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高校の国語で

人生を考えるヒント―ニーチェの言葉から―「http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603524.html 」で 「人間とは、顔を赤らめる唯一の動物である。いや、そうしなければならない唯一の動物である」 とあるんですが、なぜそうしなければいけない唯一の動物なんでしょうか? 皆さんの意見をお願いします。

みんなの回答

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.2

「恥を知らない」のは人間らしくないという道徳観を持っているからでしょう。 顔を赤らめるのは意志ではなくて心理による物なのだけれど、そのような心理を持たないと思われるのはもっと恥ずかしい。しかもそういう人は時々いる。 そんなような逆説や皮肉を含んでいると思われます。 人間が生理的な理由だけで顔を赤らめるのであれば楽なのに、そうでないから苦労している。そのことを人間として生まれた“そうしなければいけない宿命”と捉えているのでしょう。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

それはマーク・トゥェインの言葉なのですね。なるほどニーチェの言葉とよく似ています。 マーク・トゥェインの場合も、相当に諧謔を交えているのではないかと思います。ニーチェはキリスト教道徳を批判しましたが、トゥェインの場合も当時の図書館から非道徳な著作であるとして著書が締め出されたりしましたから、彼にもニーチェのような考えがあったのかもしれません。「顔を赤らめる」 とは己を恥じる感情を抱くことから生じる生理現象だとすれば、西洋文化にあってはキリスト教における罪、つまり遡れば 「原罪」 にいたるわけですが、罪を恥じるのは人間だけです。偉そうなことを言う人も人間としての欲望は持っている。ほとんどどんな人間であれ欲望を持っている。欲望を罪だとみなせば、人間は誰も自分を恥じなければならないことになる。そういう意味合いを持って述べたとも読めるかもしれません。つまり道徳というものを持つ人間を揶揄しているのだとも。

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