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ポンドの値動き

08日、先ほどの米国雇用統計発表を受けてポンドも急速にあげましたが、 その後10分もしないうちに発表前の水準さえも下回りました。 いったいどうして発表前の水準さえも簡単に下回ってしまったのでしょうか? 今からまたあげるかもしれませんが、利確下げにしても発表前の水準を大きく下回るのが不思議でした。 あの状況で新規反転狙いの売りが多く出た解釈でしょうか?

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  • ベストアンサー
  • Saitar
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回答No.1

鋭い質問です。これは実はかなり深い意味合いがあります。 ドルはこれまでリスクオフ通貨とされていました。リスクオフ通貨とは危機的状況の際に回避措置として買われる通貨です。リスクオフ通貨の代表は日本円です。 今回の雇用統計の結果は明らかにリスクオンの到来を告げています。 昨日の雇用統計発表後に起こった珍しい動きを時系列で見ていきましょう。 統計発表後、直ぐに日本円が売られます。リスクオン時では至極当然です。しかし、ここでユーロやポンドも同時に売られました。これらの通貨もどちらかというとリスクオフ通貨に位置づけられるでしょうが、特にポンドは勢いよく売られました。ただ、その勢いは日本円には及ばなかったので、クロス円の通貨ペアは少しの間上昇しました。しかし、ここで常識と反対のことが起こりました。米ドルが買われたのです。 これまではリスクオン時には売られて投資に回される米ドルが買われる展開は大変興味深いです。反対にリスクオン通貨の代表である豪ドルや相棒のキウイは発表後しばらく動きが乏しかったのですが結局、、、売られてしまったのです。そして、一番買われたのは実はカナダドルでした。もともとリスクオン通貨であり、かつ、米ドルの影響も受け易い通貨なので、圧倒的に買われる結果になったものと思います。 さて、なぜ米ドルが買われたのでしょうか。単純には海外への投資以上に今はアメリカの経済回復への期待の結果と見ることができます。 そして、さらに面白いことには、当初は勢い良く売られた日本円も次第に買われる展開となりました。これは米ドルの動きをみての変化とも受け取られますが、クロス円通貨ペアが一層値下がりする要因となりました。 この米ドルの変化が今後も続くのかどうかは大変気になるところですが、相場を予想するのがいかに無謀なことかを再認識させてくれるイベントではありました。 以上、つべこべとお伝えしました。

noname#205789
質問者

お礼

いろいろな事情があるんですね。 今後のゆくへが気になりました。 ありがとうございました。