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不飽和数 配意結合 イオン結合
元素の組成から物質の構造を決定する際によく↓の定理を使いますよね ある物質の不飽和度=ある物質を鎖状の単結合だけの物質にするために 切断する必要のある共有結合の数 ={2×共有結合を4つもつ元素数+1×共有結合を3つもつ元素数 +0×共有結合を2つもつ元素数+(-1)×共有結合を1つもつ元素数+2}/2 質問1 これは「ある物質」が共有結合だけでできていて、かつ配位結合をもたない場合に なりたつ定理ですよね? つまりイオン結合をもっていたり、配位結合をもっていたらこの定理はつかえませんよね?
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- htms42
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>不飽和数を考えることが有益な物質はどこまでかというのが質問の趣旨です 基本は炭化水素(CHの化合物)です。 CHOの化合物の場合もまずCHで考えます。 例えばC3H8Oだとします。 C3H8は飽和の炭化水素プロパンです。 これにOを一つ加えます。Cの数、Hの数は変えません。Oは手が二本ですからC3H8の中の結合C-H、またはC-Cの間に入ってきます。 C-Cの間に入る場合はCH3-O-CH2-CH3しかありません。エーテルができます。 C-Hの間に入る場合はC-OHの形になりますからアルコールです。端の炭素についた場合と真ん中の炭素についた場合とで一関係が異なりますので別の物質です。 C3H7-OHとCH3-CH(-OH)-CH3の2つです。 異性体はエーテルが一つ、アルコールが2つで全部で3ツあります。 あなたはこの3つを何か公式のようなものから出そうとしているのではありませんか。 そうであればC5H12の異性体の数もその式から出しているのでしょうか。 >C3H9Nの構造異性体をすべて構造式で示せ という問題が実際出題されているのです C3H9Nを考えてみます。 やはり、C3H8が基本です。 C3H8に-NH-を入れます。-O-を入れた時と同じように考えます。 C-Hの間に-NH-を入れます。ーNH2のついた構造が2つ得られます。 C-Cの間に-NH-を入れます。CH3-NH-C2H5が得られます。 異性体の数は3つです。 名前は聞かれていませんのでこれで終わりです。 参考(CH3)2-NHはジメチルアミンと言います。CH3-NH-C2H5に名前をつけることはできますね。エーテルの時の名前の付け方と同じです。 C3H7Nだとややこしくなります。でもこんなのが入試に出ることはないでしょう。 C3H9Nで手こずっている人が多いようですから。 むしろC3H8OができるのであればC3H9Nも出来るはずだというのが出題の意図なのではないでしょうか。C3H8Oはあちこちで練習問題として出てくるので実際に自分で組み立てることができるようになっていての解答か、単に答えを憶えていての解答かの区別が付かないのです。 憶えてきただけの場合は同じ考え方でできる問題でも表現が変わっていると出来ないということになります。 参考 C3H7N C3H9NからHが2つ減っています。 2つの場合が考えられます。 (1)C3H9Nのどこかの結合が二重結合に変わっている C-CまたはC-Nです。 C-C-C-Nだと3つの可能性が出てきます。 C-C(-N)-Cだと2つです。 C-N-C-Cだと3つの可能性があります。 (2)二重結合はないが環ができている 環が三角形の場合 ・3つのCが環を作る・・・シクロプロパンに-NH2が付く ・2つのCとNで環を作る・・・-CH3のつく場所の違いで2つの可能性があります。 環が四角形の場合・・・1通りしかありません。 NとOが両方含まれているような場合で一般的に「異性体の数はいくつか」と問われることはありません。 普通は例えばニトロ基(-NO2)があると指定された上での異性体の数です。
- NiPdPt
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というよりも、そんなややこしいことを考えなければならないものにまで不飽和度を考えようということ自体無理があります。 使えるとか使えないという以前の問題として、そういうことを無理矢理考える意味がないってことです。 配位結合にしても、それは単に結合をどう考えるかと言うだけの話であり、イオウやリンなどが入ってくるようなものにまで不飽和度を考えるのは混乱を招くだけですし、Nにしてもニトロ基などが入ると不飽和度自体が意味不明になります。たとえば、CH3NO2の不飽和度など議論できますか?無理に議論しても無意味です。 まあ、不飽和度を議論するのであればCHOから出来ている分子に限定するのが現実的です。不飽和結合を理解できているのなら、不飽和度を考えることは問題を解く上での必須ではありません。 そもそも「定理」とおっしゃいますが、そんなものは定理でもなんでもありません。化学の学習において、不必要にややこしい公式もどきにとらわれるのは賢明ではありません。大学受験レベルの化学計算は極めてシンプルですからそういったものは不要です。
お礼
>>イオウやリンなどが入ってくるようなものにまで不飽和度を考えるのは混乱を招くだけですし、Nにしてもニトロ基などが入ると不飽和度自体が意味不明になります。たとえば、CH3NO2の不飽和度など議論できますか?無理に議論しても無意味です。 ですから、不飽和数を考えることが有益な物質はどこまでかというのが質問の趣旨です >>不飽和度を議論するのであればCHOから出来ている分子に限定するのが現実的です。不飽和結合を理解できているのなら、不飽和度を考えることは問題を解く上での必須ではありません。 例えば C3H9Nの構造異性体をすべて構造式で示せ という問題が実際出題されているのです