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ホモサピエンスの体毛のメリットは?
- ホモサピエンスの体毛の少なさには、寒さに対する耐性があります。
- ホモサピエンスの体毛の少なさは、氷期における生存能力の競争優位となりました。
- ホモサピエンスが他の哺乳動物と比べて体毛が少ない理由については、まだ明確な理解がされていません。
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#12の者です。 >どうしてホモサピエンス以外の霊長類が体毛に覆われているのかが良く理解できません 人類も、火の利用や衣服の発明がなければ、滅びていたでしょう。 暑さと寒さ、どちらが致命的かといえば、寒さです。 寒さに耐えるより、暑さに耐える(昼間は活性を下げたり木陰で休む) 方がましです。 霊長類でいえば、人類以外は皆んな樹林=木陰に住んでいます。 ただ、道具を用いて対処するとしたら、暑さより寒さの方が簡単です (火、衣服)。
その他の回答 (13)
ヒトが無毛に近いことの理由づけは多彩です。 ヒトが熱帯地方で発生して、日射や高温にさらされて、自然淘汰で体毛を失ったとする説があります。この説の難点は、二足歩行では最も日射が当たる頭髪が説明できないこと、紫外線を防ぐ長い体毛はメリットがあることなどは、自然淘汰に反することです。 別の説では、体毛の男女差では、女性が男性より毛が少ないことから、第二次性徴として体毛が少ない女性が現れて増えて行き、それが男性にも遺伝していた伝えられたとしています(ダーウィンが言い出したらしい)。 この第二次性徴由来を補強する説では唇や乳房を女性が露出するためとしています。腋毛や陰毛の部位にアポクリン腺が集中してフェロモンを放ち、性毛が視線を集めるといった説明となっています。そして確かにひげは男性だけです。一部の男性にはある胸毛も、女性には非常に少ない。 しかし、フェロモンという作用はヒトにはない模様ですし、ヒトに近い種のみならず、哺乳類、鳥類などでは、オスがメスに対してアピールして選ばれる傾向であることから、疑問が残ります。 汚れを防ぎ、ひいては皮膚寄生虫を防ぐとする説があります。しかし、動物の皮膚に卵を産み付ける一部の昆虫からすると、体毛が少ないヒトは格好の対象となります。寄生虫ではないですが、蚊や蜂に愛しての防御性も低くなります。特に蚊はマラリヤなどを媒介します。 火を使うようになったためという説もあります。暖を取れるから不要といった面はありますが、耐火性ということからは不利で、一概には言えない面もあります。 ちょっと無理筋なのは、ヒトはかつて水生だった時代があり、クジラやイルカのように毛を失って頭髪だけ残ったとする説です。直接的な反論の一つとしては、陰毛が説明できないことですが、女性の陰毛は子がつかまるためで、これが男にも伝わったとする再反論があったようです。 ともあれ、現在のヒトの体毛は、たとえば雨などの水をうまく流してしまうようになっています(特に目を守っている)。 短い体毛は残っていて、それはかなり鋭敏な感覚器官になっているという説もあります。たとえば、音を耳だけでなく全身で感じることが可能なようです。もし長い体毛だと、感覚器官にはなりにくい。 進化は必ずしも最適化の方向にはなりませんし、なかなか「これだ」ということは分かりにくいようです。
お礼
有難うございます。 私は、地球の平均気温が今よりも6℃も低い時代にホモサピエンスが出現したらしいこと、そしてそれ以前にいたネアンデルタール人は体毛が多かったらしいことの両者からみて、(体毛が無いことの)特別の優位性があったのかと疑問に思っています。
- x530
- ベストアンサー率67% (4457/6603)
氷河期云々の話は横に置いておいて、、、 ヒト属ヒト種(人間)は、体温調節のために全身に汗腺があります。 発汗により体温調節する場合、濃い体毛は邪魔になるため、体毛が薄く進化したと、NHKスペシャル「病気の起源」では説明していました。
お礼
有難うございます。 今より6℃も低い氷期に出現したので疑問に思っています。 現在の平均気温であれば、体毛が無いことのハンディキャップも少ないので、それほど大きなメリットがなくても、相殺できそうです。
- marbleshit
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他の動物の毛皮を奪取する能力を有しているが故のハンディキャップでしょう。
お礼
ありがとうございます。 ハンディキャップは幾らも思いつきます。 しかし、ハンディを凌駕するほどのメリットが思いつかないので、質問しております。
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お礼
ありがとうございます。 寒さに弱いという大きな欠点と、発汗に有利という小さな(?)利点をもって誕生したホモサピエンスがたまたま知恵をもって大きな欠点を克服したので、サバイブできたということなのかもしれませんね。