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石膏に水を加えた時の熱
石膏像を作る時などで石膏に水を加えて溶くと発熱しますが、この時の温度というのは何度ぐらいなのでしょうか? この発熱は温度を保ったまま、石膏が固まるまで続くのでしょうか?
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うーん、温度というとちょっと難しいですね。 その日の気温や、石膏の形状によって逃げる温度も違います。 石膏 CaSO4・0.5H2O のモル当たりの発熱量ならば調べればわかるのですが... 石膏(焼き石膏)に水を加えると発熱するのは以下の反応がおこるからです。 CaSO4・0.5H2O + 1.5H2O ←→ CaSO4・2H2O http://kinki.chemistry.or.jp/pre/a-296.html この反応は80℃以上にすると、水がとれて焼き石膏に戻ります。 ですから、平衡状態になる温度は50~60℃と推定され、この温度以上にはあがりません。 実際には混ぜる水の量や逃げる熱などが影響しますから、最大で45℃くらいではないでしょうか? また、発熱は固まるまで続きますが、発生する熱量の80%以上は混ぜた時に発生します。 ですから、混ぜて数分後に最高温度になり、あとは少しずつ下がります。
お礼
なるほど、とても参考になりました。 ありがとうございます!