• ベストアンサー

生物

生物の語句の意味の違いがわからなくて困ってます。 DNAと遺伝子と染色体、これらはどう違うのでしょうか…? 小さなことでもよいので回答よろしくお願いします。 (「参考書で調べろ」はやめてくださいね)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

私のイメージです。 通じているんで間違いないです。 遺伝子:タンパク質等の情報の「配列情報」のこと DNA:生物の遺伝情報(ゲノム)を構成する「物質」 染色体:ゲノムを構成するDNAとこれに結合しているタンパク等が凝集して形成された「構造体」 似ていますが、全くのベツモノです。 DNAは文字 遺伝子は言葉 ゲノムは物語 染色体は本 といったところでしょうか。

noname#174212
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。すみません。 回答、ありがとうございました。 通じている方に回答をしてもらえるなんて…とてもうれしいです。 わかりやすいたとえと正確な言葉。頼りになります! 本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.3

 DNAとはデオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)の略称で、ヌクレオチドという構成単位が多数集まって、長い2重螺旋(はしごを捻ったような形)状に結合した化学物質です。  DNAは、自然界では主に、生物の細胞核内などに存在しますが(他にもウイルスの一部やミトコンドリアや葉緑体の中などにも、DNAが存在しています)、化学物質なのですから、人工的に合成する事も出来ます。  ヌクレオチドはデオキシリボースという糖の一種と、リン酸と、4種類の有機塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)の内の何れか一つが結合したものです。  ヌクレオチドがDNAになる際には、デオキシリボースとリン酸がはしごの縦方向の柱を構成し、その2本の柱の間をつなぐ横木の部分は、左右のヌクレオチドが持っている塩基が互いに結合したもので構成されます。  その際、アデニンはチミンと対になって結合し、グアニンはシトシンと対になって結合する性質があります。  この性質を利用して、DNAの塩基同士の結合を切り離して、2重らせん構造を縦に2本に裂いて、デオキシリボースとリン酸の柱を各々1本だけ持つ分子に分けた後、新しいヌクレオチドを結合させますと、元のDNAと同じ塩基の並び方をしたDNAが2本できる事になります。  細胞が分裂する際には、分裂が起きるのに先立って、このDNAが縦に裂けて、同じ構造を持つ2本のDNAが作られます。  そして、細胞分裂の際に、複製された2本の同じ構造を持つDNAは、分裂後のそれぞれの細胞に1本ずつ分けて配られます。  このため、分裂した各々の細胞は、基本的に同じDNAを持つようになるのです。 【参考URL】  デオキシリボ核酸 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%9C%E6%A0%B8%E9%85%B8  ヌクレオチド - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%81%E3%83%89  モールス信号が長音と短音の2つの信号だけで文章を表す事が出来るのと同じように、DNAの中でアデニン、グアニン、シトシン、チミンがどの様な順番で並んでいるのかによって、「細胞内で蛋白質を合成する際に、どの種類のアミノ酸をどの様な順番で結合させて行けば良いのか」という蛋白質の設計方法を表す事が出来ます。  生物の身体は主に蛋白質と水から出来ていて、体内で起きている化学反応も、酵素という蛋白質の1種によって制御されていますから、蛋白質の設計図であるDNAは、生物の設計図でもある訳で、この蛋白質の設計図が遺伝情報という訳です。  処で、細胞核内のDNAの長い2重螺旋の中には、生物の遺伝情報を表している部分だけではなく、ジャンク等とも呼ばれる蛋白質の合成とは無関係な、遺伝情報を含んでいない部分も存在しています。  遺伝子とは、DNAの長い分子の中でも生物の遺伝情報を含んだ部分の事であり、遺伝情報を含んでいない部分はDNAではあっても、遺伝子とは言いません。  それから、ウィルスの中には、DNAの代わりにRNA(リボ核酸:ribo nucleic acid)を使っているものもあり、それらのウィルスの場合は、DNAではなくRNAの一部が遺伝子という事になります。 【参考URL】  遺伝子 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90  DNAの複製は細胞分裂が始まる前までに完了されていて(というより、DNAの複製が済んていない間は細胞分裂は行われない)、細胞分裂が始まる直前には、前回の細胞分裂が完了した直後の時と比べて、核内のDNAの量は2倍になっています。  細胞核内では、DNAはヒストンと呼ばれる蛋白質の一種に絡まっていて、1本のDNA分子は非常に多くのヒストン分子を数珠つなぎにしながら伸びています。  細胞分裂が始まりますと、このDNAとヒストンからなる数珠が螺旋コイル状に折り畳まれ、そのコイルが更に2重のコイル状に折り畳まれ、という具合にDNAとヒストン蛋白からなる数珠が幾重にもコイル状に折り畳まれて太くなったものが染色体です。  元々は1本だったDNAが複製されて2本になった際には、その同じ構造を持つ2本のDNAは、細胞内でちりじりに分かれたりしない様に、長い鎖状の分子のある一点、セントロメアと呼ばれる箇所で、クロマチンと呼ばれる蛋白質によって束ねられています。  これによって、複製された2本のDNAの両方が、分裂後の細胞の片方だけに偏って配られてしまう事が防がれています。  つまり、アルファベットのXに似た形をしている染色体は、その1本1本が、同じ塩基配列を持つ2本のDNAが、折り畳まれて太くなったものであり、Xの2本線が交差している箇所が、2本のDNAが束ねられているセントロメアという事です。  人間には染色体が46本ありますが、これは人間の細胞の核内には、細胞分裂の直後にはDNAの長い2重螺旋構造を持つ分子が、46本(46分子)あり、これが細胞分裂の直前になるとDNA分子は倍の92本となっていて、その92本のDNA分子が同じ塩基配列を持つ者同士で2本ずつ束になって折り畳まれて太くなっているという事です。 【参考URL】  染色体 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93  ヒストン - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3  セントロメア - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2

noname#174212
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。すみません。 丁寧に回答してくださってありがとうございました。 こんなにたくさん丁寧に調べてくださるなんて思っていもいませんでした。 わざわざ、私のために時間を割いてくださってありがとうございました。

回答No.2

遺伝子<DNA<染色体<核 となります。 DNA(ATGCの羅列)の中に、 意味の成す配列(タンパク質をコードするもの)、 つまり、遺伝子があり、 DNA自体は、クロマチンなどのタンパク質と複合体をつくって 染色体を形成しています。 その染色体は核の中にあります。

noname#174212
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。すみません。 簡潔な回答、ありがとうございました。 不等号を使って説明してくださったので、とてもわかりやすいです。 わたしは、大きさの比較について一番知りたかったので、役に立ちました! 本当にありがとうございました。

回答No.1

DNAは、物質の名前、いわば、情報の入れ物が何でできているかということ。 遺伝子は、機能の名前、いわば、情報の種類・働きはなにかということ。 染色体は、細胞内での存在形態の名前、いわば、情報の入れ物はどんな姿・形なのかということ。

noname#174212
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。すみません。 簡潔な回答、ありがとうございました。 具体例を挙げて説明してくださったので、容易に想像することができました。 本当にありがとうございました。