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現金過不足について
質問があります。 (簿記3級を独学している者です) TAC出版の「とおるテキスト」には、“決算時には『現金過不足』の勘定科目は使わずに、『現金』勘定を用いる”と記載されているんですが、「短期集中ゼミ」というテキスト本には、その様な記載は無く、現金過不足に係る例題での決算時における勘定科目は『現金過不足』を用いています。 どちらが正しいのでしょうか? 是非、宜しくお願いします。
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現金過不足の整理 期中において帳簿残高と実際有高に過不足があったときに使った現金過不足勘定は、決算で整理し適切な勘定に振替えます。 しかし、原因が不明である現金の過不足額については、費用の発生として[雑損または雑損失・費用の勘定]あるいは[雑益または雑収入・収益の勘定]に振替え処理します。 [現金過不足勘定]は一時的に記録する仮の勘定で、決算整理が終わった段階で必ずゼロになりますので「貸借対照表」には記載されません。 ◆決算になり、現金過不足勘定の借方残が 5万円あり、原因不明のため雑損として処理した。 → (借方)雑損失 5万円 /(貸方)現金過不足 5万円 ◆決算になり、現金過不足勘定の貸方残が 5万円あり、原因不明のため雑損として処理した。 → (借方)現金過不足 5万円 /(貸方)雑収入 5万円 ◆決算のさい、現金の実際有高と帳簿残高を照合したところ、実際有高が 5万円不足していたので調査したが、その原因が不明だった。 → (借方)雑損失 5万円 /(貸方) 現金 5万円 *決算のときに原因が不明である現金の過不足額は、費用または収益の発生として雑損失または雑収入で処理し、一時的な仮の勘定である現金過不足勘定は用いません。
お礼
早々にお答え下さり本当にありがとうございました。 よーく理解できました。 この部分につまずいていたので非常に助かりました。 感謝しております。