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インバーターのワット数とは
- インバーターのワット数について説明します。インバーターのワット数は、インバーターが出力することができる最大電力を表します。
- サブバッテリーとインバーターを使用する場合、サブバッテリーが稼働する時間を計算することができます。具体的な計算方法を説明します。
- 具体的なインバーターのワット数の意味について説明します。連続出力350Wとは、インバーターが連続して出力できる最大電力を表しています。
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こんにちは。 記載いただいた条件だけでは必ずしも実際を推定しにくいのですが、精一杯記載していただいているので、次のように回答してみましょう。 ポイントは、「単純には約8時間。でも・・・」 電気の詳しくない方にはV,A,Wの計算も悩ましいかもしれませんが、インバータの問題はさらに理解しにくいですよね。 現実としては不確定な要素があるのですが、基本は単純なので次のような解説はいかがでしょう。 (1) インバータは、電圧を変化させるが、入口でも出口でも、ワット数は同じ。また、パソコン等の電源器も同様の考え方。(理想的な場合。効率は最後に換算する) 最近のインバータ(正確には、DC12VーAC100V電圧変換器)は大変に効率が良く、また、最近のパソコン等の「機械の電源器」(AC100V-DC19V等の電圧変換器)もまた大変に効率が良いので、ひとまず、「エネルギー保存の法則を守りながら電圧だけ変換する」と考えることが出来ます。このときの中心になる単位は「W」。 従って、最終的な出口での機器の電力合計150W(90W+60W)ならば、インバータに入ってゆく電力も150Wとなり、もし、バッテリの電圧(インバータの入口の電圧)が12Vなら、約12.5Aの電流が流れることになります。 この結果、容量(エネルギー総量)105Ahのバッテリーなら、105/12.5=約8.4時間もつ・・・という結果になります。 (2) でも、効率を考えないと・・・ 最近の機器の効率は良いとは言え、しかし、やはり効率は問題になります。これは「悪い要素が積算になって時間に影響する」と考えれば良いでしょう。 効率としてはつぎのものを想定します。 ・パソコン等の「機械の電源器」の効率・・80%くらい=0.8 ・インバータの効率・・70%くらい=0.7 ・バッテリの劣化率・・70%くらい=0.7 すると、0.8×0.7×0.7×8.4時間=3.3時間(!) 実は「良い効率」も積み重なると影響が大きいと言えます。 (3) でも、機器の消費電力も「稼働率」で差が・・・ さて、「機械」は何でしょうか。「機械」に表示された消費電力は、種類によって測定方法が決まっているのですが、必ずしも実情を反映していない場合も少なくありません。 パソコンならばほぼ表示通りなのですが、例えばプリンタならば印刷動作時の平均した消費電力であり印刷をしていない時間帯は極めて少なくなっています。 このような機器ならばバッテリの動作時間は大幅に増えることが期待できますが・・・こればかりは機械の種類と運転の実情次第ですね。 いかがでしょうか。 加えて、次のように解説を加えておきます。 ・連続出力 350W・・・消費電力の合計が350W以下なら、例えばインバータが少々熱くなったように見えても通常の室温ならば冷却機能がバランスして何時間でも運転して良い ・最大出力 385W・・・消費電力の合計が385W近くの場合、1分~数分くらいならばインバータは耐えられる(保護装置が動作しない)。プリンタで数枚を印刷している間だけは350Wを超えてしまうような場合でも不便にならないよう想定しているもの。もし、このようなプリンタで連続数百枚を印刷しようとすると、インバータ内の温度が上がりすぎて温度保護回路が反応したり、内蔵の電流検出センサ(と積算するコンピュータ)による保護回路が働いてインバータを止めてしまう。 ・サージ 700W・・・1秒程度だけなら700Wまで保護装置が動作しない。モーター機器(掃除機等)は、スイッチを入れた瞬間だけは極端に電流(消費電力)が大きくなる特性があるが、そのような瞬間的増大だけならこの範囲まで耐えられる。でも700W状態では数秒で保護装置が動作してインバータが停止してしまう。これは温度の問題ではなく、電子部品の「過電流保護」の意味合いが大きい。 (ただし、700Wといえば、前出の計算では、出力側の100Vでは7Aだが入口の12V側では60Aに近い。この場合、自動車用の鉛バッテリなどではバッテリそのものの電圧が8Vくらいに下がってしまって(”内部抵抗による電圧降下”と言います)インバータ出力電圧も落ちてしまい、結局モーターが始動しない場合も少なくないので注意。) さてさて、長くなりましたがご参考になりましたでしょうか。 お役に立てば幸です。
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- tetsumyi
- ベストアンサー率25% (1949/7547)
計算がムチャクチャです。 機械1のアンペア計算 90W / 25V = 3.6A 機械2のアンペア計算 60W / 19V = 3.2A ACアダプターを通して直流で機械が動くものとして、電圧が違う物の電流だけを足しても意味がありません。 URLのインバーターでは効率80%程度のようですから、12Vでは9A+6A=15A程度の電流が流れます。 サブバッテリー:105Ahであれば7時間程度でバッテリーは切れます。 ディープサイクルバッテリーであれば容量いっぱいまで使っても大丈夫ですが、車用のバッテリーなら容量の半分程度の残量で充電しないとすぐに劣化して使い物にならなくなりますから、3.5時間程度しか使うことはできません。
お礼
お礼おくれまして申しわけありませんでした。丁寧な解説ありがとうございました。一つ一つ理解するのに時間がかかりましたが、よく理解できました!本当にありがとうございました!
- fujiyama32
- ベストアンサー率43% (2301/5287)
[インバータ]は直流を交流に変換する装置を表します。 使用する予定の[SK350-112]の仕様は次の通りです。 入力電圧:DC12V 出力電圧:AC100V 50Hz または 60Hz(SW切換にて対応) つまり、負荷側に接続する機器は交流(正弦波出力波形)AC100V用 の機器(ノートパソコン、蛍光灯、電灯、ドライヤーなど)です。 直流の機器は接続できません。 使い方の問題になります。 どのような使い方を想定しているのでしょうか?
お礼
お礼おくれまして申しわけありませんでした。丁寧な解説ありがとうございました。一つ一つ理解するのに時間がかかりましたが、よく理解できました!本当にありがとうございました!
- mrkato
- ベストアンサー率47% (1008/2121)
105Ah定格バッテリーとの事で、例示が多い車載でパソコンやテレビ稼動でないかと。 http://sub-battery.com/ 念のため、フリマや同人出版イベントなどクローズドな会場持込は、施設や主催者で 「裸配線や、可燃ガスのリスクがある鉛バッテリーは使用禁止」のケースがあります。 メーカーページが未確認ですが、他に通販取り扱いが多いので記載が充実した所。 http://www.fieldyield.jp/SHOP/denryo-sk350-112.html 正規の紙カタログからの書き起こし、外形図取り込みと思われます。 こちらの仕様一覧には 連続出力350W、最大出力(3分間)385W、サージ電力700W ですので、放熱困難など異常がなければ二次側器具は合算350W上限でつないで構わない。 3分間最大定格は、その間掛かり続けてもマイコンで切らずに流すよう設定してあり、 休み無く繰り返しは勧められませんが、一過的に350W越しても支障ないという事です。 放熱性能を考慮して、表記の器具合計が400Wあるとかでも行ける意味です。 扇風機など定格消費電流が300Wなどの機器でも、電磁石の構造で回転始めに 高い電流が避けられない器具に対してサージ耐力が2倍まであるので、 単独で始動させるなど配慮をすれば、過電流故障の心配がない事もわかります。 定格出力電圧100V(正弦波マイコン制御、周波数スイッチ設定)とあり、 図面上では本体に一次側ヒューズは設置されていないので不明ですが、 12VDCで直結ケーブルに対し、バッテリーなど連続30A入力が必要と思われます。
お礼
お礼おくれまして申しわけありませんでした。丁寧な解説ありがとうございました。一つ一つ理解するのに時間がかかりましたが、よく理解できました!本当にありがとうございました!
お礼
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