こんにちは。
大変に大きく立派な傘ですね。
おがくず栽培のしいたけのようにも見えますよね。 (それはないない・・)
さて、現時点での結論から申しますと 「特定不可能」 と言わざるをえません。
特定するに重要な情報が画像からでは分らないので・・。
キノコを同定するには様々な角度からの情報が必要なのです。
もしよろしければ、傘の表面のアップ、傘の裏や柄のアップ、根元の状態などの写真を
追加で見れるようにしていただくと、皆さんも判断しやすいと思いますよ。
現時点で「~です」と断言できたらそれは疑うべきです。
傘をひと目で分るような特徴のキノコはごく稀といっていいでしょう。
今回は傘に燐片がある訳でも無く、画像からは色ぐらいしか頼りにならないのですから。
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また、補足で以下の情報も添えていただくと参考になります。
まず、生えている状況をご説明ください。
栽培されたものですか? 屋外に自生してたものですか?
室内で撮られたもののようですが、植木やプランターの中に生えていたのでしょうか?
土壌ごとビニールにくるんで持ち込んだのであれば、生えていた地面の状況や、周りの草や樹の状況を教えてください。
地面からか、木からか、あるいは埋もれた枝などか、生え元を特定できますか?
次に根元の状態を教えてください。
キノコは単性(一本づつ)生えてますか?
株状になって根元はくっついていますか?
根元に袋状や卵状のものはありますか?
→ 卵状のものがあれば「テングダケ科」が疑われます。
根元が太いトックリ状や壷状ならば「フウセンタケ科」が疑われます。
それらが無ければ「キシメジ科」や他科が候補に挙がります。
さらに柄の状態を教えてください。
柄の表面の状態、模様やささくれや、何か特徴はありますか?
柄を折ってみて(わかいそうですが・・)中は中空(ストローのように)ですか、中実(しいたけのようにつまってる)ですか?
柄の上部に ツバ と呼ばれる被膜の名残はありますか?
→ ツバの有無やささくれや色柄は大きな特徴となります。
はっきりとしたツバは「テングダケ科」をはじめ特定の重要なポイントになります。
そこから上に続きます。
傘の裏は ヒダ ですか? 管口 ですか?
色はどうですか?
膜のようなものは残ってますか?
ヒダであれば密生してますか? 荒く少ないヒダですか?
長いヒダと短いヒダが混在してますか?
→ ヒダの色や状態も大変に重要な参考になります。
管口であれば「イグチ類」ですし、針状なら「カノシタ科」や多孔菌の可能性も出てきます。
ヒダと柄の付け根を見てください。
ヒダの柄に対する付き方がどうか教えてください。
(傘を半分に割るとよく見えますが・・)
参考URLのページで説明がある「2-2 ひだのつき方」を見て、
直生~隔生のどれか教えてください。
→ ヒダの付き方は同じ属の中でも異なるケースがあるので、特定の大きな判断になります。
では傘へゆきます。
画像ではのっぺりと見えますが、表面にヌメリや模様はありますか?
傘の触った感じは厚くしっかりしてますか? 薄くもろいですか?
→ 傘の模様や凹凸、条紋と呼ばれる放射状の線など・・・
幼菌から老菌へ至る傘の状態はとても重要な参考になります。
また、傘や傘の裏、柄を傷つけると変色しますか?
直ちに変色するか、ゆっくり変色するか、色が徐々に変りますか?
→ 同属でも変色の有無で異なりますので、これも重要な手がかりです。
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それから、質問に無いのであえて書きませんでしたが
食・不食に関しては今回は考慮しないで下さいね。
いづれにせよ同定できないものを食すなどあってはならない事ですから。
では、よろしくお願いします。
お礼
情報少ないですよね…また、画像も若干横長になってしまし余計に混乱させてしまったかもしれません失礼しました。 御返信大変参考になりました。結果的に、写真送り主に聞いたところ、しいたけの一種のようでした。大分傘は開いているようでしたが。 大変参考になりました。