No.2回答者:partsさんの回答が詳しくて、分かり易いと思います。
ついでに、
「降雨の原因は海水温の上昇にあるとおもいます」
どうして、そう思います。
海水温それ自体の高さが降雨の原因ではないと思った。
海水温の上昇はどうして降雨の原因になるのでしょう。
8月の降水量には目をつぶって示されたグラフを見てください。
9月、10月の降水量は多いですが、この時期、海水温が上昇していると想像できますか。
海水温の上昇は単純に季節変動します。
海水温の上昇や下降が降水量の多少に関係するのではないです。
雲が出来て降水するには、大気中に水分があり、その水分が水蒸気から水滴に変わることが大事です。
そうした変化は、大気の温度が下がると大気中に水蒸気として含んでいられる量が下がることで起きます。湿気の多い大気が高空に上昇してそのために温度が下がるとか、湿気の多い大気に冷たい大気が近接して冷えるなどです。温度の違う大気がぶつかっているところを前線といいます。寒冷前線、温暖前線、停滞前線、梅雨前線、秋雨前線などです。こうしたところでは急激な温度変化が起きるのです。多くの場合、暖かい側の大気が冷たい大気の上に持ち上がって温度が下がり、その大気中の水分(水蒸気)が水滴になり(雲になり)、やがて雲として浮かんでいることの出来なくなった水滴が降雨になります。
日本海側では冬季に多く降雪をしますが、日本海の海水の温度がこの時期に上昇しているのではないです。日本海の海水からいつでも水蒸気が大気中にでていて、それが冷えてやがて雪になるのです。
降雨は、水分を含んだ大気が冷えることで起きます。