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どちらの方法が正しいと思いますか?
埋め立て処分場の残余量が少なくなり、リサイクルが声高に言われるようになりましたが、実際にリサイクルするための分別の品質を確保するのが難しく、結局高性能な焼却炉を作って焼却しているところもあるようです。 簡単な方法は焼却で、排気ガスがクリーンであれば問題ないと思いますが、いくら高性能な炉であっても100%安全だとはいえないと思いますし、通常の感覚をはるかに越えた処理費用がかかります。 リサイクルとなると面倒になり、リサイクル先の確保やそれに合わせた分別の確保と量の確保が必要となります。リサイクル業者によっては分別方法が変わったり、素材によってはリサイクルができなかったり、リサイクルできるといいつつ実際にはしていなかったりと、あいまいなことが多いのも事実です。 焼却にしてもリサイクルにしてもそれぞれに問題がありますが、これからのごみの処理の方法としてみなさんならどちらを選択しますか?
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「2つを併用できるような裕福な状況」それは少しおかしいと思います、そもそもゴミは日本では焼却や最終処分場で処分され、それらが処理しきれないようになったので世界情勢もありリサイクルとう言う苦肉の策を導きだしたわけでリサイクルとその他処分については併用されているはずです、いくらリサイクルしてもリサイクルしきれないものはかならず出てきます環境を考えた焼却法は費用がかかる為又ゴミの減量化の為ゴミ処分の有料化等が実施されています。 どちらに重点を置くかと云うことならリサイクルだと思いますが、それによって生活が不便になったりするのではいみがありません、やはりそれらを併用して調整していくのが一番良い方法だと思います。
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- GTAC
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日本のごみ問題の特徴として、 行政は衛生問題として動く 一般廃棄物と産業廃棄物の区分 ことがあります。 物作りといった経済活動は経済産業省の管轄です。一方でごみ処理は厚生省の管轄です。物作りに伴って排出された廃棄物にはリサイクル不可能なものが多くあります(鉱さい、コンクリートガラ、シュレッダーダスト、硫酸ピッチなど) こういった処理不可能のものであっても「事業者責任で」廃棄物処理を義務付けられているのが日本の「産業廃棄物」の世界です。産業側はコスト低減が至上命令なので産廃と一般といったダブルスタンダードを維持してきたのが実態です。 一方で行政は生ごみの放置散乱によるハエや伝染病といった環境衛生の悪化を防止する目的で「一般ごみ」として生活ごみのみを集めています。従って産業廃棄物を処理する法的根拠も義務もありません。 (厳密には排出事業者を指導する権限はあるが処理義務は無い) また、「ごみを行政の境界を越えて移動できない」というルールもあります。(他県市に持ち込めない) 近年大規模な生産工場がすくなくなり、アウトソース、下請け化によって中小企業からの産廃排出が増えていますが、コスト低減の圧力もあって適切な処理費用が確保できていないのが現実です。この結果、野焼き、不法投棄などが行われています。 産廃が自治体の清掃工場で処理されればよりクリーンになると想像しますが、処理費用が自前処理に比べてアップするので産業界は反対しています。 自治体の建設する清掃工場の排出ガスのレベルと比べ、産業廃棄物処理炉のレベルは格段に悪いものです。自治体の建設する豪華仕様(200m煙突付き)の建設予算があれば一般・産廃を同時に安全に処理できる炉の建設が可能と思われます。 また自治体の発注は技術的・コスト面での優劣だけでなく政治的な判断も入ります。 技術的には焼却炉としては1日200トンを処理する溶融還元炉が最もクリーンで効率がよく建設費が安いのですが(スイスでは煙突の無い焼却施設として実際に建設されている)、日本では数十トンクラスのストーカ式(ただ焼くだけの炉)を小さな自治体毎に建設しているのが現状です。 溶融還元炉の場合、基本的に高温で物を熱分解するものです。プラスチック系のごみは炭化水素としてガス回収され熱源として利用することが可能です。また金属類もペレットとして回収され埋め立て処分の必要なものがほとんど出ません。(最後に残るスラグは道路の砂利として使用できます) 燃焼させるわけではないのでCO2の排出も焼却炉に比べて少なくなります。処理の困難な電線くず、自動車のスクラップで処理しきれないプラスチックの混合ごみ(シュレッダーダスト)などの処理も可能です(瀬戸内海の豊島の放置ごみ処理に使われるのもこのタイプです) 全てがこうなれば理想的ですが、特許の問題、高度な製造技術の問題(耐熱材料)、運転の問題(爆発の危険性がある)などから普及していません。 排出者責任を追及しすぎると、会社の論理(利益追求)が顔を出してしまいますし、全て自治体に押し付けると企業や家庭が排出量低減の自助努力をさぼり、バランスを取ることが必要と思います・ 個人的には、 ・産廃も一般ごみも同じ土俵で処理される仕組み、 (企業の自前処理の禁止、費用負担化、行政の処理責任 ) ・県境を越えて最適な規模で処理が行われる仕組み、 ・廃棄物行政の効率化(ごみ処理実務の民営化) ・容器、自動車、家電などのリサイクルの推進処理 ・最先端技術の採用の義務化(ストーカ建設禁止) ・埋め立て処分対象品の範囲縮小化 ・最終処分の厳格化(マニフェストによる排出企業責任の追及される仕組み作り) などを行う必要があると考えます。 また、これらの厳しい施策を行うと「国内競争力が落ちる」という意見が出るかもしれませんが、たとえば中国からの輸入製品に対しては国内と同等の規制を守って製造されたものに限って認めるといった規制をしたら(同じことを行うように要求すれば)よいことだと思います。 (ごみ問題に限らず、公害関連の法律や労働基準法を守らないで生産された製品を買うことは悲劇を輸出することと同じであると考えるからです)
お礼
結論としては、リサイクルということでよろしいでしょうか? 非常に廃棄物のことをご存知で、感心します。現実を知り、その原因を追求していくと、どうすべきなのかわからなくなるんですよ(複雑すぎて)。行政自身がそんな状態に陥っているんじゃないかと思うんですが、県や市町村によってまったくやることや考え方が違っているんですよね。もちろん、その地域の住民の感情も温度差があるので、違って当然な部分はあると思いますが・・・。 厳格な法律の運用は必要なことだと思いますが、それ以前に、 1) 法律間の整合性の整理(地方自治法、環境基本法、廃棄物処理法、各リサイクル法、建築基準法・・・・など) 2) 分別基準の標準化 → 安定型・管理型・遮断型埋立品目(品名)の明確化 → 廃棄物13品目への全製造品の対応と表示 3) 取り締まり項目の基準の明確化と取り締まり要員の増強。 などの措置が必要だと思います。 現状では法律は厳しくなったものの矛盾やあいまいなことが多く、怪しいと思っても取り締まれないケースが多いと思います。科学的な根拠により明確で厳密な管理が確保されていけば、将来は都心にごみ処分場が可能になると思います。東京のごみが青森に捨てられるなんてばかげた話です。 「東京のごみは東京で処理されるべきでしょ」とは都民の皆さんは思わないでしょうかね。 その際に、焼却場を作るのがいいのかリサイクル施設を作るのがいいのかって感じでしょうか。
- kotaro-2003
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こんにちは。焼却とリサイクルはNO.1の方が言われるように併用するのが、ベストだと思います。もちろんすぐにごみになるようなものは、最初からつくることを禁止するなどの法律の整備は必要かと思います。現在のようにごみ処理の費用の大部分を税金でまかなう状況だと、ごみの排出量を減らした家庭もそうでない家庭も同じように費用負担をしなくてはいけないことになり、不公平が生まれます。(有料化をしても、そのお金だけでまかなえているわけではありません)拡大排出者責任で企業が負担するのが本来の姿ですね。 またリサイクルをする場合、リサイクルにもエネルギーをかなり使いますので、その使ったエネルギーに見合ったものができるかということも考慮しなければいけません。ですから、現在のような様々な種類のプラスチックを種類ごとに分別して、それを大量のエネルギーを使用してリサイクルするよりは、サーマルリサイクルで熱回収した方が、トータルのエネルギー使用効率は高いと思います。リサイクルも無理、熱回収も無理というものは(紙おむつなど)やはり焼却したほうが良いと思います。 ただ最近、ガス化溶融炉の導入を検討する自治体が増えていますが、これはリサイクルの流れに逆行するもののような気がします。ガス化溶融炉は、超高温で焼却し、ダイオキシンを排出しないというふれこみですが、そのためには大量のごみが必要となります。つまり分別などをして焼却するものが少なくなると困るわけです。それに超高温となるため、分別していないごみでもスラグ化します。 取りとめのない話になってしまいましたが、私はリサイクルと焼却(ガス化溶融炉を除く)をトータルバランスを考えて併用すべきだと考えます。
お礼
理想的にはそうだと思います。 でも、「便利になった分・楽になった分」で浮いたお金を「静脈産業」のエネルギーに使うという発想は今の日本では少ないような気がしているのですが・・・。
- himajin1
- ベストアンサー率43% (184/422)
食べ終えた焼き魚の骨。 このゴミを前にして、焼却、リサイクルのどちらを選択と考えると、うーん、何となく埋め立てがbestかなと思います。 ゴミでした。
お礼
確かに埋立処分場はまだ日本にはあるものの、重金属や有害な化学物質が酸性雨や接触や熱による2次合成などで水に溶けて土壌を汚染するということで、現在の法体系の元での新たな処分場の建設は非常に困難なものとなっており、焼却またはリサイクルというのが主流になりつつあります。 魚の骨など、我々が口にできるようなものなら埋めても何も問題は無いと思いますし、少量であればあまり問題にはされなかったかもしれません。 私はリサイクル派なんですが、いろいろやってみるとリサイクルは無駄なんじゃないかという気持ちに時々なります。 埋立が簡単にできるような状況に早くなると良いと思います。
- o24hi
- ベストアンサー率36% (2961/8168)
#2です。 >リサイクルの世の中と思っていたのに、逆行する流れが自然にできているようなんです。 確かに,ごみの処理方法には,自治体の財政力や熱意により温度差があるのは仕方ないと思いますが,確実に清掃工場は減りつつあります(建替えはありますが)。大抵の首長は,選挙で環境問題への取組(ごみ減量=リサイクルの推進)を公約にあげていますから。 http://www.toda.co.jp/level1/news/news_letter2003/150324/150324.html
お礼
自治体にしても企業にしても、建前論が非常に多いと思います。自治体の担当窓口の職員はごみの現状をあまり知らないみたいですし、企業の担当者は処理業者にまかせっきりということが多いみたいです。 研究心がないので(もちろんいい加減な処理業者も多いみたいですので担当者もうんざりしているところもあるようですが)コンサルタント会社の言いなりになったり、面倒なことはやりたがらないようです。 清掃工場が減りつつあるのは平成14年のダイオキシン規制に対応できなかったためではないでしょうか。 環境問題のあった香川県の豊島や岐阜県の御岳町などの環境の業務についておられる方であったとしても、はたしてどれくらい前向きに考えているのか疑問です。税収が減っている中で本音の部分はどうなんでしょうか。
こんにちは。 ドイツの様にはじめから分別、リサイクルを前提に物を作り、理想的な形で回収できれば選択しなくていいですね。 そして学校で分別を細かくならってるそうなので「あいまいな」こともなくなりますね。 日本では地域にもよるし、これは何ごみ?っていうのも多いですがこれだとどっちを選んでもやばいですね。
お礼
こんにちは。 理想的な回収ができれば、言うことないと思いますが、今の日本でそれをやろうとすると、何百種類いや何千種類の分別をしなければならないそうです。(プラスチックでもポリエチレンだけでそれぐらいの種類になるようです) これは何ごみ?となると焼却になると思いますが、この間のRDF爆発事故ではないですが、2次合成・3次合成などにより、何が生成されるかわからないのが怖いと思います。高性能炉はダイオキシンや、臭素系ダイオキシンには対応できていると思いますが、未想定の生成物に対しては検証されていないと思いますし、まさに”やばい”ですよね。
- oobo
- ベストアンサー率40% (100/245)
ご質問への答えとしては、どちらも選択しません。 5Rや6Rといった表現を目にしたことがあると思います。 1.Refuse ごみになるものは買わない 2.Return 購入先に戻せるものは戻す 3.Reduce ごみを減らす 4.Reuse 再使用する 5.Repair 修理して使う 6.Recycle 再資源化する リサイクルは資源の有効活用の度合いからいったら最低レベルです。 もちろん焼却は論外です。 排出される「ごみ」を考えるのではなく、製品のライフサイクルを生産前から考えることに切り替えるしかありません。 昔はやっていたのですよ。 ゴミとは言わずに「屑(クズ)」と一昔前までは言っていました。 屑とは一通りに使い終わって次の使い方を待つ仮の姿です。
お礼
なるほど、本当にそうですよね。以前に比べると1番から5番までの項目の実施率はUPしていると思います。 でも、やはり最終的に残るものがあります。それらの処理においてどうあるべきなのかが最近分からなくなってきました。消費者においても、行政においても、本音と建前がどっちなのか分からなくなってきました。 その時その時の立場で言うことがぜんぜん違うような気がするんですが、一般の人はどう思っているのか知りたかったんです。
- o24hi
- ベストアンサー率36% (2961/8168)
こんにちは。 まず,処分地に埋め立てる方法ですが,海のある自治体は別として,内陸にある自治体は埋立地を作るのに莫大な費用がかかります。また,清掃工場を作るのは,ご存知の通り,設置場所に選ばれた地域の反対により頓挫する例は,枚挙にいとまがないですね。 地球温暖化防止会議が日本(京都)で開催されてから,どちらが良いとかではなく,リサイクル関係の法令が次々に作られ,時代の流れはリサイクルに向かって邁進していますので,もう戻れないと思いますよ。
お礼
こんにちは。 埋立場が作れないからリサイクルをし、すべてのリサイクルができないから焼却場を作るということが現実に行われています。結局焼却場を作ると、リサイクルするより燃やしたほうが手っ取り早くなるようです。 リサイクルの世の中と思っていたのに、逆行する流れが自然にできているようなんです。 でも、やっぱりリサイクルしていくべきだと思いますよね。
リサイクルか焼却かかならず1つを選択をしないといけない場合でしょうか? 2ともリスクがあるならリスクを分散する意味で2つを併用することはだめなのですか?
補足
2つを併用できるような裕福な状況は想定しにくいと思いましたので、択一という表現にしました。 もうひとつは、分別の手間をかけたうえで焼却することが市民の理解を得られるかということです。
お礼
そう言われるのはもっともだと思いますが、所詮「ゴミ」にお金をかけるという考えはこの国には乏しいと思います。 技術的には可能なリサイクルはいくつもありますが、商売として成り立つものは数少なく、それを阻害している要因のひとつがプラスチックの種類の多さとも言われています。我々の生活の中には知らない部分に数多くのプラスチックが複合材という形で入り込んでいます。プラスチック自体も難燃剤・可塑剤・着色剤などさまざまな樹脂の複合材となっています。それらを分離し、再精製するのが高価なものとなり、あるいはそういう技術も確立されていないかもしれません。 現実的にはみなさんはかなり欲張りだと思います。(私も含めて)・・・生活が不便になったりするのでは意味がありません・・・というように、少しでも便利に少しでも安くとなってしまうのです。だから結果的にどこかに矛盾を生じてしまうと思うのですが・・・。 併用できるなら何も問題はありません。ところが、最近の高性能炉は非常に値段が高く、その上維持費も高いので、結果的には他へお金が回らなくなってしまうのです。 リサイクルはお金も手間もかかる物が多いので、高性能炉の建設ラッシュが続けば、リサイクルは衰退していくような気がするのですが・・・。