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「産業競争力会議」のメンバーに登用された竹中平蔵氏
小泉構造改革の旗振り役で活躍後、しばらく政治経済の表舞台では見かけなかったが、昨年後半は橋下市長に乞われ→大阪維新の会の公募者の中から衆議院選挙の候補者選びにおける選考委員長のような役割をなさっていたが・・・ 今回は安倍内閣の重要な経済成長政策のブレーンとしての再登場です。 皆様は、この竹中平蔵氏の経済理論や実行手法、説明説得力について、どのように見て評価されていますか?
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テレビでも演壇でも拝見しますが、たぶん想像では人格は善い方だと思います。 小泉政権の時は、理論よりも人として柔軟性、政治交渉力があって、物事を動かせる方だと思いました。 当時は規制緩和などが時代の主流でした。そのころの影響をうけているのが、最近でもそうですね。 でも本当はもう一つ脱皮していただきたいような気がするのです。日本で行われた規制緩和少ないかもしれませんが、実際の経済の慣行は新自由主義に政治による方向性よりももっと進んだ状態だと思ってます。 竹中氏の企業のやりやすい状況を作らないといけないとおっしゃっていることはもっともで異論のない部分だと思います。 ただし、現状はGDPを上昇させる設備投資や消費を上げるかを考える経済学の基本であるマクロ経済学からの解釈、政策立案はすでに限界にきているように思えます。この点、竹中氏も消費は十分緩んでいると気づかれてます。 あと、公共投資も結構しぼっていて、戦略的に投資の方向を考えないといけないという点もです。 問題は、個人の財布を豊かにしようと思えば、産業競争力をつける専門家がのぞましいと思えます。経済学でいえば、産業政策などは分野名は忘れましたが、一つの専門分野です。竹中氏は確か政策系の銀行か何かにいらっしゃって、学者でも少し浅いところがあるように思えるので、この点、たぶんかなり知らない人なんだろうと思えます。 要は経営学か産業政策の専門家が今知識として政策に必要なわけで、そういった意味では経営の実務家と総研の人を集めている安倍政権も何か物足りないといいざるをえないと考えます。 しいていうならそういう専門家を政策決定に呼び込んで、うまく学者とパイプをつくるといった仕事が本来の竹中氏の役割なのではと思います。
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- nasi000
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竹中平蔵は2010年に 「日本の政府債務残高は2012年~2013年までには1100兆円に達する見込みで、家計の純資産1100兆円を上回るようなことがあれば、国内貯蓄で政府債務を吸収できなくなり、債券安・株安・円安のトリプル安になって日本は財政破綻へ向かう」との話を語っとりました。 (震災があったので前倒しで1100兆円越えてまっせ()。) 竹中平蔵という、こういう日本経済の問題を本質的に見誤った人が、日本の経済政策を主導して来たんだから、日本が経済改革に失敗したのは当然ですな。本質を見誤ってるから政府部門の借金ばかリが増大してきた訳です。08年初頭には郵政は米国に出資すべきなどとも言っていた。竹中平蔵という人は本当に先見の明が無い。 しかもこの間テレビ見てたらこの人、米国がバブル化して日本に泡銭が舞い込んでいた時期の統計値を捉えて、小泉改革の成果だと自画自賛していた。 竹中平蔵とは、スプーン曲げを超能力と言い張る自称超能力者と同じタイプのトンデモ系の口八丁だなと思いましたよ。まぁスプーン曲げのタネを知らない人は騙されるんだなと。
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ご回答を賜りまして誠にありがとうございます。 米国がバブル化して日本に泡銭が舞い込んでいた時期の統計値を捉えて、小泉改革の成果だと自画自賛していた。 竹中平蔵とは、スプーン曲げを超能力と言い張る自称超能力者と同じタイプのトンデモ系の口八丁だなと思いましたよ。 小泉改革の成果であって、竹中氏の建策による成果とは言っていないのでは・・・ 功罪や毀誉褒貶、時代や環境と運もあるだろうが、小泉政権を支え、不良債権と国際基準での金融危機から、構造改革によってプライマリバランスを単年度黒字化へ戦後初の達成は素直に評価する実績だと思う。 簡単な事を難しく語り、インテリジェンスと思う学者やコメンテーターが多い中、難しい問題を分かり易く語る面で、権力に立ち位置が近過ぎるかも知れないが、それなりに有為な人材・学窓よりも実務社会に有用なキャラクタ―だとも言えます。
- oosaka_ossan
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あの人は昔からいうことをころころ変えて、その時流行っている 理論に飛びついて、私は昔からそう言ってますというとんでもない インチキ学者だと私は思っています。 安倍内閣ブレーンで経済的に信頼できるのは「藤井聡」だけです。 竹中の言うことを聞いたりすると、アベノミクスは間違いなく 頓挫・失敗します。
お礼
ご回答を賜りまして誠にありがとうございます。
- isoken
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>この竹中平蔵氏の経済理論や実行手法、説明説得力について、どのように見て評価されていますか? 柔軟性があり過ぎるのか、はたまた単に仁義を弁えない変節漢なのかは判断不明ですが、私が持つ竹中氏への最大の不信感は、反覆常無き彼の行動形態に由来します。 経済が生き物である以上必ずしも原理至上主義者である必要は無いが、国政に関与する身となれば、或る一定の方向性を明示する作業は不可欠でしょう。 そもそも「産業競争力会議」のメンバー入り、この人事は全く以って摩訶不思議、何しろ従来竹中氏が唱えてきた方向性は、財政規律・プライマリー・バランス至上主義であって、安倍政権の方向性とは対極にあるはず、しかも安倍総理の盟友麻生副総理とは犬猿の仲といういわく付きであって、巷間囁かれる竹中氏の宗旨替え、即ち安倍氏に金融緩和を進言したのは彼との噂(真偽の程は定かではありませんが)が、俄然真実味を帯びてくるのも無理からぬところです。 尚出処進退に特化して申し上げれば、彼はまさに鵺の如きとしか形容しようが無い人物、即ち小泉内閣に於いては財政規律・プライマリー・バランス至上主義を旨としたが、その後自他共に認める大阪維新の会の政策ブレーンとなり、維新の会への期待感が微妙になった総選挙後半辺りからは一転素知らぬ顔を決め込み、総選挙後はちゃっかりと安倍政権でそれなりの席を手に入れている、全く以って私の様な愚鈍な人間の理解力の外にある人物と申し上げる他無い。 自民党の有為な多くの人材をオミットしてまで推進した郵政民営化、その結果は歴史が示す通り郵政民営化自体はその後の日本経済再生の起爆剤と成り得ていない訳で、小泉政権当時としては政策優先順位が低かった事に他なりませんが、その事の検証・総括が未だ為されていないのみならず、稀代のペテン師・木村剛氏との関係はいったいどうなったのか、その説明も全く無し。 まあ私なりに理解する竹中平蔵氏とは、常に日が当たる場所を好み、暖かい御飯を食べようと画策する卑しい人物と捉える他無く、彼の反覆常無き行動は、経済学者である以前に一人の人間として如何なものか、そう思わざるを得ません。
お礼
ご回答を賜りまして誠にありがとうございます。 >竹中平蔵氏とは、常に日が当たる場所を好み、暖かい御飯を食べようと画策する卑しい人物と捉える他無く、彼の反覆常無き行動は、経済学者である以前に一人の人間として如何なものか、そう思わざるを得ません。 成るほど、参考に成ります。 言い換えれば、機を見るに敏なり、実務型学者でもあるのでは? 不良債権処理・グローバルスタンダード・構造改革・プライマリーバランスetc、その時期の緊急性と優先順位に虎の威を借りて対応・応急手当した 経済通の政治家でもあったのでは?
お礼
ご回答を賜りまして誠にありがとうございます。 >要は経営学か産業政策の専門家が今知識として政策に必要なわけで、そういった意味では経営の実務家と総研の人を集めている安倍政権も何か物足りないといいざるをえないと考えます。 しいていうならそういう専門家を政策決定に呼び込んで、うまく学者とパイプをつくるといった仕事が本来の竹中氏の役割なのではと思います。 同感です。 分かり易くお教え願いまして、大変参考になりました。