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円を増やしてはダメ?

政治や経済の専門的な知識が無いので、曖昧なのですが、今の日本の状況が ・デフレ ・円高 で、今回の選挙で争点になっているのが ・増税 なんですよね。 だったら、単純に考えればもっとお金を刷って円を増やせばいいように思うのですが、それはダメなのでしょうか。

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  • t78abyrf9c
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回答No.6

日本に限らず、現状の貨幣価値や金融システムの中では、どんなに紙幣を刷って増やしたところで、急激なインフレになるだけで良い効果は望めません。 そもそも、本来は貨幣が回ってかないと景気が良くならない(元々の貨幣は、価値の交換における道具の役割でしかなかった)のに、その貨幣に貯蓄や利子(更には、資本)という相反する役割も同時に持たせてるので、結果的に後者の役割(マネーゲーム化や権力性)が強くなってしまい、貨幣を大量に持ってる人(資本家)が世間に金を回さず「金で金を生む(つまり、働かずに利子”だけ”で儲ける)」という状態に終始しているので、世界中で「ニッチもサッチも」な事態になってる訳です。 そこを解消する意味合いで、共産主義や社会主義が出て来ましたが、肝心の貨幣の役割や仕組みは資本主義と同じ形のまま、資本を個人から国家へ移行させれば解決すると目論んだところに、共産・社会主義の弱点があったと言えるでしょう。 (その意味で、決して資本主義が優位な訳でも無いのです。) で、貨幣を増やして、更に景気を良くする為には、「利子の撤廃」と「長期間持つほど貨幣価値が減る仕組み」が必要だという結論になってきます。 冷静に考えてみれば、貨幣以外で地球上に存在する物は、利用しても利子が付かず、長期化と共に価値が減っていき、最終的には消滅します。 人間が生み出した貨幣も、その他の物と同様に扱えば、現状起こっている経済問題の大半が解消されると考えて良いでしょう。 勿論、世界規模で一気に変えようとしてしまうと、資本家の大反発や、既存の仕組みに慣れ切ってしまった大勢の人達の混乱が起こると予想されますので、地域単位で徐々に変えていき、最低でも「資本の為に使う貨幣」と、「それ以外で(主に個人売買において)使う貨幣」の役割や仕組みを分けていく施策が必要不可欠でしょう。 詳しくは、「自由貨幣」や「腐るお金」を調べてみて下さい。 http://goo.gl/yyR44 http://goo.gl/tVq6A なお、以下のQ&Aで自由通貨に対して「貯蓄」に対する不安を指摘する回答がありますが、 http://okwave.jp/qa/q7085957.html 自由通貨における貯蓄については、以下の質疑で「問題はない」とされてます。 http://inme.at.webry.info/200905/article_4.html

sevihich
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回答ありがとうございました。

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回答No.7

 韓国や米国などは量に紙幣を刷って、ウォン安、ドル安に誘導しています。 日銀は紙幣をあまり刷らないため、円が希少になり円高になっています。  そのため、韓国製品と価格競争力に負け、パナソニックやシャープのような状況になっています。  自民党の政策の通り、円高誘導し、国際競争力を取り戻さない限り、日本の不況から抜け出ません。  この辺りの事は、上念司氏著書の「日本再生を妨げる 売国経済論の正体」が参考になります。 [とてつもない日本のデフレ脱却法] http://www.youtube.com/watch?v=51kWbFyYpw8 [売国経済論の正体(上念司)] http://www.youtube.com/watch?v=kX1DS9-QQDs [デフレ時代に求められる施策とは(三橋貴明)] http://www.youtube.com/watch?v=rI5jxUW4Vo0 [国民総勘違いデフレ不況!(藤井聡)] http://www.youtube.com/watch?v=KJ2KNjSZAJE [デフレ脱却策を語る(高橋洋一)] http://www.youtube.com/watch?v=u2W1EVwCYao [戦後デフレになった国は日本だけ(中野剛志)] http://www.youtube.com/watch?v=WQOLtLJxnkc [デフレ脱却{民主党・日銀・経団連vs田村秀男・安倍晋三)] http://www.youtube.com/watch?v=aSzNNzFFzs8

sevihich
質問者

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回答ありがとうございました。

回答No.5

> 単純に考えればもっとお金を刷って円を増やせばいいように思うのですが、それはダメなのでしょうか。 これ、今も実は行われています。それも、かなり派手な状況で。 日銀の倉庫には、刷って使われないお札が大量に眠っています。 お金を日銀が作っても、銀行がそれを借りに来ないと、倉庫から外に出ません。借りやすいように金利を0にしているのに、借りに来ない状況です。 そのため、日銀は、国債を法律が許す範囲で、大量に購入しています。その国債は、日銀だけでなく、ふつうの銀行も大量に購入しています。我々の預金は、企業に貸されるのではなく、国債を買って、税金同様に、国に吸い上げられて、使われています。 かつて、小泉首相は、郵便貯金を勝手に役人が使って、いろいろ無駄なものを作っているのを嫌って、郵政民営化を行いましたが、今は、普通の銀行も国債を買うことで、郵便局のように、我々の預金を政府に使わせている状態です。 この状態でお金を増やしても、それを使うのは政府だけで、我々に回ってきません。お金をどんどん増やしても、企業やわれわれが銀行に預金して、銀行は国債を買うことで、せっかく出回ったお金を政府に返している状況です。 で、政府は、国債を売って手に入れたお金の大半を、借金を借り換えるための利息と元本の支払いに使い、肝心の公共事業など、世の中にお金を戻す行為にはあまり使っていません。 ここにお金をさらに増やしても、政府と銀行の間でキャッチボールをして、借金を増やしていくだけじゃないかとおもいます。

sevihich
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回答ありがとうございました。

  • phj
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回答No.4

たぶんイロハのイが分からないでしょうから。。 まず現在でも銀行からお金を借りる時の金利はほとんど金利がつかないぐらい低いです。住宅ローンとか企業が資金融資を受けるものは1%ぐらいの金利しかないからです。 また銀行も住宅ローンや企業に貸し出すために日銀からお金を借りるのですが、この借りる金利が0.3%ととんでもなく低い金利になっています。 つまり銀行は0.3%で日銀からお金を借りて、1%とか2%ぐらいで企業や個人に貸すことで金利の差額で儲けているわけです。 で「お金を大量に刷って円を増やす」というのは、日銀の金利を0%するということと同時に「保証人や担保が無くても、どんどんお金を貸す」ということになります。そうでなければ、子供手当てのように、ばらまくしかありまえせん。 問題は「お金を借りやすくしたとして、誰が借りるのか?」ということなのです。企業がお金を借りやすくなったとしても、金利は0%にはなりません。銀行が差額を取るからです。 そうするとたとえば10億借りてホテルを建てるとして、その10億の金利は利益を上げて返すことが必要になります。 ・現代の日本で、新しいホテルを作ったとしてそんなに儲かるの?? というのが一番の問題なのです。つまりお金を借りて投資しても回収できるか不安→だから借りない、という現象が日銀金利0.3%でも起きているからです。このあたりの事情を総括して「流動性の罠」という言い方もします。 ですからほぼ無制限に自由にお金を借りられるとして(円を刷って増やすということ)そのお金で「需要を」が作り出せるのか?ということを日本人自体がすごく疑っているので、単純に円を増やせばよい、ということにはなかなかならないのです。 ですのでこの状態から脱するには、二つの意見があるのです。 ・円を増やして、お金を余らせればインフレになって自動的に需要が創出される ・雇用対策や公共事業など需要を増やせば、円が必要になるので金利さえ下げれば円は増えてインフレになる という意見です。どちらも経済にとっては鶏と卵の関係なので、どちらを有線すべきなのか分からないですし、どのように刺激すれば経済があたたまるのかもだれも分かっていないのです。 たとえばバブル後自民党政権はずっと公共事業などに資金を投じて活性化しようとしたのに、負債ばっかり増えて経済は回復しませんでしたし、2008年から日銀金利は0.3%ですでに4年にもなるのに、一向に経済が回復しません。 ですから単純に「円を刷る」とか「雇用回復」などの方策ではダメで、複合的で新しいことをやる必要がある、といわれているのです。

sevihich
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回答ありがとうございました。

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.3

お金を刷っても、市中銀行が日銀から借りない限り、円は増えません。市中銀行が日銀から借りても、個人・企業が市中銀行から借りない限り、円は増えません。これはイロハのイです。 ついでにいえば、これから輸入インフレ、輸入円安になります。日本が輸入している主要品目である化石資源、食料品が価格高騰を続けています。電力会社が火力発電所の稼働率を上げているからです。東日本大震災から貿易赤字になっています。貿易赤字は円安圧力になります。電力会社は円で徴収した電気料金からドルの化石資源を購入する。つまり円を売ってドルを買っているのです。だから円安圧力になります。 これから電気料金が値上がりします。農業・漁業・商業・工業・サービス業、あらゆる産業に値上がりが波及します。電気を使わない産業が無いからです。 米国の熱波・干ばつで農作物大凶作 世界経済に影響広がる : J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2012/08/02141246.html?p=all トウモロコシ・大豆は畜産の配合飼料の原料となるので牛肉・豚肉・鶏肉・鶏卵・牛乳などの値上がりは必死です。トウモロコシ・大豆は食料油や納豆や豆腐などの大豆加工食品の原料にもなります。日本は世界最大のトウモロコシ輸入国でほとんどアメリカから輸入しているのです。円安になればなるほど価格高騰となります。 円を刷るのは全く無意味です。

sevihich
質問者

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回答ありがとうございました。

  • pepe-4ever
  • ベストアンサー率34% (579/1674)
回答No.2

お金を刷っても、それをビルの屋上からバラ撒いて「さあ、自由に使え」とはできません。 市中に流通するようにシステムを変えない限り、刷った札束は日銀の金庫に眠るだけです。 市中に出回るようにするには、企業や個人がお金を借りやすくしたり、公共事業を増やしたり、あるいは子育て支援等と称したりして無理矢理現金を吐き出すしかありません。まぁいわゆる緩和策です。 このやり方には賛否両論あるわけですから、良策か愚策かはやってみないとわからない部分です。

sevihich
質問者

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回答ありがとうございました。

  • dragon-man
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回答No.1

駄目ではありません。同じことを主張している政治家、経済学者はたくさんいます。自民党の安部総裁もその一人です。白川日銀総裁は反対しています。野田総理も選挙戦で安部を叩くためだけに同調しています。 「お金を刷る」とはつまり金融緩和です。リーマンショックから立ち直るために、アメリカやヨーロッパ各国、中国、韓国はそうしました。日本だけは日銀が頑としてやりませんでした。そのお陰で、日本だけが立ち直りが遅れ、デフレが続き、経済が沈滞しています。この間のGDPの伸びは日本が世界最低です。

sevihich
質問者

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回答ありがとうございました。

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