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コンドロイチン・グルコサミンの効能について
現在63歳の男性です。 10年前から、ジョギング・ウォーキングを毎日2時間ほどやっていますが、この2~3年は、歩く・走るペースが3~4割は落ちてきています。 まあ、これも歳のせいかなとはおもいますが、テレビ・新聞などで、よく、コンドロイチン・グルコサミン配合のCMをみていますと、加齢による体力の衰えを防ぐようにアピールしているように思われます。 しかし、Wikiなどで調べてみますと、医学的には、効能有り無しが不確定というようなことしかわかりません。 実際に使用してみて、効能が実感できるものなのかどうか、よろしかったら、お教えください。
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>実際に使用してみて、効能が実感できるものなのかどうか、よろし >かったら、お教えください。 サプリメントで栄養補給の効果は人それぞれです。実際のところ使用 する本人の意志によるものですから、次に書き込んだ事柄を参考にし て、判断してもらうしかないというのが現実です。 ≪グルコサミン・コンドロイチンの効能≫ ◇サプリメントで足りない栄養素を補うという考え方は間違っている。 身体の中で合成される物質を、飲んで補うことはほぼできない。 飲んで補うとなると、医学的にはかなり怪しくなります。特に生体内で 合成できる物質を経口摂取で補うという話だと、その多くは疑似科学 の世界となり、現実味が急になくなってきます。 ◇グルコサミン、コンドロイチンは、細胞間質にある合成しやすい親水 性の物質です。 1.グルコサミンは単糖 2.コンドロイチン(コンドロイチン硫酸など)は複数の構造があり、通常 は蛋白質と結合して存在している多糖類です。 3.人体は解剖学的部位により組成が異なります。部位により大きくは 異ならないのが細胞間質(細胞外マトリックスとも呼ぶ)。 4.細胞間質とは字面通り、細胞と細胞との隙間のことです。細胞と細 胞の隙間はどこにもあります。そして、どこでも合成できるためには体 内で合成できない材料は使いません。 5.細胞間質は細胞外液がある場所である、ともいうことができます。 細胞外液には親水性の有機物質があり、含水量も調節できる有機物 質があります。 6.親水性の有機物質には、糖から合成する多糖類とアミノ酸から作る 蛋白質があります。 7.糖質は合成しやすい種類の糖から出来た多糖類の方が合成しやす く、ゆえに、グルコサミン、コンドロイチンは、細胞間質に豊富に存在す る糖の一種となります。 8.必須アミノ酸から作るとアミノ酸が足りなくなる可能性があるので、 細胞間質にある蛋白質は、必須アミノ酸を含まない方が合成しやすい 特性があります。 ◇口から入った物質の行方 1.グルコサミンはブドウ糖、コンドロイチンは乳糖が基本構造です。 2.経口摂取で体内に入った親水性の物質は、胃酸に強い物質の場合、 消化、吸収されてから肝臓に行き、肝臓に直ぐに取り込まれなかった 分は一定時間血中にとどまります。ちなみに胃は糖を吸収しませんが、 小腸から単糖だけは吸収されます。 3.グルコサミンは、消化されずに吸収されます。 4.コンドロイチンは乳糖分解酵素が無い人または少ない人では消化さ れずに体外に排出されます。 ◇効かない証明は難しい 1.細胞間質は複数の物質が入り混ざって存在しています。 2.水分量が多いため細胞間質の量を測定するのは非常に難しく、測定 方法が実質的にない細胞間質にある物質を経口で摂取した場合、摂 取前と摂取後を比べる方法がありません。 ◇コンドロイチンは軟骨に届かない 1.コンドロイチンは軟骨に関係が強い物質ですが軟骨を増加させるかを 確かめる事はほぼ不可能です。 3.経口摂取した場合に軟骨を増加させないという論理を組み立てるのは 簡単です。ちなみに中学・高校の授業では、人の細胞は血管から栄養 を得ていると教えています。基本的には正しいのですが、例外も複数あ ります。たとえば軟骨は半透明な成分でできており血管がありません。 4.軟骨は関節内の液体、関節液から栄養を得ています。 血中濃度が増加しても関節液中の濃度が増加しない限り効果は出ませ ん。 5.コンドロイチンは、消化管で消化されると多糖でなくなり、消化されない と排泄されて、(関節液中からしか軟骨に届かないため)軟骨には影響し ないと考えるのが妥当になります。 ◇グルコサミン、コンドロイチンは無害 1.グルコサミンは、血糖を増加させる可能性はありますが、ブドウ糖と同 じ程度です。 2.コンドロイチンは、牛乳を摂取したのと同じですので、乳糖不耐症の人 では消化器症状が出る可能性があります。コンドロイチン、グルコサミン は経口から少量摂取しても無害です。 3.消化不要で成分がそのまま吸収されるのはグルコサミンです。 グルコサミンは動物に取り込まれる事が証明されていますので、飲む理 由を合理的に説明することはできません。 ≪用法・用量≫ ◇1日の必要量 1.1日の必要量:グルコサミン5に対してコンドロイチン4が理想的と言わ れています。 一般的に、 • グルコサミン1500mg • コンドロイチン1200mg が関節痛改善に必要とされている量と言われます。 2.さらに詳しく調べてみると、やはり体重によって1日に最低必要なグル コサミンとコンドロイチンの量というデータがあります。 •体重別による1日の最低必要な摂取量 と効果的な摂取量 体重別 --1日の最低必要摂取量--1日の効果的摂取量 54Kg以下の人- グルコサミン1000mg+コンドロイチン800mg 55~90Kgの人- グルコサミン1500mg+コンドロイチン1200mg 90Kg以上の人- グルコサミン2000mg+コンドロイチン1500mg 3.関節痛改善にはこの2つの成分(グルコサミン、コンドロイチン)を一緒 に摂る方が効果的と言われています。 4.また飲み方としては グルコサミン、コンドロイチンともに、1日2~3回に 分けて摂取するのが良いと言われています。 ◇副作用 1.グルコサミンの副作用:過剰摂取しなければ特に副作用はありません。 2.コンドロイチンの副作用:問題となる健康被害や過剰症は報告されてい ません。 3.アレルギー グルコサミンのサプリメントはカニ、エビ、ロブスターなど甲殻類の殻を使っ ていることが多いため、甲殻類や魚介類にアレルギー反応を示す人が摂 取するとアレルギーを起こすことがあります。 ※このようなアレルギーの方たちは、トウモロコシ(コーン)から抽出された グルコサミン製品を摂取するべきです。 長文になりましたが、ご了解いただきたいと思います。
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- tomoakiaida
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うちの母は80近くですが、これを飲んでから関節の調子がよくなったと言ってます。が、国産のものはダメでしたね。アメリカのだと効果抜群だと言ってます。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 「関節の調子がよくなった」というのは、朗報です。でも、アメリカのものだと言うのは、さすがサプリメント大国だと感心しますが、価格面ではどうなのでしょうか?
- borg121
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53歳ですが、多いに効果ありでした。 手の甲とかに加齢によるシミができてきて、「ああ、もう年だからなあ。」と思っていたのですが、コンドロイチン・グルコサミンを飲み始めて2~3日で、皮膚に艶がでてシミが目立たなくなって、びっくりしました。 あくまで個人の感想ですが、ウソでもでっち上げでもないです。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 CMで謳っているような効能はあるのですね。 しかし。わたしの今回の「症例」にもあてはまるかどうか、そこまでは分かりませんね。
- dondoko4
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失礼ながら、その程度なら不必要。もっと切実に悩んでいる方がいます。加齢による体力の衰えは防ぐことはできません。たとえ医療でも。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 貴重なご意見を、どうもありがとうございました。 「体力の衰え」に、もう少し真正面から向き合おうと思います。
お礼
どうも、詳細で、ご丁寧なご回答、ありがとうございます。 安易にサプリメントに頼るのは(即効を期待するのは)、やめたほうがいい事がわかりました。 No.1さんもおっしゃっていたように、関節痛など、よほど症状が重い人が服用を考えるべきなのかもしれませんね。