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抗菌製品とウイルス
友人が、 「風邪やインフルエンザが怖いから除菌・抗菌のものを結構使ってる」 と言っていたのですが、 私の知っている限りでは、 風邪様症状を引き起こすのはほとんどが 「ウイルス」 で、 「菌」 ではないから除菌はそれほど意味ないんじゃないのかと思うのです。 ウイルスと菌の除去って同じ成分でできるものなのでしょうか?
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結論としては、その抗菌・除菌成分による、ということになると思います。 たとえば、塩素であれば、多くの菌・ウィルスに効果があるので、アルコールでは消毒しきれないような場合などに用いられますよね。 同じような感じで、抗菌・除菌の製品に含まれる成分は、用途や効果などはまちまちですが、業務用などで高価なものには、インフルエンザやノロなどのウィルスに対しても効果があるものもあります。 しかし、ドラッグストアなどでよく売られている、銀イオンによる菌やウィルスの不活化作用を利用した抗菌製品などになると、銀イオンの効果自体がそれほど強力ではないので、含有量や加工方法などで、効果には差が出てくるでしょう。アルコールなども、菌やウィルスとの接触時間が十分でないと不活化できない場合もあるので、信頼性は下がってくると思います。 さらに、質問者様がご懸念のように、除菌・抗菌を謳っていても、単純に菌にしか作用しない成分を使っているものもあるので、そういうものの場合は、効果はないでしょう。 ですから、一般的には除菌・抗菌を謳っている場合、多くのウィルスで効果を示すことが期待されるが、その信頼性はあまり高くない。ただし、何もしないよりはまし、というのが実態ではないかと思います。 また、風邪の場合、通常であれば感染しても発症しないのが、発症してしまう原因に、何らかの菌やウィルスによって抵抗力や体力が低下していることがよくあります。 このような原因による風邪の発症を防ぐためには、風邪とは無関係の菌やウィルスでも、寄せ付けないに越したことはないので、ご友人のなさっている自衛策は、全く効果がないというわけでもないと思います。
お礼
遅くなりました。 詳しい回答ありがとうございました