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道産清酒は劣ってる?
あまり知られていないことかもしれませんが、 北海道内において消費されている日本酒のうち、 道産の日本酒は約1/4ほどでしかないのです。 他の酒どころと言われる県ではこのような数字はありえないと思うのですが、 価格競争、販売力などの問題があるのかもしれません。 ただ、私は個人的には北海道産の清酒は、 決して他県産の清酒に品質的に劣っているとは思えないのです。 そこで広く伺いたいのですが、皆さんはどう感じてらっしゃいますでしょうか? 呑み比べてみてどうか、という方。 呑んではいないが、こういうイメージを持っている、という方。 いずれでも結構です。 ご意見を伺いたいと思います。 私は酒と豆腐は地元で消費されてナンボ、だと思っています。
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#5です。 >残念なことに北海道と他の酒どころの件との >地産酒の消費割合に関しては、 >既に統計が出ておりまして、 >北海道が低いというのは、事実なんです。 統計的には、そうなんでしょうね。 私が言いたかったのは、言葉足らずでしたが、結局全体消費量が少ない中で、地産酒の消費割合を比較しても、結局どんぐりの背比べ、であり、小さい者同士の比較でしかない、ということです。その意味でそんなに変わらない、といったわけです。 飲む人が考えて、銘柄を選択して、それで消費量の違いが出ているとは、私としてはどうしても考えられないのです。それもあって、地域による品質の差が及ぼす影響が消費割合にはあまり及ぼしていない、ともいえます。 結局、おっしゃっているとおりで、流通の問題、酒造会社の販売のありかた、全体のマーケティングのあり方が、地産酒の消費割合に大きな影響をあたえていて、作られた酒の品質がおおきな要因ではない、といえそうです。 蛇足ながら。 私は、日本酒をもっとレストランでワインのように料理にあわせて出すといいと思っています。 また、一般の家庭でも、料理に合う日本酒を食事と共に「食べる」といいとおもいます(江戸時代は、清酒を「食べる」と表現していたそうです)。 そのためには、甘口吟醸酒がもっと市場に出回るべきだと思うのです。 あ、これ、質問にしようっと。 「日本全国の日本酒度マイナスの純米・吟醸酒を教えてください」っていうのを。
- kuwanomi
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「千歳鶴」は、以前飲んだことがあります。 特に味が劣っているとは思いませんが・・・ 米の品質に対するイメージはかなり 大きいのではないでしょうか。 その土地特有の、気候風土で造られた 地酒には郷土料理が良く合います。 新鮮な山海の幸に恵まれた北海道です。 水も、空気も冷涼な土地柄であり 優秀な杜氏を輩出する東北も近いので?? (これは思い込みですが・・・) きっと美味しい清酒があることと思います。 私もご質問を契機に、北海道産の清酒を探して、 飲んでみたいと思っています。 ちなみに北海道のビールは美味しいですよね! ジンギスカンやポテト、チャンチャン焼きなど 地元の料理との相性は抜群です。 しそ焼酎「たんたかたん」も大人気ですし 清酒業界にも、イメージアップも含めて 頑張っていただきたいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どうかいろいろと試してみてください。 しそ焼酎「鍛高譚」 売れてますねぇ。 合同酒精(株)の旭川工場でしか作っていないようですから、 純然たる道産酒ですね。 実は北海道は地ビールメーカーも多いんですよね。 ご回答ありがとうございました。
日本酒の消費動向を考えると、道内に限らず、地元の酒を消費する割合というのは、そんなに変わらないと思います。 というのも、日本酒の味をきちんとわかって、それこそワインのようにテイスティングして飲んだりする、っていうことをしている人が、数としても比率としてもあまりいないのではないかと思うからです。 以下、大変長いので、蛇足、ということで。 まず「日本酒」というのが、どのように思われているか、っていうことを考えるといいと思います。 まず、酒飲みは ・酒ならなんでもいい ・日本酒なら料理酒でもいい という傾向があります。 また、酒飲み、というのではなく「酒を楽しむ」という人は ・○○がいい ・この前雑誌で紹介された○○をのんでみよう ・(新しい店で)うまいのある? という感じかと思います。 一般の方は ・とりあえずビール ・つぎはチューハイかな ・日本酒もたまにはいいかな(吟醸酒も三増酒でも気にしないor吟醸酒がいいけど、これでもいいや) っていう感じですよね。 この中で本当に日本酒の味を楽しもうという意思がある人は「酒を楽しむ」タイプの人たちの中の、さらに日本酒を楽しもう、っていう人なんですよね。 で、現在の日本酒の消費量って、 ビール:55% 発泡酒:15% 焼酎 :10% 清酒 :10% っていうところです(参考URLのPDFファイルから)。 この数字は、酒の消費量のうち日本酒の消費量は約1割、ということを示しているだけで、日本酒を飲む人がお酒をのむ人の1割、というわけではありません。 しかし、実際、ビール(発泡酒)だけを飲む、ビールと焼酎だけを飲む、という人が多いところから、日本酒を飲む、というひとが1割程度しかいない、と判断してもおおむねはずれていないと思われます。 現在の日本酒消費の現状が、仮にこのとおりだとすると、冒頭の結論というのは、あながち間違えてはいないと思うのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 力説拝見しました。 残念なことに北海道と他の酒どころの件との 地産酒の消費割合に関しては、 既に統計が出ておりまして、 北海道が低いというのは、事実なんです。 ただ仰るように、日本酒の味を吟味して飲まれる方が少ない、 というのは事実であり、銘柄を気にせずに飲まれる方が大多数なことは まったくその通りと思われます。 そうなると供給側の問題が浮上してくるように思います。 お酒を売っている小売、卸業者にとって、道外のもののほうが メリットがあり、市場に出回りやすい、という点です。 実際北海道でその辺の居酒屋や、飲み屋に入ると 道外酒に出会うことが多いのです。 ご賢察、ありがとうございました。
- kyu_chan
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そうですね! 大事な部分を書き忘れてしまったようです。 新潟の友人達と飲み比べ大会をした時の話ですが 私が実家に頼んで送ってもらった種類は 一夜雫、吉翔、初雫、北海二七八、福司、陣屋桜 覚えているのはこれくらいであと数本あったと思います。 一夜雫は、道産品の中でひさびさに「う!」っと思いました。 北海二七八は新潟の友人に 「ん、なかなかやね」と言われた品です。 対して新潟のお酒は 金鶴大吟醸、北雪大吟醸YK-35、五郎八にごり 純米天領盃、雪華光大吟 、〆張鶴(金ラベルの方) 酔星などをいただきました。 グレードはそろっているかと思いますが いかがでしょうか?! 私も道産品が、嫌いなワケではありません。 新潟の友人に自慢され、「ぐやじぃ~」って 何度も思いました。 この飲み比べ大会は、月に1度のペースで やっています。 「この道産酒を飲んで欲しい!これなら新潟に負けない!」ってお酒があれば 逆に教えてください! よろしくおねがいします。
お礼
補足ありがとうございます。 確かな活動をされているご様子、すばらしいことと思います。 一夜雫(高砂酒造)、吉翔(日本清酒)など蔵の中でも高いクラスのお酒ですね。 うらやましひ。 そうですかぁ、そこまで揃えての評価なんですね。 ありがとうございました。 それにしてもよく揃えられましたね。 上記以外でしたら、合同酒精(株)旭川工場の”大雪の蔵”、田中酒造(小樽)の純米原酒なんかはお試しいただきたいかと思います。 あくまで私の好みですが・・・。 これは反則かもしれませんが、国税局の新酒鑑評会の 一般公開で利いたものは、最高でした。
- kyu_chan
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好み、嗜好の問題ですので、断言はしませんが 残念ながら、劣っていないとは言い切れないと思います。 道産米だって、あんなに食べましょう~ ってキャンペーンやっても、あんまし 効果がなしっていうし、、、、 それに、本当に残念ながら いまいち美味しくない、、、。 最初は「地元のお米なんだし」と思って 買っていましたが、やはり米所のを食べてしまうと。 玄米などで買って、食べる時に精米できれば おいしいのでしょうが、、、、 合理性の北海道人ですので、たとえ地元の品でも 旨いものはウマイ まずいものはマズイ という、はっきりでてしまうのでは? それと同じ事がお酒にも言えるのかな?と、、、。 好みの問題もありますが やはり旨い米と水があってこその日本酒ですよね。 新潟や佐渡(これがまた旨い酒蔵ばかりあるんですよ)の地酒と飲み比べると やはり、劣ってるように、私は感じます。 まず雑味を感じます。飲み干したあとの 深みや香りが足りない感じがあります。 私も道産子です。主人の仕事の関係で 新潟にきました。 新潟の人たちは、自分達が作る 米、酒などにとても自信があり 「新潟の酒以外は、ただの水」とまで 豪語しています。 それくらい、地元の品を愛しています。 それに対抗する味はないなぁ~と 感じています。 また、酒や米は劣ったとしても じゃがいもやたまねぎ、そば粉、牛乳 そして魚介類などは負けてませんよ! それらに関しては、私は自信をもって 威張ります。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 道産酒に対して良く伺うご意見だと思います。 もちろん、新潟は立派な酒どころ。 すばらしい酒蔵がたくさんありますね。 私も実は〆張り鶴も好きなことは好きだったりします。 kyu_chanさんは新潟のお酒と道産酒を比較するとき、 どのくらいのグレードのお酒で比較されていますか? 互いに同程度のグレード(価格帯、醸造法など)での比較なのでしょうか? 私もこの比較の話が出るとよく相手の方にこの点を伺うのですが、 一度呑んだ(例えば)新潟の純米吟醸と地元の本醸造酒を比較して話をされている、 という方が意外と多いのです。 どうしてもそのあたりが気になってしまいます。 ご回答ありがとうございました。
- taka84
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おいしいお酒もありますよね。 男山はちょっと私の好みではないのですが、国稀は大好きです。 今は、北海道に居ない私ですが、出身者としては北海道のものや文化、その他諸々周りの人間にお勧めしてます。 ただ、関東圏では国稀がほかの産地のお酒に比べて手に入りにくいんです。 たまに北海道に行ってもあまり手に入りません。 作っている絶対数が少ないのかもしれませんが・・・。 きちんとした回答でないかもしれませんが・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国稀酒造は近年業績を伸ばしている蔵ですね。 もともとの製造量も少ないですから、 関東では手に入りにくいのかもしれませんね。 私も北海道の産品を応援しております。 どうかこれからも皆さんに勧めてあげてくださいね。 ありがとうございました。
- mi-si
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清酒を作る上で重要な要素は、酒造用の米の品質と水と麹、それに加えて杜氏と樽ですので、これらが入手し安いところや古くから醸造しているところが有利になると思います。うまい清酒と言えば、歴史のあるブランド(灘など)、米どころのブランド力(新潟など)のイメージが先行すると行ったところでしょうか? 北海道は、米の品質に関するイメージや酒造の歴史に関して圧倒的に不利な立場にあると思います。それ以前に北海道で清酒用の米が取れるとは思ってませんでしたが・・・。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 米の品質に対するイメージの差、ということでしょうか? 北海道の多くの蔵元では、まだ山田錦や五百万石、美山錦といった、 本州の蔵元と同じ米を使っているところが多いですね。 また、道産酒造好適米ということであれば現在、 「吟風」、「初雫」があり、これらを掛け合わせた新しい品種の取り組みも進んでいます(醸造試験に入っています)。 米に関するイメージも払拭できればいいなぁ、と思います。 ありがとうございました。
お礼
補足ありがとうございます。 仰ることは理解できたように思います。 全体消費が少ない中で比較しても変わらない、 とのことですが、その中で生きているものにとっては これは大きな違いです。 たとえば現在の25%というシェアが50%になれば、 単純に売上は倍。 企業の売上が倍になる、ということは大きな問題で、 決して”大して変わらない”とはいえない、 と考えております。 流通、販売の問題は以前から認識しておりました。 今回の質問の趣旨はその上で 道産酒の酒質に対してのイメージ、認識を広く伺いたかった、 という点でございました。 この点においてより広いご意見を伺いたいと思っております。 ご意見拝聴いたしました。 ありがとうございました。