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薬の量を減らしてくれるお医者さんを教えて下さい。
- 父親の薬の量を減らしてくれるお医者さんを探しています。父は心臓病と糖尿病を併発しており、多くの薬を毎日摂取しています。
- 薬の多量摂取から逆流性食道炎や睡眠時無呼吸症候群の症状が出ており、日常生活にも影響が出ています。
- 担当医師から薬を減らす提案はなく、薬の副作用が心配です。心臓病や糖尿病を専門とする先生をご紹介いただきたいです。
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No.3の者です。 お返事ありがとうございます。 不整脈についてですが、右脚ブロックだけなら特に心配することはありません。 血液検査結果については担当医からデータのコピーをもらいましょう。患者用ではないこともあるので、見にくいかも知れませんが、お父様の健康を気にされるのであれば把握しておくのがよいでしょう。 心臓の超音波検査についてですが、概略くらいは担当医から説明を受けておいてもいいでしょう。 逆流性食道炎についてですが、胃カメラでしっかりと診断がついていると思われるのでファモチジンDはやはり重要でしょう。 さて、薬ですが… <飲まないと重大な合併症が起こると思われる薬> ワーファリン、ファモチジンD、バイアスピリン <飲まないからと言って、重大な合併症が起こるわけではないが、短期的あるいは長期的に病状を改善する見込みのある薬> フロセミド、スピロノラクトン、ディオバン、リバロ、ジャヌビア、アマリール、グルコバイ <飲んでも飲まなくても大勢に影響のない薬> なし に分けられるでしょう。 (1)ワーファリン まず、人工弁が機械弁ということですのでこれは落とせません。機械弁が付いている限り、血栓(血の塊)が付きやすくなり、脳梗塞などの確率が高くなります。機械弁である以上、ワーファリンは生涯続ける必要があります。 (2)ファモチジンD 前回お答えした通りです。 (3)フロセミド・スピロノラクトン いずれも利尿薬で、身体のむくみの改善(うっ血性心不全の治療)に用いられます。 この2つの利尿薬は薬理学的な作用がそれぞれで異なります。フロセミドは血液のカリウム濃度を下げる作用があり、スピロノラクトンはカリウム濃度を上げる作用があります。つまり、いずれか片方だとカリウムの値への注意がより必要になるため、両方を出されているのでしょう(カリウムが高かったり低かったりするとと重症な不整脈の原因になります)。私もよく処方するコンビです。 もし、腎臓の機能が悪い場合(紋切り型とはいきませんが大体クレアチニンの値が3以上)はカリウム濃度が上がりやすい状態になりますので、スピロノラクトンは注意が必要です。 身体がむくんで、胸部レントゲン検査や心臓超音波検査で体液が過剰に溜まりやすい状態であることが分かっているならば内服しておくことが望ましいでしょう。 (4)ディオバン 一般には「アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)」という薬で、高血圧や心不全をもっている方の病状を改善する効果があります。高血圧の治療だけでなく、利尿薬よりも更に心不全治療効果が高い薬です。高血圧に対して処方されている薬はこの1剤だけですから、多すぎることはないでしょう。 (5)バイアスピリン 冠動脈のカテーテル治療歴があるとのことですので、バイアスピリンも落とせません。バイアスピリンもワーファリン同様に血液をサラサラにする作用があります。 ここで「血液をサラサラにする薬がなぜ2つも入っているのか」という疑問を持たれるかも知れませんが、これも薬理学的な作用が全く異なるからです(詳細を理解するには一から薬理学の勉強をする必要があります)。 冠動脈治療の部分(例えば、冠動脈ステントが入っているところ)が再び詰まることのないようにするにはバイアスピリンが有効で、ワーファリンは無効です。一方で機械弁の血栓予防にはワーファリンが有効でバイアスピリンは無効です。 (6)リバオ(→リバロ?) 冠動脈治療歴があるとのことですので、虚血性心疾患も持っておられるとお見受けします。 糖尿病や高血圧も持っておられることですから、動脈硬化の予防としてリバロを使用されていると思われます。一般的には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を下げる作用がある薬ですが、抗炎症作用や、動脈硬化を抑制する作用など様々な有効性が報告されています。飲まなければ命に関わる薬では決してありませんが、飲むことをお勧めします。 (7)ジャヌビア、アマリール、グルコバイ 糖尿病の薬は3剤であり、多いのは間違いないです。但しこれも薬理的作用が全く異なっており、血糖値が悪い患者さんではよくある組み合わせでもあります。 それでもなおHbA1cが8%台はお世辞にも血糖値としてはコントロール良好とはいえない状態です。担当の先生も増やさざるを得ないところなのでしょう。後は運動療法、食事療法を徹底することが重要でしょう。 それでもなお血糖値が不良であるならばインスリンが必要になってくるでしょう。 確かにこの状況(運動があまりできていない)ではまだ改善の余地があるのでインスリンは時期尚早かも知れません。 もし可能であれば、外出をしてみましょう。ゆっくりでもいいですから家の周り、買い物先で歩いてみてください。疲れたら休んでかまいません。家でぐうたらはよくありません。 あと、食生活ですが、通っている医療機関が大きな病院でしたら栄養相談外来などがあるかも知れません。受けられていなかったら一度担当医と相談してみてください。特に水分、塩分、糖分の摂り方を改めるだけでも病状が少しはよくなるかも知れません。 最後になりますが、やはり実際に診察していないので、上のように一般論でしかお答えできません。 お父様のことをよく知っているのは他でもないお父様の担当医ですし、処方内容を見ても理にかなったものが出ていると思いますから、あまり不信になることはないと思います。 以上、長文でしたが意中お汲み取りください。
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- beautyistruth
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専門は循環器です。 病状がこれだけでは分からないことが多いので・・・ 知りたい情報の一例としては・・・ 置換した人工弁は機械弁ですか?生体弁ですか? 不整脈(特に心房細動あるいは心房粗動)はありますか? BUN、Cr(クレアチニン)といった腎臓の値はどうですか? 糖尿病のHbA1cの値やコレステロールの値はどうですか? 冠動脈のカテーテル治療やバイパス手術を受けたことがありますか? もし、採血項目にあればBNPあるいはNT-pro BNPの値はどのくらいですか? 現在の心臓の超音波検査の結果はどうですか? >>>薬の多量摂取から逆流性食道炎を起こしており 薬の多量摂取だけで逆流性食道炎の原因になることは通常ありません。逆流性食道炎の大半は食生活やストレスが背景にあります(身体の浮腫も立派なストレスに当たります)。 バイアスピリンやワーファリンなどを飲んでいるときは、血液がサラサラ状態になっていますから、胃腸からの出血を予防するために胃腸の粘膜を保護しておくことが必要です。胃薬であるファモチジンDが出されているのはこういう理由から当然ですし、処方されていなければ問題だと思います。 あと、逆流性食道炎という診断ですが、どのようにしてその病名を知りましたか?胃カメラはされましたか? >>>担当の医師からは薬を減らす提案はまったくないようで、このまま薬の副作用が酷くなる事を見ていられません。 きつい言い方かも知れませんが、それは全くの思い込みだと思います。 副作用についての知識はございますか? 「薬の添付文書を読んだ」だけでは十分な知識ではありません。そこは医師の臨床経験がものを言います。 お父様の全身状態が悪いのは薬の副作用ではないと判断しているから(むしろ、今の薬を使うことで病状を改善させる見込みがあるから)担当医も今の薬を処方しているわけです。 副作用と判断していれば担当医は絶対に中止あるいは減量をしてくれるはずです 確かに、私も外来診療をしていると他の医療機関で「果たしてこれだけの薬が本当に必要なのか」と思ってしまう処方をされている患者さんに会うこともしばしばあります。 私は不要な処方はなるだけ削るというポリシーがある方です(おかげで薬好きの患者には結構文句を言われます)。 ただ、貴方のお父様の処方は信用に足りる処方だと思います。 病状次第で私もこれだけ処方している例はたくさんあります。 もし、上に挙げた病状や質問にお答えいただけるならば、時間があるときにお答えしたいと思います。
お礼
大変に細かく返信していただきありがとうございます。 はじめにこれまでの経過を説明させていただきます。 以前他の方からご提案いただいたインスリンの話を担当医にしたのが3ヶ月前です。そのころ父親は雪が道に積もったことで外出を避けていて運動不足になったのでしょう、血糖値がいつもより高いという理由で提案は却下されました。 その一ヵ月後に再度受診したところ糖尿病のHbA1cの値が8.2と高かったのです。しかし医師からは特に助言がなかったようです。インターネットで調べれば合併症をひき起こすレベルだそうで、今まさに家族で悩んでいるところです。 >>置換した人工弁は機械弁ですか?生体弁ですか? 機械弁です(チタン) >>不整脈(特に心房細動あるいは心房粗動)はありますか? 右脚ブロックがあります >>BUN、Cr(クレアチニン)といった腎臓の値はどうですか? 情報がありません >>冠動脈のカテーテル治療やバイパス手術を受けたことがありますか? カテーテル治療の経験あり >>もし、採血項目にあればBNPあるいはNT-pro BNPの値はどのくらいですか? >>現在の心臓の超音波検査の結果はどうですか? 情報がありません >>あと、逆流性食道炎という診断ですが、どのようにしてその病名を知りましたか?胃カメラはされましたか? 胃カメラをしました またアドバイスが頂けるようでしたらよろしくお願いします。
- t932
- ベストアンサー率54% (211/389)
薬の副作用で体調がよくないのではなく、もともと病気の状態がよくないので体調が悪くなっており、結果として薬の量が多くなっているのではないでしょうか。多量の薬でかろうじて今の状態を維持できており、減らしたくても減らせないというのが現状のような気がします。 糖尿病の薬が3種併用しており、インスリン導入すればこの薬の内服はとめれるようには思います。インスリン導入が出来るような状態なのでしょうか?
お礼
明確な回答ありがとうございます。 確かに病いの多さは、たくさんの無理やお酒、タバコが集ってのことかとおもいます。 しかし、父親は体力もありますし努力の出来る人なので、先生の言われた事は必ず守っています。毎日、体重と血圧と脈拍を図っています。 いつも、先生から"良い状態です。"といわれていると言っていますが。。。 なぜ担当医から"よい状態だからどの薬を減らそう”とか“こうなったら、もうひとつ薬が減らせる”とならないのでしょうか? インスリンの件。東レから鼻から吸引できる新薬が出ているようですね。先生に1月9日にアポイントがあるそうなので、聞いてみると言っていました。 ありがとうございました。 予断ですが、私が6歳のときになくなった祖父(父方)が病気で入院していたときに、全身のむくみで点滴の針が体を通さず、最終的に足の親指から注入されている記憶が幼かった私でも記憶に残っており、針には抵抗があります。 また、進展がありましたら連絡させていただきます。ありがとうございました。
- yasuto07
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糖尿病は2種類、常識選択、それ以外が、多いようですね。千葉県なら、亀田病院とかはどうですか、あと、外房に高名な心臓医が病院作っていますよね、確か。
お礼
情報ありがとうございます。 確かに、糖尿病のみに3種類のくすりを飲んでいます。 地元が福島県なので、地元に根ついた古い情報のままのような気がしてなりません。 亀田病院は薬についての取り組みが大変に強化されているようなので、参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
お礼
詳細かつご丁寧に返信頂きありがとうございました。 ある程度の薬の情報は調べていましたが、その組み合わせについてや父親の体の状態から何がどのくらい必要なのかがわかりにくく心配でした。 生前、祖父母がたくさん薬を処方されて大きなビニール袋にそれを入れて病院から持ち帰ってきていた事が記憶に残っており、父親もそうなってしまうのかと心配でした。 ご指摘のとおり、お医者様から教えていただく情報だけでなく自らも進んで健康状態を把握しておきたいとおもいます。どうも、先生に頼りきってしまって話しを聞くだけになってしまっていました。 父親とも話合いながら生活習慣の改善から取り組んで行きたいとおもいます。 実家から1時間の病院に糖尿病の食事療法をご指導くださる病院がありました。 早速伺いたいとおもいます。 本当にありがとうございました。