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外国語の学習者に役立つコーパスの使い方

ドイツ語のクラスで有料のコーパスを使ってグリム童話を読んでいます (実は現代の文章なども検索できるのですが、今はグリム童話一本です)。 動詞や形容詞の活用形を見つけたり、名詞では複合語を見つけたりしています。 ただ、それが何になるのかな?っという言う感じです。 生徒全員がそう思っているようです。 実は教授本人もこれを使うのが初めてで これが何のためになるかよく分かってないようです。 私達は実験台だそうです。(-_-;) でも私は何かもっと役に立ちそうな使い方があるのでは、と思っています。 それで今調べています。 コーパスのメリット http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=762277 を読んでみました。 もし仮に「用例を調べてみるだけ」が目的だとするならば かなり特別な場合を除いては普通の辞書で事足りると思えてなりません。 もっと外国語の学習者に役立つような使い方をご存知ありませんか? 辞書を編纂するような場合にしか役立たないのでしょうか? 下の質問では#1さんが「ここで分かりやすく説明されています。」と書いて 20点をもらっていますが、そのURLが既に変更になっていました。 新しいURLにはそんなページなさそうなのですが…。 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=113534 新しいURL http://infosys.gsid.nagoya-u.ac.jp/~takizawa/index.html 「えー、そんなことできるの!」というような使い方を教えて下さい。 もしかしたら卒論の材料にもなるかもしれないな、とも期待しています。 ※英語や日本語のコーパスによる説明でも構いません。 ですのでカテゴリーは「英語」にさせていただきました。

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回答No.4

コーパスの利点ということですので、私の使い方、使って便利な点ということで お答えします。 色々なコーパスがありますのでわけてせつめいします。 google, Collins Cobuild BNC Collins CobuildのCDROM の4つです。 1.GOOGLE 英文を読む時に、辞書にも載っていない熟語や単語の意味を知ろうとするとき。 熟語であれば””でくくると、多くの用例がでてきます。それらを読んで、比べて意味を推測できます。 もちろん推測できない場合もあると思います。 少数しかヒットしない場合は使えません。 無制限に英文のサイトから引っ張るわけですから、すべてが正しい英文ではありませんが、それを考慮すれば使いでがあると思います。 2.Collins Cobuild(現在使えないようです) 英文を書こうとして言葉の選択に迷うとき。 品詞を指定できたりするのが便利なのです。 例えば 言葉の結びつきを調べるとき 例えば「癌にかかっている」という場合、 「かかる」という動詞はなにが普通使われるのか 動詞と品詞を指定して+cancerとします。 そうすると動詞+cancerの用例がたくさん出てきますからそれで 判断できます。 また名詞を修飾する形容詞に何をつかうかなども迷う場合はこれで相談できます。 冠詞をどうするか、とかingをつかうべきかとか 品詞が指定できるのでいろいろな使い方が出来るのです。 この便利なサイトが今、使えなくなって 本当に残念で、困っています。 3.BNC(British National Corpus)これも使えません。 使いやすさは劣りますが、やはり用法をしらべるのにべんりです。 数がおおいのと検索結果の全文とその出所までしめしてくれます。 例えば work ( ) a company でどんな前置詞をいれたらいいかという場合。 この場合 _ を任意の一語として指定できます。 work _ a companyとして検索すると 多くの実例が出てきます。 あるいは冠詞もaとはかぎらないので work _ _ companyとして検索すると もっと多くの用例が出てきます。 もちろんCollinsでも同じようにつかえます。 BNCも今検索語をいれるまでしかできません。 検索させるとエラーがでます。 4.Collinsの市販のCDROM Collins Cobuildの辞書には500万の用例集がついています。 これも便利ですが、品詞の指定とかはできません。 ただしらべるだけですがrise highでひくと、 rose highなどもヒットして 実例として調べることはできます。 また英国か米国か口語か文章語かはわかります。 大体このような使い方です CollinsもBNCも今使えない状態のようなので 詳しい説明ができなくてすみません。 CollinsもBNCも有料のサービスがあるので それを使っている方ならば、もっと詳しいことがわかると思います。

ginkgo
質問者

お礼

大まかですが理解できました。 つまりはコーパス(用例データベース)は用例を利用して 作為・無作為に多数決が採れる、ということですね。 「ほら、教授は間違ってるって言ったけど、 3人もこういう使い方している人いるよ!!!…100万の用例のうち…」とか(笑) 使えそうですね。 でも、学習する側よりもやはり学習させる側に利点がありそうですね。 うーん、He is taller than me.とかHe don't do that.とか どのくらい使われているのか気になりますが 利用者が多いからといってそれが正しい英語とも言えず…難しいですね。 私としましては余談として覚えておくくらいで 学習する側としてはあまり大きなメリットがないような…どうでしょうね。 新しい使い方を研究するのは面白いかもしれませんね、E-mail me!とか。 私ももう少し言語を極めてみれば面白みが分かってくるかもしれません。 使い方はまだまだ分かりませんが卒論に絡めてみたいと思います。 具体的な例を見せていただき、ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

BNCが今使えるようになったようです。

参考URL:
http://sara.natcorp.ox.ac.uk/lookup.html
ginkgo
質問者

お礼

まだエラーが出るみたいです…地道にアクセスしてみます。 重ねてありがとうございました。

  • nagatos
  • ベストアンサー率20% (23/112)
回答No.3

>コーパスは辞書を編纂するような人達にしか役に立たないのか> 学習者にとって、検索エンジンで使われている用例を知るのは、非常に有効です。 辞書では、充分な用例が少なく、また、学習者向け、または、古い文学作品からとってきた用例では、"「(今どき)こんな使い方はしない」と指摘"されるはめになります。 コーパスが辞書編纂に生かされるメリットはご理解されていると思います。 辞書利用者に適切な用例を提供し、かつ、的確な解説を提供できます。 また、今現在、使われている、生きた文例を知ることが、その言語を母国語としない人間がその言語を使う上で、重要なことだと思います。 上級レベルの語学学習者にとって、コーパスは、充分な文例を提供する手軽な方法だと思います。 本質的に、コーパス無しでは機械翻訳、電子辞書の進歩はあり得ません。 機械翻訳の精度が上がれば、コンピュータ・ソフトの多言語仕様化などが進むかもしれません。かつてのカナコンピュータが一気に漢字化、日本語化したようなものです。かつての、かな漢字変換の未熟さを知らないということは、その進歩の恩恵を受けているということです。 また、米語と様々な英語の融合に向かう方向を加速するかもしれません。英方言を駆逐するかもしれませんね。 >私のような学生でも貢献できるような具体的なコーパスの利用方法はありますか? >逆にコーパスの作成に貢献すべき側なのでしょうか?> 当然、院生レベルであれば、コーパスの意義を理解した上で、貢献することが求められていると思います。言語研究者であれば、論文、学術発表、辞書・学習書編纂などで、どんなコーパスに基づいた研究かを問われるのではないでしょうか。 それと、一般論として、仕事でも、勉強でも、一見、無意味に見えることに可能性が転がっていることがあると思います。 結局、コンピュータがゲームや出会い用に開発されたわけでもないのに、いろんな可能性を拓いてきた(パンドラの箱をあけてきた)わけで、「可能性を発見した人間」が時代を築くのではないでしょうか。ビル・ゲイツや青色ダイオードの中村さんみたいに。 逆に、私は、この数十年のコンピュータ化、データベース化の流れの中で、ginkgoさんが、なぜ、コーパス(データベース)に懐疑的なのか、それが好奇心を刺激します。 今は、未熟なコーパス使用も、いずれ欠かせないものになりますよ。 精度の高い英文を書き、微妙なニュアンスの違いを知るのに、コンピュータとネットが欠かせなくなったのと同じです。この「教えてgoo」のシステム自体、ネット初期には考えられなかったはずで、相当、社会の均質化、高度化(知識の共有、公有)に貢献していると思いますよ。 私自身は、コンピュータやソフトなどにかなり懐疑的です。 ただ、ネット、web のお陰で、ネット接続料だけで、英語を学び、いろんな疑問を解決できるメリットは大きいと感じています。インターネットは、一つの革命だったのだと思います。巨大なマイナス面も付随しています。 言語研究におけるコーパスの意義も時が経つにつれ、評価が定着していくのではないでしょうか。原子力、遺伝子操作や自動車のようにマイナス面も大きいかも知れませんが。

ginkgo
質問者

お礼

上級レベルの語学学習者にとって、という部分が鍵でしょうね。 こうも言える、ああも言える、さてどっちを使うべきか、という場面で力を発揮するのでしょうね。 言語というあやふやなものを統計的な数字で表せるというのは 画期的かもしれませんね(その数字もまたあやふやですが)。 私はコーパス(データベース)に懐疑的ではなく、逆にもっと期待をしていたんです。 コーパスによって判明した使わない用法は自然に淘汰されてしまうどころか、 急速に淘汰されそうですね。いや、それに気付いて逆に使い始める人が出てくるかも? あと、機械翻訳の精度、もっとあがってほしいですね。 ありがとうございました。

  • nagatos
  • ベストアンサー率20% (23/112)
回答No.2

コーパスとは、「文例データベース」ですが、結局、良く使われる例文を素早く知ることができるわけです。 辞書の用例、説明順を的確にするには、いいでしょうね。 従来使われていた用例が減れば、死語になりつつあることなども分析できるはずです。 ただ、そのコーパスになにを放り込むかで結果は違いますから、政府の統計と同じ問題はついて回るはずです。 そのような抽象的な使用に意味があるかどうかについては、結局、使う側の問題でしょう。 例えば、ネットの検索エンジンは現在、我々、語学学習者にとって無料で、最高(?)のコーパスになっています。 初期の頃には、考えられなかった使い方です。 私自身も、ネットのおかげで、生の英語にいつでも、ふれることができるようになった意義の大きさは日々感じています。 語学研究者にとっては、手作業だった文例収集がコンピュータのおかげで、世界中の人が協力して、コーパスを作成できるわけですから、従来の語学研究を根底から覆した、塗り替えたとと思います。 パソコンやケータイ抜きでは社会が動かなくなったように、コーパスなしでは、語学を学べなくなるでしょう。 ただ、社会のグローバル化と同じ問題も含んでいるでしょうね。あまり、使われない使用法は、主要な語学研究の場から退場させられやすくなった、という面もあるはずです。 流行に左右されやすくなったはずです。

ginkgo
質問者

お礼

#1さんのお礼にも書きましたが、まだ理解できてないようです。 私の質問を整理しますと、 まず「コーパスは辞書を編纂するような人達にしか役に立たないのか」に 答えていただかないと話が進まないと思います。 もし、その答えがYESであれば(私は辞書など編纂するつもりはないので) コーパスは私のような者には役には立たない、と結論付けることができます。 もし、その答えがNOであれば、次は「ではどのように?」という質問になると思います。 私のような学生でも貢献できるような具体的なコーパスの利用方法はありますか? 逆にコーパスの作成に貢献すべき側なのでしょうか? すみませんが、引き続き回答をお願いします。

noname#13376
noname#13376
回答No.1

普通の辞書でも、と書いてらっしゃいますが、普通の辞書を「上手につかえないケース」というのを考えてみましょう。 たとえば「make」という単語や「もつ」という単語は、辞書を単純に見ると、とてもたくさんの意味がありますよね? しばしばあることですが「だからいったいなんやねん!」「ここではどういう意味なのさ」っていうことになりがちです。 ところがコーパスをみると、文例がたくさんでていますから、直接的には、これら文例から的確な意味を拾い出すことが可能だ、といえます。 しかし、文例をみるということの効果は、実は「語の持つ概念を総括的に理解することができる」ということではないでしょうか。 たとえばさきの「make」ですが、辞書だけをみてもわかることはわかりますが、コーパスをみると、その意味が 「なにかを ある状態にもっていったり ある状態をつくりあげたり」 と総括的に理解できます。 このようなことは英英辞典、国語辞典でもできますが、外国語学習者にとっていきなり英英辞典を使うのは困難が伴います。 つまり、コーパスの「用例がわかる」という機能は「語の総括的な意味を理解する」という目的を達成している、とは思いませんか?

ginkgo
質問者

お礼

すみません、まだコーパスの利点をよく理解できてないみたいです。 私の場合は辞書が結構良い電子辞書なので、かもしれませんが、 「ほとんどの場合」辞書のみで「語の持つ概念を総括的に理解することができ」ていると思います。 例文もありますし、前置詞などと組み合わせた例も載っています。 「生きた英語」の使い方について調べるのに使う、ということでしょうか? コーパスを使って検索をするとその単語や文のみではなく、その前後関係、文脈が分かる、 それによって「ああ、この単語はこうやって使うのか!」と理解するのに助ける…そう言う意味でしょうか? そうであれば今のところ、その恩恵を受けてないんですよね。 引っ掛かった例を見ても「うん、まぁ、そう使うでしょうね」くらいの印象です。 外国語学習者にとっては実際に使われている例文を見るよりも 辞書を使って定義を知っておいた方がより役立つ気がするのですが…。 活用形を検索して過去形が何個、過去完了形が何個、って数えさせられているんですが 「うーん…多いね」くらいしか感想がありません。 たまに辞書の用法をそのまま用いたのに対し、 「(今どき)こんな使い方はしない」と教授から指摘されることはあります。 コーパスが役に立つのはそういうのを確認する時のみですか? …とすればかなり限られた場面でしか役立たないということになります。 当然そうではないですよね。 まだきっと何か役に立つ使い方があるんですよね。 もう少しコーパスの利点について語っていただけたら、と思います。 ありがとうございました。