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なぜ「馬力」? 「馬力」以前は?
馬力、という言葉がありますが、なぜ「馬」なのでしょうか。「熊」や「牛」ではないのでしょうか。 また、「馬力」が海外から入ってきたものだとすると、それ以前はどのような力の単位が使われていたのでしょうか。
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馬力は英語の“Horsepower”の直訳です。 蒸気機関を発明したワットによって最初に提唱されました。 馬1頭で、どれだけの仕事ができるか? 蒸気機関は、それまでの馬よりもどれくらい力があるか? それを概算で説明するためのものです。 ですから英国で最初に使用されましたが、 後に税目的のために王立自動車協会で公認されています。 海外では物理単位は科学者以外では一般的ではありませんでしたし、 日本でも仕事量などの単位は無かったと思います。 一般に各国の固有の単位は語源、由来が不明なものが多く、 学者さん達の間でも諸説あるようです。 馬力=Hp(英国)以外にも ドイツでのPS、フランスのCV、アメリカのbhpなどが 有名と思います。 ちなみに現在は1999年からSI(国際単位系)の 使用がが義務付けられたため馬力を主として使うことはできません。 HpとPSも厳密には違う単位なんですが、 日本語では同じ馬力として扱われるようです。
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馬力以前の単位は科学的な単位ではありませんが人でしょう。 千人力(千人分の力、単に力が強いこと、大きな支援も表す) 馬鹿力(常人では出せない力、火事場などで出る力) 半人前、五人前、延べ人数など。 日本の単位は仕事量(率)ではなく、人手が欲しい、猫の手も借りたいなどという表現に見られるように情緒的です。 人力、人夫(人足)などという半死語もあります。
- KINGBIRD
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以前、一馬力は本当に一馬力なのか?というほかの方のご質問に回答させて頂いた時、「もしワットが馬以外が動力源の国に生まれていたならば、今頃仕事率の単位は馬力ではなく牛力、だったかもしれない」とおもしろいコメントを頂きました。 じつはその通りではないかと思います。仕事率の単位を考案し、運良くそれを広めることができた人が南アジアに生まれていたら今頃馬力は水牛力だったと思うし、インドだったら象力だったことでしょう。 残念ながら飼育や意思の疎通が難しく、家畜ではない熊が熊力として名前を残すことはたいへん困難であると思われます。熊もとても力が強いのですが。 なぜ馬か?というと、機械のない時代、輸送手段など力仕事は人間自らがこなすか、ほかの動物に乗るかしかないわけです。 イギリス以外でもそうですが、ヨーロッパではそれは圧倒的に馬でした。馬車をひっぱるのも、人を乗せるのも。特にこの馬力という言葉を考え出したワットが生きた18世紀のイギリスは、動力としての馬の最盛期(をちょっと過ぎたころ)です。 だからワットは、自分が改良した蒸気機関の能力を端的に示すために、馬をひっぱってきたのです。 sabakanさんもたとえば10000トグログ、なんて言われてもそのお金でどれぐらい物が買えるかなんて感覚的にぴんときませんよね?1ドル、と言われると少しわかってきます。それで100円ぐらいですよと言われたら、ああ、それだったらせいぜいちょっとお菓子が買えるぐらいだな・・・と、もうすぐわかりますよね。 だからその当時、画期的な蒸気機関の数字がどれだけすごいかというのを示すために仕事率という単位を考え出す際、ワットは馬を使ったのです。いちばん身近で想像しやすい"単位"だったからでしょう。 力を運用する効率は、それ以前からずっと考えられていたのでしょうが、明確に仕事率という言葉にしたのは、ヨーロッパではワットがはじめて、その概念自体にしたってその前後ぐらいの人なのではないでしょうか? 日本で、ワットの馬力以前になんという単位があったのか、残念ながら不勉強で存じません。 それ以前にそういう概念があったのか、ということはいままで考えもしませんでした。たいへん関心をそそられるご質問です。 もしかすると、インカ帝国あたりではそんな考え方があったりしたかもしれません。詳しい方のご回答を待ちたいですね。
もともと日本に力の単位があったのか? がわからないので… http://www2.tokai.or.jp/hiramatu/onyak/tani-muk.htm ここに書かれている“ダイン”かも? http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/tezuka/t_shrt22.htm ここに馬力の事が少し書かれています。 http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Race/7743/barisetsu23.html 詳しい方がつくまで…お待ち下さい。 (わからないなりに調べてみましたm(__)m)