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最も暑い8月に降水量が少ないのはどうして?

降水量の変化ですか、 降雨の原因は海水温の上昇にあるとおもいます。 気温が上昇する6月の梅雨の時期に降水量が増えるのは理解できますが、 最も暑い8月に降水量が減るのはどうしてでしょうか? そしてまた9月にピークがくる。 これは台風のせいだと思いますが、 これら一連の降水量変化のメカニズムを教えてください。 よろしくお願いします。

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回答No.3

No.2回答者:partsさんの回答が詳しくて、分かり易いと思います。   ついでに、 「降雨の原因は海水温の上昇にあるとおもいます」 どうして、そう思います。 海水温それ自体の高さが降雨の原因ではないと思った。 海水温の上昇はどうして降雨の原因になるのでしょう。 8月の降水量には目をつぶって示されたグラフを見てください。 9月、10月の降水量は多いですが、この時期、海水温が上昇していると想像できますか。 海水温の上昇は単純に季節変動します。 海水温の上昇や下降が降水量の多少に関係するのではないです。   雲が出来て降水するには、大気中に水分があり、その水分が水蒸気から水滴に変わることが大事です。 そうした変化は、大気の温度が下がると大気中に水蒸気として含んでいられる量が下がることで起きます。湿気の多い大気が高空に上昇してそのために温度が下がるとか、湿気の多い大気に冷たい大気が近接して冷えるなどです。温度の違う大気がぶつかっているところを前線といいます。寒冷前線、温暖前線、停滞前線、梅雨前線、秋雨前線などです。こうしたところでは急激な温度変化が起きるのです。多くの場合、暖かい側の大気が冷たい大気の上に持ち上がって温度が下がり、その大気中の水分(水蒸気)が水滴になり(雲になり)、やがて雲として浮かんでいることの出来なくなった水滴が降雨になります。 日本海側では冬季に多く降雪をしますが、日本海の海水の温度がこの時期に上昇しているのではないです。日本海の海水からいつでも水蒸気が大気中にでていて、それが冷えてやがて雪になるのです。 降雨は、水分を含んだ大気が冷えることで起きます。

その他の回答 (2)

  • parts
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回答No.2

多くの雨が降るか降らないかは、基本的に湿気の量と上空の気圧状態によります。 上空の気圧が周囲より低くなる状態では、下から新鮮な湿った空気が上がってきやすくなります。 湿気を伴った空気は、上昇するにつれて温度が下がり、飽和し水滴に変化します。これが、雲です。 雲は、空気中のちりやほこりなどと、水滴が結合したもので、これが上空でまとまり、重さに耐えられなくなり、降下したものが雨や雪、雹などです。 では、なぜ気圧の変化が生じるのかというと、それは地表の温度に変化があるためです。 夜間や昼間という違いや、雲があるないといった違いによって、地表の温度は変化します。また、陸と海では温度の差があり、反射して逃げる熱や光の量(アルベド)も異なります。 それが、地上と上空での気圧の差となり、地表の方が上空より圧倒的に温度が低い場合は、地表から上空に向けて、上昇気流が発生するのです。空気は熱すると膨張し軽くなる特性があるため、上昇気流が発生する場所では、空気の密度が下がり、気圧が低くなるという特徴があります。さらに、上空が冷たいため、湿度が比較的低くとも、上空で冷やされると飽和して多少の雲が発生することがあります。すなわち、これが雨をもたらす場所であり、低気圧と呼ばれる現象です。 すると、地表より冷たい上空の空気が押しのけられます。 押しのけられた高気圧は、ある場所で下降します。その場所は、主に低気圧と低気圧の間となる場所となります。低気圧で上昇した空気が同心円状に広がり、どこかの場所で別の低気圧から流されてきた風とぶつかるようになります。そこは、上空の空気がぶつかりあっており、低気圧の場所で湿気を絞っているため、乾いた空気となります。その空気は逃げ場を失い下に下降するのです。まあ、単にぶつかり合ってというよりは、上空を漂う間に空気は徐々に冷やされているという理由もあります。 ここが、晴れをもたらす高気圧となります。 この理論を知っていれば、基本的にはすべてはその延長線上にあることです。 日本の梅雨と秋に相当する時期に雨が多いのは、太平洋高気圧と大陸高気圧(オホーツク海高気圧)の間に達する時期がその時期だからです。この大きな高気圧の間は気圧の谷となっており、下降した空気が、上昇する地点となります。長く高気圧がせめぎ合えばそれだけ、長い間雨が降るのです。これを梅雨(つゆ)といい、その谷間にできる前線を梅雨前線と言います。 では、8月はどうして雨が少ないのかというと、太平洋高気圧が覆うためです。湿った空気は上昇しない限り、雨にはなりません。それが、重要です。下にいくら湿った空気があっても雨にはならないのです。 ただし、太平洋高気圧は、太平洋上に存在するため、その周辺部にあたる日本列島は、湿度が極めて高くなる傾向があります。 8月の中盤から後半にかけて夕方に入道雲とスコールのような雨が降ることがあるのは、地表の温度が極端に上がりすぎて、上空との温度差が一定を超えてしまう場合があるためと、太平洋高気圧が徐々に弱まっていくことによる相乗の影響があるためといえます。 9月以降に雨が多いのは、太平洋高気圧の張り出しが終わり、徐々に大陸高気圧との間に入るため、いわゆる春と逆の状態が起きて、気圧の谷に入ります。この秋の雨を秋雨(あきさめ)、そのころにできる前線を秋雨前線と言います。尚、春に比べると秋は、突然の雨が降りやすい傾向があります。これは、地表面の温度が高い傾向があるためで、しかも雷雨も多いという傾向があります。 春から夏は、その逆にしとしとと長く降ることから始まり、梅雨末期に雷雨が増えるのです。 尚、秋雨は9月~10月にかけて日本列島を覆いますが、その時期には台風も多いという特徴があります。台風は、高気圧のふちを回って、日本列島にやってきますから、秋雨時期と台風は重なりやすいという特徴があります。 ちなみに、近年は必ずしも質問の図のように、何月に多くの雨が降るとは言えなくなってきています。その理由は、海水温の変化が極端になっていることではないかとされています。(一般にはエルニーニョやラニーニャと呼ばれる現象)まあ、最近は10月の方が場合によっては雨が多いかもしれませんね。 尚、高気圧の配置が変化する理由は何故かというと、地軸が傾いており、冬と夏で日照時間が変化することなどが理由です。日本に明確な四季があるのは、ヒマラヤ山脈のおかげで、偏西風の流れが蛇行しているからです。(日本は、ヒマラヤがなければ、乾燥ベルトに属する島国です) いかがでしょうか? できる限りわかりやすく書いていると思いますが・・・。参考になれば幸いです。

  • chmist
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回答No.1

 気にしたこともなかったのでざっくりとしか説明できませんのでご容赦ください。  8月ごろ、つまり梅雨が明けたころは、日本列島を太平洋高気圧が覆います。そのためいくら気温が高く水分が空気中にたまっても、ほかにある低気圧のほうへ沿いこまれるために雲が日本に到達しにくいのではと考えます。ただ、あまりにも気温が上がり、湿度が上がった状態で気温が下がると、耐え切れずに雨が降ってきますよね(夕立)。実はよく分かっていないのですみませんが。なお、秋になり太平洋高気圧の勢力が弱まったところに台風がやってくると、日本に雨をもたらします。 tenki.jpのお天気質問箱で質問してみると、もっとしっかりした回答が来るかもしれません。

参考URL:
http://tenki.jp/knowledge/