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「面白み」の真の根拠
- 「面白い」という表現を使う場面が、多々ありますよね。
- 「面白み」といものを、突き詰めて解釈すると、その根拠というか、核になる要素は、「変化する要素」 「予測からの意外性」かな?
- 逆に言えば、例えば、映画を観ていて、先の展開が読めたり、ましてやエンディングまで読めると反対の意味の「この映画は、面白くなかったな。」となりますよね?
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「バランス」じゃないでしょうか。 料理の塩加減なんかにしても、薄すぎると「味がない」し かといって入れすぎると「しょっぱい」となりますよね。 その中間にあるベストポイント近辺で初めて「おいしい」と感じるわけですよね。 「面白さ」も一緒なんじゃないですかね。 仕事も捌き切れないくらい次々に 前例のない難題が降り掛かってきたら 多分面白くないでしょうし 映画でも、全然理解できないくらい明後日の方向に 話がぶっとんでもあんまり面白くないですよね。 個人的には予想の半歩上くらいが一番おもしろいです。 つまり面白さの絶対的な核になるようなものはなくて 個人個人の中にある「未知」と「既知」の間にある一点が 「面白さ」の大きな要素なんじゃないでしょうか。 そして、当然それには個人差があると思います。 余談ですが、歳をとるとこの「面白さ」のバランスも 「薄味」よりになっていくみたいです。 年配の女性に韓流が流行ってるのって そういう理由もあるのかなぁと思ったり・・・
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「面白み」をドーパミンの分泌と解釈すると、03年サイエンス誌に発表された実験が有名です。 英国ケンブリッジ大学のシュルツ博士はサルの神経の反応を調べ、脳の奥深く、「中脳」と呼ばれる場所で、独特 な活動をする細胞「ドーパミンニューロン」(快楽を生み出す細胞)を発見しました。博士は、餌を与える直前に光で合図を出すようにし、合図の意味をサルに学習させました。このようにオペラント条件付けされたサルは、もはやこの神経細胞は活性化されませんでした。そこで博士は合合図を出しても餌を与えないことにしました。今度は神経細胞の活動量は減少しました。つまり、サルは始めのうち餌をもらえて喜んだが、次に合図があれば餌をもらえて当然だと思うようになり、もはやそこに喜びはなくなったのです。それどころか餌が出されないとがっかり さえするのです。「ドーパミンニューロン」は集中力ややる気を維持するのに重要な働きをしています。だから「マンネリ化」は脳には毒なのです。新鮮な気持ちを忘れてしまっては、もう脳は活性化しないのです。博士はさらに続報を発表しました。合図と餌の関係に「確率」 を使ってみたのです。確率が100%だったらいつでも餌が出る。0%だったら餌はでないという具合です。博士はこの確率を いろいろと変えてみたのです。すると、ドーパミンニューロンの活動は確率50%の時、最大になったそうです。つまり、どっちつかずの確率で報酬がもらえるときに もっとも快楽を感じたのです。ギャンブルが娯楽になる理由が、そこにあります。 しかし、これは「面白み」という言葉が意味するすべてではありません。やる気や興奮だけが「面白み」では無いからです。 友人;『俺って、性格いいと思わない?』 僕 ;『うん、ある意味いい性格してるよ(笑)』 こういう場合の面白みは興奮ではない訳で、ドーパミンとは無関係です。僕の考えだと、右脳と左脳の発振回路です。音で言うとハウリングです。「いい性格」という同じ言葉を使っていながら、違う意味を持たせているところが面白いわけで、左脳では理解し切れないので右脳に処理をバトンタッチするのです。でも、右脳だけでも処理しきれずに、また左脳にバトンが戻ってきます。この往復が多いほど面白いのです。一往復だけでは『クスッ』ですが、理解するのに10往復するような場合は『ゲラゲラ…』と大笑いとなります。お腹を抱えて笑う様子は、まさに発振回路です。