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今度は戦中の大口径戦車砲についてご意見ください
前の質問ではご回答ありがとうございました。 今度は、WW2戦中に登場した直径80mm以上の大口径戦車砲に関して質問をしたいのですが…… 表記スペックの似通った4種類の戦車砲、 kwk36(ドイツ):88mm56口径長 D-5T(ソ連):85mm51.6口径長 ZiS-S-53(ソ連):85mm54.6口径長 M3(アメリカ):90mm50口径長 について、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか? 条件は、場所は1943年秋の欧州ステージ、状況は対戦車戦。 コンディションは待ち伏せ。 乱暴ですが、4種類の戦車砲を載せる車体は同じとします。 優劣だけでなく、主観に基づくそれぞれの砲に対する皆様のご意見を聞かせてもらえれば幸いです。 どうかよろしくお願いしますm(___)m
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あくまでも私の主観の基づくものではありますが、 順位をつけるとしたら (1)KwK36・・・56口径88mm砲 (2)M3・・・50口径90mm砲 (3)ZiS-S-53・・・54.6口径85mm砲 (4)D-5T・・・・51.6口径85mm砲 4種類とも元は高射砲からの改造ですので、弾道特性(低伸性)は優秀です。 特にKwK36は1500mまではほぼ水平弾道を描くことで有名ですね。 あとは照準器や、乗員の練度が関係してくると思いますが、1943年なら、 ドイツ>アメリカ>ソ連の順だと思います。 あとKwk36の徹甲弾は基本的に徹甲榴弾(中に少量の炸薬が充填してあり、貫通後炸裂する) タイプなのでこれも有利な点だと思います。(パンターや4号戦車の75mmも同じく徹甲榴弾です) KwK36の苦手な戦車はIS-2シリーズですね。(IS-2は122mm砲搭載し、装甲も厚い) M3はティーガーIやパンターに対抗するために開発された戦車砲ですので優秀だと思います。 (シャーマンの短砲身75mmや長砲身76mm砲ではティーガーIやパンターには無力、ただし 76mm砲に使われるHVAP、通称スーパーショットなら貫通可能、あと17ポンド砲貫通可能) (ティーガーIIには正面からはどれも無力) D-5Tは貫通力がこの中で一番悪く、すぐにZiS-S-53に更新されています。 D-5TもZiS-S-53も対ティーガーI用に開発された戦車砲ですので優秀なことには変わりないのですけれども。 他の要素を加味すれば、ご質問の状況下ではKwK36が一番有利ではないかと思われます。
お礼
親切丁寧なご回答をありがとうございます! ティーガーのアハト・アハトがAPHEだったことをはじめて知りました。(実は他国のAPと同じ金属の塊だと思ってました) 75ミリもそうだとすると、ドイツはずいぶんとAPHEを好んでたんですねぇ~。 もうひとつ、連合軍のHVAPが”スーパーショット”という俗称だったのも初耳です! それにしても砲弾も同じ(ですよね?流石に)で数字的には砲身長が25cmしか違わないのに、D-5TとZiS-S-53では明確な貫通力の差があったことに驚きです。 大変参考になりました!