- ベストアンサー
雨漏茶碗は清潔か?
- 茶道を習っていない素人でも、毎日抹茶を点てて茶道を学んでいる。
- 値段の割に上手く流れる長石釉と雨漏りの景色が良い茶碗が2000円で落札されたが、使用によるお茶よごれの清潔さに疑問がある。
- 自分で新品の茶碗を育てることで、雨漏茶碗の特徴を楽しみたいが、購入時に雨漏茶碗になることはわかるのか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
鑑定をしている番組で 焼き物を叩いた、音の響き方で どんな作品か見極めている方が居ます それくらいの鑑定眼が有れば、或いは可能かもしれません 有名な場所の陶磁器であっても、最近は機械で作られていると聞きます ですから 出来上がった物の質は、大体同じと考えて良いでしょう あとは経年による変化に期待する事になるでしょう ただ 信長や秀吉の時代にが使われていた茶器が今も残っているように 茶器は世代を超えて受け継がれる可能性が有るという事です あなたの代で、あなたの求めている物が完成するかどうか? は 私では判り兼ねます
その他の回答 (3)
- tea-toki
- ベストアンサー率27% (294/1082)
お手持ちの、 志野や萩茶碗などには貫入にも、使い続けることで、お茶がしみこみますよ。
お礼
tea-tokiさん こんばんは。 ご回答ありがとうございます。 おそらくは、萩茶碗は現在でも伝統的に「大道土」という吸水性の高い土を使い、萩の七化けの景色の変化を陶芸家の先生も考えて作陶されているかもしれませんが、志野茶碗というものが現在でも「もぐさ土」というものを使っているのか、私にはわかりません。 私の所有する志野茶碗は、最近、個展を頻繁にひらき始め、テレビでも作品紹介されため、現在では一部の不敬な茶人が、自分個人用に作品を造ってくれ。などと電話するらしく、ネットで先生には静かに作陶させる環境を作るべきだと、そのような茶人に批判の意見に同意する人が多い状態です。 しかし、私がこの志野茶碗を買った頃は、現在ほど名前が売れてなくて、先生に大事に育てますと葉書を出したら、先生から、わざわざ直筆の手紙をいただきました。 その手紙の電話番号に電話して志野茶碗の上手な育て方を先生に聞いたら、私の造る志野茶碗や織部茶碗は、料理の皿(現在は銀座の高級料理店で使われているらしい)を現在でも使えるように電子レンジでチンしても大丈夫とのこと。 「もぐさ土」なるものは、もろいのが特徴で、そのため三井記念美術館が所蔵する、日本で2つだけ指定されている国宝の茶碗の、ひとつである「卯花墻」は美と言う観点に加えて、安土桃山時代から、良くぞご無事で残った、現存数が少ない志野茶碗というのが、国宝たるゆえんに思っております。 果して「もぐさ土」で造った茶碗が電子レンジに耐えうるか?どのような土を使っているかは企業秘密と思われます。 2005年6月28日から9月19日まで、国立西洋美術館においてドレスデン国立美術館展が開かれましたが、そこで、西洋では中国や日本から輸入するしかない、幻の白い陶磁器を造るために、巨大な虫眼鏡のような集光器を陶磁器に当て、その灰の成分から錬金術師が白の謎を解き明かしたことを知りました。そして1709年にやっとマイセンが設立しました。 日本でも白は幻で、私の知っている限りでは、有楽町の出光美術館に来た、徳川美術館所蔵の室町時代の作とされる「白天目茶碗」が日本が造りえた長石釉を使った、白い茶碗の最古と思われます。 私が育て上げている志野茶碗の謎を解き明かそうと集光器を当て、傷つける気には、とてもなりません。 加藤陶九郎クラスの、たった数百万円の茶碗だったら実験してもいいですけどね。 物の価値はお金でなく、心で決めるものと思っております。 その精神で、一日の疲れを癒すため、これから、茶碗に向かい、一服、茶を点てます。 tea-tokiさんがお分かりになる点がありましたら再回答をお待ち申し上げます。 長文のお礼になってしまい、今回は茶わんを茶碗と記入いたしましたがご容赦ください。
- sparkle719
- ベストアンサー率12% (370/2998)
こういうのはお店に持っていって売れないからネットで出品している可能性もあると思います。
お礼
sparkle719さん ご回答ありがとうございます。 現在、私の質問に添付したヤフーオークションの茶わん(質問には「碗」と書いてしまいましたがが、茶道では普通に使う茶碗と区別するするために難しい「わん」の漢字なので「わん」にします)の画像を見てください。 うまく添付できましたが、数ヵ月したら、「このドキュメントは存在しません」と見れなくなります。 私が思うに、茶わんの全体の画像が見れて、雨漏のシミが絶妙なバランスを取り美しく思っております。 また、茶わんを使用し育てることで、これ以上、雨漏の大きさが大きくなったら逆に美が損なわれるのではないかと感じております。 それが、購入しなかった理由のひとつです。 つまり観賞用としてならいいですが、使用するにはどうか。 下手に画像で良く見ずネットで買ったら失敗する可能性は否めません。 女性であるsparkle719さんの視点では、この茶わんをどう思いますか?
- pigunosuke
- ベストアンサー率19% (1063/5529)
>題名とした経年の歳月を経ることによって生まれる雨漏茶碗はカビ等、神経質になり過ぎなくて良いのでしょうか? アオカビチーズが有るように、カビにも色々な種類があります カビはキノコと同じ菌類になります シメジや椎茸など、食べれる菌も有るし 食中毒を起こす毒キノコも有るです 味噌やお酒を仕込む時に使う麹菌も、カビの一種ですね 食中毒を起こすカビは、カビそのものでは無く カビの菌が毒を作るから食中毒を起こすです そして 熱湯をかければ、大抵の菌は死にます したがって 十分な熱湯消毒をすれば、問題無く使えます ただ やはりカビの跡が残る食器ですので、 精神的な部分で、使うのに躊躇してしまうでしょう 問題は その茶器は、十分な熱湯消毒が可能な物かどうか ですね 幾ら熱湯を入れる茶器とは言え、 亀裂が入っているからこそ漏れが生じる物でしょうし、古い物です 熱によって亀裂がどうなるのか? 私では判断できません 欠けた茶碗を、金属の治具で繋いだ茶碗というのはテレビで見た事がありますが そういう物では無いのですよね?
お礼
pigunosukeさん 再回答ありがとうございます。 私は大学で生物学を専攻し、細胞培養の実験に関わっていたことがあります。 細胞を培養する際、シャーレにカビが混入しないように、オートクレーブという一種の圧力釜のようなものでピペットを殺菌し、その温度は100℃以上です。 一般的なカビが何度で死滅するかは、お恥ずかしながら生物を専攻していたのにわかりかねますが、普通の熱湯では、完全に死滅させるのは困難かも知れません。 とにかく、私は茶わんを育てること(見込みに美しい貫入ができる)ことも楽しんでおり、お茶汚れを防ぐため、お茶の前に5分くらいぬるま湯に茶筅と共に浸しますし、使用後は、スポンジ(茶の湯専用)で洗った後、沸騰した熱湯をかけて、キッチンペーパーで拭き、良く乾燥させてから共箱にしまっております。 しかし、いろいろな茶わんを使用することでわかったことですが、窯で焼き締めて造る、備前茶わんは乾燥は早いと思いますが、志野茶わんは吸水性が高く、キッチンペーパーの上に乗せて乾かしていると、茶碗からの蒸気で高台の部分が湿っています。 そのため、私は寝て起きるまで6時間くらい乾燥させ、共箱にしまっておりますが、実際、茶道をやられていらしゃる方は、水屋で2~3日は乾燥させるのが常識のようですし、吸水性の高い、楽茶碗となると一週間くらい、人によると一ヶ月乾燥させるそうで、長次郎のかせた黒楽茶碗でお茶をしたいものですが、時間に追われる日々で、そんなに扱い辛い茶わんは使えません。 まあ、茶道なるものは、現役時代に猛烈に働いて稼ぎ、老後にやるものかもしれませんが、質問に書いた理由で私は茶道に興味があり、現在におけるグローバル化の世界の中で日本人として誇れるアイデンティティを身につけたいと思っている次第です。 茶わんにより熱湯に耐えられるか?は押さえて置きませんでした。 ご指摘ありがとうございます。 金属の治具で繋いだ茶わんとは、東京国立博物館が所蔵する青磁馬蝗絆のような茶わんですか? まさか。しかしそのような割れたら二度と造れないと言われるような、美しい茶わんに育てるのが私の秘かな夢です。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 音の響き方で、焼き物の作品の鑑定ができる方が、いらしゃるというのは初めて知りました。 ひとつ知識が増えました。感謝いたします。 料理人の世界では、ステーキの焼き加減をレアかミディアムを音で判断すると聞いたことがありますが、それも長年の修行を経たの経験と感による職人業と思います。 素人の私が、簡単に身につけられるとは、とても思えません。 現在持っている茶碗を交換してですが、毎日のように使っていたら、見込みの貫入は結構早く現れるので、雨漏茶碗造りにトライしてみようかと思いましたが、やはり難しいでしょうか? 「世代を超えて受け継がれる」という言葉に昔の人は物を粗末にしないという、現在の物にあふれた日本において見直さなければならないと思われる精神を雨漏茶碗に感じます。 先日、私の近所の方がなくなりましたが、遺品整理に40万円もらうではなく、業者に40万円払って処分したそうです。 ヤフーオークションで購入しておいたほうが良かったのではと、回答者様の話を聞いて未練が残りますが、現在、私は、絶版になって高騰している、内容の良い本を買うのに出費がかさんでおり、また、これ以上、茶碗を増やすのも、現在ある茶碗をかわいがる機会が減るのでやめておきました。 重ね重ねですがご回答に感謝いたしますが、題名とした経年の歳月を経ることによって生まれる雨漏茶碗はカビ等、神経質になり過ぎなくて良いのでしょうか?もっとも、そのようなことに神経質になっていたら、代々大切に受け継がれてきた心をもつ茶碗で茶道はできないかもしれないと思っております。 もう少しサイトを開けておきますので、再回答などありましたらよろしくお願いいたします。
補足
そろそろ、質問して一ヶ月となり、締め切らなければならず、回答が、なかなか、集まらないので、今回は、わざわざ、二度にわたる回答をくださり、茶わんの、よしあしを、茶わんを叩き、音を聞いて、わかるということを教えていただいた、pigunosukoさんをベスト・アンサーにして締め切ります。 陶芸家の先生に聞いたところ、お茶ではなく、お酒を入れて使用する方法の方が、雨漏茶わんが、早く出来るのではないか、と助言をいただきました。 ご回答された皆様方に感謝いたします。