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昔の棋譜を並べています
昔の棋譜を勉強しています。 76歩 34歩 26歩 44歩 25歩 33角 48銀 32銀 56歩 54歩 58金右 62銀 78銀。 この78銀についての解説がこうです。 「62銀を咎める機敏な一着である。」 どうして78銀が62銀を咎めることになるのかわかりません。 よろしく解説下さい。
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>62銀なんて指していなければ・・のくだりですが、 >62銀に代えて43銀とするのですか? 違います。△6二銀と指すぐらいなら、何も指さないで一手パスした方が良かったという意味です。一手パスができたら、▲7八銀には△4三銀、▲7九角には△2二飛でぴったり受かります。△6二銀は指さないほうがましな手だったと訴えています。 後手が居飛車を目指すなら△6二銀では△8四歩と指すべきでした。△8四歩▲7八銀△8五歩▲7七銀 △4二角▲7九角△3三銀となれば、ぴったり2筋が受かっているので矢倉に組めそうです。ここでポイントは△8五歩とさらに伸ばして先手に▲7七銀を強要させることです。こうすれば先手の角道が止まるので4四の歩を宙ぶらりんのまま△4二角とできます。 ただし、▲7七銀のところで▲7七角が成立するかも知れません。△8四歩▲7八銀△8五歩▲7七角△4二角▲4四角△8六歩▲同歩△同飛▲7七桂△3三銀▲6六角となれば後手は一歩損で後手不利だと思います。▲7七角が成立してしまうと、後手の方から相矢倉を目指すという構想に少し無理があったのかも知れません。 後手としては▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩のオープニングからは振り飛車を目指すのが定跡でありまして、先手が角道を開けているのに後手の方だけが△4四歩として角道を止めてしまった形で相居飛車を目指すのは後手が少し苦しいと思います。 後手が相矢倉を目指すなら、▲7六歩には△8四歩とすべきです。ただし先手は矢倉を指向するとは限りません。3手目に▲2六歩とされたら、後手は横歩取りか角換わりを選択することになるでしょう。 将棋の序盤は、一手一手の意味が重要です。居飛車か振り飛車か、飛車先歩交換を許すか許さないか、角交換をするかしない、角道をあけるかあけないか、そういう駆け引きであり、お互い腹の探りあいのように進むのです。出題の手順では△6二銀の一手が中途半端で危険な手だったと感じとっていただきたいのです。
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- mekuriya
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▲7八銀の狙いは、次ぎに▲7九角と引角にして飛車先交換を目指そうというものです。 ▲7八銀の後△4二角▲7九角△3三銀とできれば後手は飛車先交換を阻むことができるのですが、△4二角としてしまうと4四の歩が宙ぶらりんになってしまうので、すかさず▲4四角と歩を只取られして後手不利です。そもそも△4四歩なんてつかなければ▲7八銀とできなかったわけです。△4三歩型のままなら△8八角成と先手の角を素抜けます。これでは何のために一手かけて△4四歩としたか分からない形です。 といって△5三銀と指すと▲7九角△4二角▲2四歩△同歩▲同角と進んで先手飛車先交換に成功して指しやすい形です。 △4二角も△5三銀もつまらないので△4五歩と角交換を挑むぐらいでしょう。▲3三角成△同銀となれば手順に2四を守れますし、▲4三角の打ち込みにも△3二角と合わせて大丈夫です。 ところがこうはならない。△4五歩には▲7七銀△4二角▲5七銀△5三銀▲4六歩△同歩▲同銀と今度は△4五歩を目標にされて後手不利です。この局面は先手が10手指しているのに対し後手はまだ7手しか指していない計算で後手は手損をしています。 △6二銀なんて指していなければ、後手は△4三銀▲7九角△2二飛という受けも利いたのです。つまり△6二銀は飛車の自由度を奪って邪魔駒になった悪手ということです。 △6二銀の顔を立てるには、△4三銀▲7九角△3二金▲2四歩△同歩▲同角△同角▲同飛△2三歩▲2八飛△5三銀と雁木の構えにして△6四銀~△5二飛と中央でポイントを稼ぐ指し方がベストと思われます。 アマチュア同士なら、それで互角かも知れませんが、専門的に見れば△6二銀は悪手で▲7八銀で一本とった形だということなのです。(了)
補足
「補足入力」は変なようですがご了承を。 62銀なんて指していなければ・・のくだりですが、 62銀に代えて43銀とするのですか? 78銀にたとえば84歩、79角に22飛と2筋を受ける順でしょうか。 2筋を飛車で受けようとして、84歩の1手が無駄になるようなのですが・・