもわかりません。このまま弱っていくのを見ているわけにもいかないし、思案中です。経験のある方、知識をお持ちの方がいらっしゃいましたらようすなどをおしえてください。よろしくお願いします。
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- fa72385
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金属の管を挿入するとのことですので、悪性腫瘍が存在するものとして話をさせていただきます。(良性疾患の場合は通常、金属の管を挿入することはありませんので) 肝臓は胆汁という消化液を生成し、胆汁は胆管を通して十二指腸に排出されます。黄疸は、癌などが胆管を閉塞させてしまうため胆汁が排出されないために出現する症状です。黄疸を放置すると、耐え難い掻痒感に襲われ苦痛を伴い、肝障害が原因でやがて死に至るため治療を行う必要があります。ERCPとは、内視鏡を用いて胆管を造影して狭窄部位を特定する検査方法のことです。その際に、金属の管を挿入することによって、癌によって閉塞した胆管を開通させ、胆汁を排出することによって黄疸を改善させます。多くの病院では、この処置の際に鎮静剤を用いますので、治療の際には苦痛はあまりありませんが、治療の当日などには金属の管が拡張することによって痛みが出る場合がありますが一時的なものであることが多いです。最大の合併症は、胆管の近くにある膵臓に検査による刺激が加わる事で発症する急性膵炎です。しかし、膵臓癌が原因の場合はすでに膵臓機能が低下しているため膵炎の発症率は低く、問題となる場合は極めて低いです。有効な治療法ですので、受けないというのは本人がかわいそうです。ぜひ受けさせてあげてください。この治療を提示されるということは、深刻な疾患が存在しているのは間違いありませんので、重大なことだと認識ください。残念ながら、この治療は黄疸を改善させるための治療であり、癌がなくなるわけではありません。やがて衰弱してしまうのは避けられません。黄疸が改善したら、それからはご家族の愛情が一番の薬になります、頑張ってください。
お礼
暖かい励ましに涙がでました。ありがとうございます。これで決断できました。はるか昔ですが胆管がんでなにもできないまま苦しみながら亡くなっていった親戚もいますので、何があっても後悔しない自信がつきました。