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政治と開発について教えて下さい!!
目を通していただき、ありがとうございます。 途上国の開発と政治について勉強していたら、 「民主化した政治体制の下で、開発指向の国家を樹立することが課題」 と、ありました。 恥ずかしながら、なぜ民主化すると開発することが難しくなるのか分かりません。。。 今日の先進国ではこれがうまく機能しているのですか? ご教授のほど、よろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします。
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- sync-mag
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質問者様のほめ上手に乗せられて、またやって来ました。 持ち上げていただいて恐縮なのですが、わたしは開発学を学ばれているという質問者様に「回答」するのもおこがましい、ただの素人です。ただし素人な分、細部にこだわらずにざっくり説明できるのかもしれません。偉い先生でも説明の下手な人っていますよね? ちなみに映像関連のプロデューサーを生業にしておりますので、いつも「どうしたら相手に伝わるだろう」というのは考えています。目標は池上彰さんです。――ちょっと風呂敷がでかすぎですね。 近代化(開発)と民主主義の問題は学生時代に少しだけ勉強しましたが、あらためて考えるようになったのは実は震災以後です。地震と津波は天災ですから人間には如何ともしがたいとしても、原発はちがいます。率直にいって驚き呆れ腹が立ちました。 高木仁三郎は遺著のなか(震災前の言)で「わが国の原発行政における安全対策は広報対策だった」と述べています。いかなる事業であれ国民の納得を得ることは重要ですが、現実の安全に向き合うことのないそれは単なる夢想です。発展途上国の「張りぼて」の一種です。 わたしは原発に反対ですが、この質疑サイトで原発賛成派の方と意見を交わしたことが何度かあります。結論は一致できなくてもそれなりに会話がなり立つ人がいる一方で、まったく話がかみ合わない人もいました。なぜそうなるのか知りたくて少し粘ってみたのですが、最終的にその人から「すべてお上に任せていればいいのだ」との回答をもらい、応答をあきらめました。すべてを任せていた結果がいまの惨状だというのに……。 これは近代化にあたって日本が身につけた一つの政治的行動様式だと思いますが、いまやこんなものに頼る必要はありません。 わたしも日本はとてもいい国だと思います。身びいきのそしりは免れませんが、世界一美しい自然と誇るべき文化があります。豊かな歴史と公徳心を持った人たちが暮らしています。近代化にあたっては国家を一つにまとめることが重要な課題になりますが、現代の日本ではこの事実を認めるだけで充分でしょう。つまり、日本は歴史のなかで何ひとつ誤りをおかしてこなかったと強弁したり、隣国を罵る必要は何ひとつないと思うのです。 原発は発電システムとして拙速に捨てるべきではないという意見は尊重されるべきだと思います。しかし、お上が決めたからそれに従えというのは時代錯誤も甚だしい暴論です。 近代化、ことに国民国家を形成するためには民主化が欠かせません。しかし、民主化をどこかで骨抜きにすることで国家は近代化を貫徹します。日本も例外ではありませんでした。しかし、同時に近代化を達成した国では民主化を取りもどさなければ近代化自体が頓挫してしまうのだと考えます。 日本は世界第三位の経済大国であり、まぎれもない先進国です。ならば民主主義を抑圧してでも近代化に邁進する必要はありません。反対に、民主主義を貫徹することこそがいま求められる課題でしょう。 質問者様の言われる行政のアカウンタビリティの欠如は民主主義が十分でないことの証左なのだと思います。民主主義とは単に民意が反映されれば良いのではなく、民意の側が国家がどうあるべきかを将来を見すえて構想する責任があるのだとも思います。 恥ずかしながら「新興衰退国」という言葉を知りませんでした。しかし、うまい言いまわしだと感心しました。たしかに日本はこの道をたどっていると思います。 理由はいろいろ上げられますが、わたしがもっとも重視しているのはさかんな消費活動を行なう生産年齢人口が減少していることです。日本のデフレはこの層が減ると同時に始まっていることからも、説得力があると思っています。 にもかかわらず、わが国はここに真剣な関心を向けることなく、この20年というものただかけ声を上げるだけに終始してきました。わが国の政策は完全に逆行しています。もっとも、この先は当初の質問から完全に外れてしまうので持論は控えますが、わたしはリベラルな方向にしか活路がないと考えています。 ただ、この的外れな政策の方向を国民に受け入れさせる手段が、日本の近代化を果たした権威主義的体制(その文化)と惰性であったことは指摘しておきます。たとえば生活保護を切り捨てろと呼号する人たちほど近代以後の「伝統」にこだわったり、やたらと国家主義を振りまわします。しかし、それでは問題から目を背けているだけで、現実の問題を何ひとつ解決してくれません。 現実の問題を解決するとは「原発は安全だ」と巨額の予算をかけて国民を説得することではなく、現実の安全対策を取ることです。少子化対策なら、かけ声ではなく国の資産をここにふり向けることです。 今後、日本が完全に衰退してしまうのかはわかりません。まちがいなく言えることは、もうかつてのような「成長」の時代はないことです。しかし、「成熟」する機会はまだあると思っています。いまは分水嶺にあるのでしょう。 ということは、いまの選択がこれからの日本を決めるわけです。思えば面倒な時代に生まれ落ちてしまったものですが、一方で実にチャレンジングな時代に巡り会ったのだとも思います。そう思わないとやってられない、というのもありますが。 さて、またしても長文になってしまったのでこの辺で失礼します。文章が長いのは頭が悪い証拠だと言いますから。 「回答」の機会を下さったことに、あらためて感謝いたします。ありがとうございました。
- sync-mag
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たびたびすみません。No.2と3です。投稿してから一点書き間違いに気づきました。 末尾の部分「後発国は独裁者がいると近代化する」は、「後発国は独裁者がいなければ近代化しない」と読みかえて下さい。私は明らかに近代化の条件に独裁あるいは権威主義的な非民主的体制を上げていますね。 ここで書きたかったのは、独裁を「歴史の必然としてあきらめるべきだ」という姿勢はまちがっている、ということです。歴史的事実としてはこうであっても、まちがいはまちがいなのですから改めるべきです。そのうえで、望ましい道を探すのがあたりまえだと思いませんか?
- sync-mag
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過分なお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。 >我が侭を言って申し訳ありません。 →いえいえ。一般論でしか書いてないものに対してこれだけ具体的にお尋ねいただけるということは、それだけ真剣にお読みいただいたからなのですから、むしろ光栄です。 ただ、あくまでも私が理解している範囲の「回答」ですので、興味をお持ちになったのでしたら専門家の書いたものにあたることを進めます。 もしかしたら、これは学問カテゴリーのほうが良回答が集まったのかもしれません。 1)国民からの資本の吸い上げ。 これはマルクスのいう「資本の原始的蓄積」を指します。 本家のイギリスでは、ジェントリ層が農民から農地を取り上げて牧羊地に変えていった「囲い込み」として進行しましたが、急いで近代化を進めなければならない後発国ではもっと行政的な手段に頼ります。 お尋ねの税金はその一つです。日本でも明治維新にともなって地租などの新税が導入され、広範な反対運動が起こりました。 あとは政府が必要な資金を通貨を発行することでまかなう、という手段もあります。当然世の中はインフレになり、一般的な国民の生活は苦しくなりますが、この差分は政府が国民から取り上げたと見なすことができます。 それから、もちろん行政が強引に土地や資産を取り上げることもあります。近代化の始まりが革命である国では強制的に没収することもよくあります。 旧ソ連の農業集団化や工業の国有化もその一環です。国の資本を集約して特定の産業や政策に投下することが眼目です。 2)益体もつかない張りぼて。 具体的にどれと念頭にあったわけではないのですが、発展途上国には国力や国民の生活水準に見合わない立派な建造物があったりします。強力な最新兵器を持ちたがるのもこれですね。指導者なんかの銅像を建てたがるのも同じです。北朝鮮を思い浮かべれば良いかもしれません。 国民の幸せと関係のない国威発揚にこだわるのが特徴です。もっとも、「張りぼて」は言いすぎだったかもしれません。 3)民主化と近代化が同時進行した失敗例。 これは説明があまりうまくなかったと反省です。念頭にあったのはポーランドの再版農奴制と中南米諸国です。 近世のポーランドは他のヨーロッパ諸国が絶対王政の下で近代化(初期段階ですが)に取りかかるのをしり目に、国王の権力が小さく、大規模農場主が力を持っていました。農作物の輸出から利益を得ていた彼らは農民を封建時代初期のような農奴に変え、ポーランドの近代化を阻みました。 「民主化」という言葉が意味するものとは違っていますが、統制されない「近代化」は時代に逆行することもある例です。 中南米諸国は意外に思われるかもしれませんが、多くの国が19世紀には独立を達成していました。国によって差がありますが、民主的な選挙制度もちゃんとありました。 にもかかわらず、これらの国々では一部の者に富が集中するばかりで、国民の生活や国家の発展は後まわしにされます。チリのようにこの構造を改めようとした国はアメリカに介入されて失敗し、それが嫌ならキューバのようにソ連圏に入るしかありませんでした。 90年代の経済危機を迎えて、ようやくこれらの国々はまともな道を進むようになります。しかし、ブラジルなどはもっと早く発展していてもおかしくなかったと思いませんか? 4)過剰なイデオロギーが生み出す独裁体制。 これは「権威主義的体制」と言うべきでした。なかには独裁者が生まれなかった国もありますから。 シンガポールは開発独裁の特徴をすべて持っていますが、なにしろ国が小さすぎるので考察の対象としては適当ではないと思います。 いっぽう、中国は典型的な事例です。あの巨大な多民族国家をまとめるためには毛沢東と彼の共産主義が必要だったのかもしれません。しかし、その犠牲はあまりに大きすぎました。 かなり独特ではありますが、日本もその典型だと思います。ドイツもそうでしょうし、フランコ体制下のスペイン、ナセルのエジプト、東南アジアの開発独裁諸国も軒並みそうです。 変わり種では、イランも同様だと思います。民族主義をかかげたパハラヴィー朝よりも、イスラム教のホメイニのほうが国民を説得する力があったのです。ただし、イランの場合は対外関係がよろしくないので必ずしも成功していませんが。もちろん、彼らの硬直化したイデオロギーの悪影響も忘れてはなりません。 この辺の説明はいい加減長文になりすぎているので、ご面倒でも下記の回答をご覧いただけますでしょうか。それぞれ二回ずつ回答しています。 ロシア革命について。http://okwave.jp/qa/q7579639.html 日本の明治維新。http://okwave.jp/qa/q7675996.html 5)弊害の大きい国とさほどでもない国。 弊害の大きい国はずばりロシアと中国です。いったいあれだけの犠牲が本当に必要だったのか疑問ですし、たとえ必要だったとしても正当化することはできないと考えます。 さほどでもない国としては、フィリピンが念頭にありました。政治的な自由は制限されましたが、ロシア・中国は論外としても、周辺の東南アジア諸国と比べれば実害は小さかったと言えるのではないでしょうか。 よい例とは言えませんが、アイルランドなども独立後は権威主義的なデ・ヴァレラ体制が長期にわたって政権を担いました。しかし、「独裁」とはほど遠い状態でしたし、政治的自由もそれほど制限されたわけでもありません。あくまでも比較すれば、ということですが。 よい例でないというのは、アイルランドは他の後発国と比べるとかなり条件が異なっているからです。 前回を上まわる長文になってしまいました。簡潔に答えることができず申し訳ありません。 誤解しないでいただきたいのですが、私は「後発国は独裁者がいると近代化する」と言っているわけではありませんし、「独裁の下での近代化が正しい」と考えているわけでもないのです。 民主化と近代化がともにたずさえて進める道を見つけたいものです。幸い(?)失敗例は山ほどあります。同じ轍を踏まないようにしたいですね。
お礼
お忙しい中、私のために貴重なお時間と知識を分けて下さり、感謝いたします。正直、自分の知識が乏しいあまりに、sync-magさんの教えて下さる事の半分も正しく理解できていない事が本当に悔やまれます!!けれど、近代化と民主化の関係や、全体像がとてもよくみえてみました。挙げて下さった事例についてもしっかりと時間をかけて勉強し、理解していけるよう努めます。本当にありがとうございました。
- sync-mag
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わたしもこの問題は関心をもっております。主に近代化論において検討されてきたテーマです。お断りしておきますが、長文です。 開発の遅れた国では近代化――国民国家の形成、近代産業の育成、近代的軍隊の創設、法制度の整備、等々――が急務になります。特に19世紀には、近代化に乗り出さないとか乗り遅れた国は植民地になるか、よくてどこかの属国、あるいは隣国に吸収されるしかなかったのですから、どこも必死でした。 しかし、近代化は必ず痛みをともないます。まず大問題になるのが、近代化のために必要な資本が足りないことです。そこで国の指導者たちは国民から広くこの資本を吸い上げようとします。しかし、この過程は国民にとっては負担でしかありません。 また、近代化は伝統的な産業の衰退や社会の改変を招きます。これまで長くこれらに親しんで生活してきた人たちにとって、これは死活問題です。 要するに、普通の国民はいかにそれが国家にとって大事であろうと、自分の生活のために抵抗するものなのです。 そのため、なんとかして指導者たちはこの負担を国民に納得させる必要があります。 一番効果的なのは近代化の成果を目に見える形で示すことでしょう。おかげで発展途上国では益体もつかない張りぼて作りに熱中します。困ったことですが、戦争に勝つこともこの効果が絶大です。しかし、それよりも良いことは具体的に生活が改善していくことです。 とはいえ、近代化は成果を上げるまでに時間がかかりますし、必ず成功するともかぎりません。この時間差を乗り切るために、政治家は民主政治を否定して民意を無視しようとします。 実際に民主化と近代化が一緒に進んだ国を見ると、一部の大資本家が外国と結んで勝手気儘にふるまうようになり、結果的に民主化自体があまり進まなかったりします。 いっぽうで完全に民意を遮断してしまえば、国民は負担をただの懲罰のようにしか受けとらず納得しません。そこで、政治家は民意をくみ取りながら、自分たちが望むままに管理できる体制を目指します。どう考えるべきなのかを国家が指し示し、国民にはそれにそった「民意」を表明するようにしむけるのです。 ここでイデオロギーが効果を発揮します。旧ソ連の共産主義や、明治維新の天皇制、戦後独立国の民族主義など、みなこの役割を果たしました。 しかし、その多くの国ではこれが行きすぎて、政府の側が自在に民意を管理できるようになりました。異論が一切許されない独裁体制が成立するのです。 そこで、アメリカなどは発展途上国に対して近代化をうながしつつ、その弊害を緩和できるようにさかんに援助を行なってきました。これでその国を東側(旧ソ連圏)に追いやらずに、自分たちにとって都合の良い世界を作ろうとしてきたのです。 しかし、彼らの思惑とは裏腹に、やはり多くの国では非民主的な独裁体制が生まれましたし、そうでなければ近代化が進みませんでした。また、アメリカもそのような独裁政権を、旧ソ連に反対するかぎり積極的に支援してきました。これらの国々で実現した体制を「開発独裁」と呼びます。 もとより国民にとって望ましい事態ではありませんから、ある程度近代化が進んで国民の側が力をもつようになると、国民は国政に自分たちの声を反映するよう政府に迫ります。これが「民主化」ですね。 どこの国でも同じような経路をたどるとはいえ、その弊害がさほどでもない国と、とんでもない犠牲を生み出した国があります。「民主化した体制の下で、開発指向の国家を樹立することが課題」となる理由です。 おそらく事態を左右するのは、ひも付きでない外国の援助――つまり、援助国の都合を押しつけないもの――と、その国の指導者たちの賢明さ、そしてその国の大きさであるように思います。大きな国ほど近代化にあたって無茶をします。民意の統合がそれだけ過酷だからでしょう。 ご懸念の先進国における民主化ですが、これは発展途上国の事例と同列にはおけません。すでに近代化を達成している国で民主主義と開発が軋轢を起こすとしたら、それは民主主義が未成熟なのか、開発そのものがどこかおかしいのです。 さらなる開発が国民の福利をもたらすなら、国民はそれを支持するべきです。しかし、この開発が国民の福利につながらないなら、こんなものを受け入れる必要はありません。先進国は一部の政治家しか判断できない体制ではないのですから、国民の側がなにが「国民の福利」になるのかを判断しなければならないのです。 目下の情勢では原発が好例だと思っています。果たして原発は国民を幸せにするのか、国民がよくよく考えて答えを出さなければならない問題ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 分かり易すぎて、もう、目からウロコです!!贅沢な事に、教科書の”サマリー”を読んでいるかの様です。本来なら何日もかかけて勉強するべき事が、sync-magさんのご説明のおかげで、とてもよく分かりました。私にでも理解できるようにお時間をかけて説明していただき、本当にありがとうございます。 今週中にベストアンサーにさせていただきたいのですが、もしもお時間があられましたら、もう少しだけご教授願えませんでしょうか・・・?我が侭を言って申し訳ありません。 >国の指導者たちは国民から広くこの資本を吸い上げようとします。 (1)これは、税金の事ですか?他にも資本を吸い上げる方法はあるのでしょうか? >発展途上国では益体もつかない張りぼて作りに熱中します。 (2)益体もつかない張りぼて作りとは、どのようなものをさすのでしょうか・・・ >実際に民主化と近代化が一緒に進んだ国を見ると、一部の大資本家が外国と結んで勝手気儘にふるまうようになり、結果的に民主化自体があまり進まなかったりします。 (3)例えばどの国の、どの資本家があるのでしょうか・・・。具体例を1ついただけますと幸いです。 多くの国ではこれが行きすぎて、政府の側が自在に民意を管理できるようになりました。異論が一切許されない独裁体制が成立するのです。 (4)これは、例えば中国やシンガポールなどもあてはまりますか?戦時中の日本もこれにあたるのでしょうか? > もとより国民にとって望ましい事態ではありませんから、ある程度近代化が進んで国民の側が力をもつようになると、国民は国政に自分たちの声を反映するよう政府に迫ります。これが「民主化」ですね。 どこの国でも同じような経路をたどるとはいえ、その弊害がさほどでもない国と、とんでもない犠牲を生み出した国があります。 (5)弊害がさほどでもない国と、多くの犠牲を生み出した国。。。その具体的な例を教えていただけませんか? 私が頭がよくないために、具体例ばかり求めてしまって申し訳ございません。簡潔に、もちろん全てでなくて結構ですので、お時間の許す範囲で助けていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 原発の例、私もまさにそう思います。でも日本は民主化も近代化も果たしている先進国で、政治も一党独裁ではないのに、国民はあまりアクションを起しませんよね。結果に文句をいうばかりで、結果がでるまでの過程を一緒に作っていく気はあまりないような・・・。不思議な国民性ですね。
- rokometto
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民主化された開発、特に土地というのは住民が賛成できないと何もできません。 これが独裁や強権国家であれば無視してトップがやりなさいといえばスタートします。 ということであると思うのですがいかがでしょう。
お礼
確かに途上国や開発独裁国家(?)ではそうですよね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
何度もありがとうございます。 sync-magさんのご意見、本当に参考になります。 私は現在大学で開発学を勉強しているのですが、大学の教授より、ずっとお話をきいていたい気分です! sync-magさんは専門家や、先生をされている方なのでしょうか・・・どのようにしてこの様な知識を身につけられて、何をされているのか、、、個人的にとっても気になっちゃいます!!!^^ 最後に、もしよければもう少しだけ伺ってもよろしいですか? (もちろん、無視していただいて結構です^^) 私は知れば知る程、日本は凄い国なのだと分かってきたように感じています。近代化はもちろん、政治も国民の生活も、他国に比べて本当に安定していると思うからです。 ただ、せっかく民主化が達成されても、平和ボケ(簡単すぎる表現ですみません)や金融危機なんかが原因で、国が衰退することはありますよね・・・? 例えば先人の力でせっかく民主主義が確立されたのに、近年では選挙の投票率(特に若い世代の)が低下していたり、知識や信念に基づいての投票ではなかったり・・・。 1)日本は「先進国」から、よくいわれているように、「新興衰退国」になっていっているのだと思われますか? 2)また、これだけ発展している日本においても、「グッドガバナンス」にかかせないはずのアカウンタビリティ/透明性が、原発問題を通してクリアでない事が明らかになったように感じました。 sync-magさんは上記2点についてどう思われますか? もしよろしければ、ご意見をお聞かせ下さいませんか? 当初の質問からずれてしまい、申し訳ありません。