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『ざる可し』の意味は?

(1)『吉林に於ける二時間の見物に比すれば、其の倍を過ぎたるも、先づ短時間相應に、要領を得たるに庶幾し。』 (2)『要するに旅順の今日は、軍港としても、要塞としても、苟も我が勢力の満州に 存せん限りは、殆ど大なる必要を認めざる可し。今日に於て尚ほ幾許の典型を留むるは、 恐らくは告朔の餼羊の類ならんのみ』 上記意味がよく分からないので、ご説明をお願いします。

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  • fujic-1990
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回答No.1

(1)『吉林に於ける二時間の見物に比すれば、其の倍を過ぎたるも、先づ短時間相應に、要領を得たるに庶幾し。』  吉林での2時間の調査に比べると、その倍以上になったが、なにはともあれ短時間相応(短時間なり)に、要点をつかんだもの(調査)にきわめて近い(調査になった)と思う。  ※庶幾 しょき     こいねがうこと。     きわめて近いこと。よく似ていること。また、まねすること。 [株式会社岩波書店 広辞苑第五版] の一部 (2)『要するに旅順の今日は、軍港としても、要塞としても、苟も我が勢力の満州に存せん限りは、殆ど大なる必要を認めざる可し。  要するに、旅順のこん日(の立場)は、軍港としても、要塞としても、仮にも我が勢力が満州に存在する限りは、ほとんど大きな必要性が認められないと考えるべきである。  『今日に於て尚ほ幾許の典型を留むるは、恐らくは告朔の餼羊の類ならんのみ』  (つまり)こん日においてなお、たくさんの(軍港や要塞としての)特徴を残しているのは、たぶん、"告朔の生け贄の羊"のようなもので、実体を失って形が残っているダケのものだろう。  ※幾許 こきし・こきだ ・・・ たくさん、多く  ※告朔の餼羊 こくさくのきよう ・・・ 辞典をひいて > 『ざる可し』の意味は?  『必要を認めざる可し』を例にすると(あまり頻繁に使わない?昔の大審院判例などにあったと思う)、  必要を認めない + べし   「可し」については、辞典を引いてもらえば分かるように、たくさんの用法がありますし、どれでもいい感じです(頼りないけど)。  しかし、これは軍事についての「報告書」のようですので、曖昧な「推測」などでは上司から罵倒を浴びると予想されます。  で、「当然」と考えて、「であろう」とかいうふうに訳したらいいと思います。  もろもろの条件を考えて、この場合の 『ざる可し』の意味は「必要を認めないものと考えるべきである」「必要を認めないと言うべきである」くらいに逃げておきます。    

kegebousi
質問者

お礼

本当にありがとうございました。助かりました。 (*^__^*)

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