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濃茶用の茶碗
薄茶は土と火の芸術の備前焼きを愛する、素人茶人です。とりあえず趣味で自分のためにお茶を点ており、お客さまを招くなどと言うことは先の話で、濃茶の心配は、緊急性はないのですが、実際、お茶をされている方は、濃茶を練るとき、どのようなお茶碗を使っているか興味があり、参考までにお聞きしたいです。この茶碗は濃茶との抹茶の色との愛称がよかったという感想などがあればお願いいたします。
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濃茶には無地の茶碗を用いる事が基本とされており、「一楽、二萩、三唐津」もしくは「一萩、二楽、三唐津」といわれます。 但し楽に関しては千家が強く関わる為、使用しない流派も有るようです。 ここからは個人的な意見になりますが、私は茶碗の色と茶の組み合わせはあまり気にしていません。 黒楽に濃茶が映えるという意見はよく耳にしますが、色より点てやすさを重視しています。 同じお茶を使っても、茶碗が違えば練り方も点てた茶の味も変わってきます。 逆に同じお茶碗でも、お茶が違えば練り方も点てた茶の味も、当然変わります。 私がよく使っている茶碗は萩(それほど高価な物ではありません)ですが、慣れていることもあって癖が少なく、茶の性格が分かりやすく気に入っています。 同じ萩焼でも茶碗によって癖が異なり、茶の性格が変わってしまうこともあります。 古い茶碗や名の知れた窯元ほど癖が強いように感じます。 しかし先に書いた私がよく使っている萩は(性格が)軽いと感じて好まない方もいると思います。 かといって自分の力量を超える茶碗や癖が掴めていない茶碗を使うと茶を活かせなくなる事も有ります。 無論、相性がよくない茶碗も使いこなせるように馴染ませていきますが、中には数年掛という茶碗もいました。 お茶と茶碗との相性もありますが、人と茶碗、人と茶との相性もありますので、幾度も練って点てていくしかないと思います。 蛇足になりますが、薄茶はともかく、濃茶の自己流はお勧めできません。 点前の型云々は兎も角としても、美味しいお茶をと思うのであれば、美味しいお茶を点てる先生の元で学ぶのが一番です。 同じ茶を、同じお茶碗、同じ分量の同じお湯で練っても、人によって点てた茶の味は異なります。 美味しく点てられた濃茶は見た目も艶やかで美しいものです。 師を探す際は先生によって重点を置く所が異なりますので、その点はお気をつけくださいませ。
お礼
なかなか回答がなく、素朴な質問なのか、難しい質問なのか、わからないところ、お返事を拝見いたしました。 感謝いたしております。 私も萩の七化けといわれる、使い込むほどに景色が変わるという萩焼には興味がありますが、とりあえず自分のために薄茶を点てているので、備前の2つの茶碗があれば、満足しております。 その、おいしく練られた、美しい濃茶というのを一服飲むという機会を楽しみ生きていきます。 またご縁があれば、メッセージお願いいたします。ネットでなくどこかでお会いすることもあるかも知れませんね。