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24手での将棋対局の診断
- 24手で行われた将棋対局の診断をお願いします。
- 先手と後手の指し手と勝利までの手順を解析し、指し手の効果や局面の評価をお教えください。
- 自分が巧く指したと思うが、相手の指し手により難しさを感じる場面があった。そんな場面に関するアドバイスをお願いします。
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52手目の△5五歩~54手目の△6五歩が後手の無理な動きでした。5筋~6筋は先手が手厚いところなので、こういう軽い動きは反って墓穴を掘ります。52手目は△2一飛と展開して、先手の手薄い筋の2筋の歩を伸ばす手を見せるぐらいです。それは先手の飛車先交換を逆用しようという構想です。そうされれば先手も悩ましいところ。▲2五歩と謝るのでは面白くないので、▲4六歩△同歩▲4五歩△5三角▲4六銀と4筋の位を奪回するところでしょうか。ただ、ここでこう指すぐらいなら49手目で▲4五歩もあったかも知れない。36手目の△4五歩もどうだったのですかね。後手は4筋の位をとったけど、反って目標にされるだけで案外効いていないような気もする。少なくとも時期尚早の感がある。もっとタイミングを見計らう必要があったでしょうね。 本譜に戻って、銀桂交換から△4七角と打ち込んで、一見後手が良さそうに見えるかもしれないが、実はそうではなくて、既に先手有利です。4四、6四と2つも銀頭を叩かれる傷が残っているのでは後手陣は収拾不能。特に6四の地点が急所なんですね。 だから63手目の▲5六桂が盤上この一手の決め手になりました。64手目はまだしも、△7三銀と辛抱するしかなかったのだけど、勢いですかね。攻めている場所が違うので攻めあいにならない。一方的な展開になってしまった。結局は後手の大局観に問題があったということでしょうか。
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- gungnir7
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この将棋は50手目周辺に勝負処なので、その辺に講評が集中するのは仕方ありません。 ▲5七銀と組み換えたところでは、やや作戦勝ちかもしれません。 次に▲7五歩△同歩▲7六歩と合わせ歩で駒を進出する手筋があり、 7六に金が出て▲6五歩と突けると角の活用も見込めて万全の態勢になります。 そこで後手は△5五歩と暴れてきたと思われますが、 △6五歩を▲同歩と取ったのが一局の方向を決める好手でした。 銀桂交換になりますが、64、44、56桂と先手だけおいしい手がたくさんあります。 手筋としては敵の打ちたいところに打てと△5六歩ですが ▲同銀と取られて歩切れになるし、後続手段も悩ましいです。 そこで後手は右玉の秘奥義・軟体受けを出して、相手に金駒を渡さないように頑張ってみます。 △4七角のところで△8二玉とかわします。△8二玉の利点は 1 ▲5四角の王手金取りを避ける 2 7二銀と逃げる余地を作る 3 6三からの打ち込みが王手にならない 相手にパンチを出させ続けて、攻め疲れたところで逆襲をねらいます。 ともかく後手はゴチャゴチャにして曲線的にしないと勝機はないわけですから、 本譜のような攻め合いは先手の快勝になるのは当然の帰結でしょう。 ..
お礼
とても参考になりました